TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025138339
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024037370
出願日
2024-03-11
発明の名称
ストレージタンク受渡システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B63B
27/30 20060101AFI20250917BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】波や風が荒れた状況でも、安定したエネルギー受渡が可能なストレージタンク受渡システムを提供する。
【解決手段】ストレージタンク受渡システム1は、所定のエネルギーが貯蔵されたストレージタンクSTを、海上に浮かぶ浮体100から海上又は陸上のエネルギー回収場所200へ受け渡すシステムである。外力によって生じるモーメントのキャンセル機能を有する少なくとも1つの防振器320を備えた受渡機構300と、前記浮体及び前記エネルギー回収場所の少なくとも一方に生じる前記モーメントに関するモーメント情報を取得して、前記モーメントをキャンセルしつつ前記ストレージタンクが受け渡しされるように、前記受渡機構の前記防振器を制御する受渡制御機構400と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
所定のエネルギーが貯蔵されたストレージタンクを、海上に浮かぶ浮体から海上又は陸上のエネルギー回収場所へ受け渡す、ストレージタンク受渡システムであって、
外力によって生じるモーメントのキャンセル機能を有する少なくとも1つの防振器を備えた受渡機構と、
前記浮体及び前記エネルギー回収場所の少なくとも一方に生じる前記モーメントに関するモーメント情報を取得して、前記モーメントをキャンセルしつつ前記ストレージタンクが受け渡しされるように、前記受渡機構の前記防振器を制御する受渡制御機構と、
を備えるストレージタンク受渡システム。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記浮体は発電に利用するカイトが取り付けられた非係留の発電浮体であって、前記ストレージタンクの受渡時に、前記カイトをしまうカイト回収機構を有する、請求項1に記載のストレージタンク受渡システム。
【請求項3】
前記エネルギー回収場所は回収船であり、前記受渡制御機構は、前記浮体及び前記回収船のそれぞれに関して、前記モーメント情報を取得して前記モーメントがキャンセルされるように前記防振器を制御する、請求項1または2に記載のストレージタンク受渡システム。
【請求項4】
前記受渡制御機構は、前記浮体と前記エネルギー回収場所との間の受渡に伴う前記ストレージタンクの重量変化も考慮して前記モーメントをキャンセルする、請求項1~3のいずれか一項に記載のストレージタンク受渡システム。
【請求項5】
前記受渡機構は複数の関節を有するロボットアームを含み、前記複数の関節の少なくとも1つに前記防振器が備えられている、請求項1~4のいずれか一項に記載のストレージタンク受渡システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エネルギーが貯蔵されたストレージタンクを、海上で受け渡すストレージタンク受渡システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
エネルギーを海上で移送する方法として、エネルギー供給船をエネルギー需給船に横付けして各船のマニフォールド間を、ホースでつなぐ方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-37360号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記移送方法においては、2船間係留の安定性を確保するため、一定の水面高さを基準にして、エネルギー供給船に複数のマニフォールドを設けている。しかしながら、波や風が荒れた状況でのエネルギー受渡は考慮されていない等、各種の技術的な問題点がある。
【0005】
本発明は、波や風が荒れた状況でも、安定したエネルギー受渡が可能なストレージタンク受渡システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態としてのストレージタンク受渡システムは、所定のエネルギーが貯蔵されたストレージタンクを、海上に浮かぶ浮体から海上又は陸上のエネルギー回収場所へ受け渡す、ストレージタンク受渡システムであって、外力によって生じるモーメントのキャンセル機能を有する少なくとも1つの防振器を備えた受渡機構と、前記浮体及び前記エネルギー回収場所の少なくとも一方に生じる前記モーメントに関するモーメント情報を取得して、前記モーメントをキャンセルしつつ前記ストレージタンクが受け渡しされるように、前記受渡機構の前記防振器を制御する受渡制御機構と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一形態に係るストレージタンク受渡システムは、浮体からエネルギー回収所へストレージタンクを受け渡す受渡機構に少なくとも1つの防振器が備えられている。この防振器は、浮体及びエネルギー回収所の少なくとも一方に生じるモーメントのキャンセ機能を有している。受渡制御機構による防振器の制御により、浮体及びエネルギー回収所の少なくとも一方に生じるモーメントはキャンセルされつつストレージタンクの受渡が行われる。従って、当該ストレージタンク受渡システムによれば、海上におけるストレージタンクの受渡であっても、外力による影響を抑えることができる。即ち、当該ストレージタンク受渡システムによれば、波や風が荒れた状況でも、安定したエネルギー受渡が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係るストレージタンク受渡システムの一例を示す概略構成図。
船における座標系の一例を示す図。
第1実施形態におけるストレージタンク受渡システムの概略構成図。
防振器の一例の概略構成図
浮体の一例の概略構成図。
回収船の一例の概略構成図。
発電浮体における処理の一例を示すスローチャート。
回収船における処理の一例を示すスローチャート。
防振器制御処理の一例を示すフローチャート。
図3Aに示された受渡装置の変形例を示す図。
第2実施形態におけるストレージタンク受渡システムの概略構成図。
第2実施形態における、回収船及び発電浮体のそれぞれで行われる処理の一例を示すシーケンス図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1.ストレージタンク受渡システムの概要
まず、本発明に係るストレージタンク受渡システム1の一例の概要は、図1を用いて説明される。本発明に係るストレージタンク受渡システム1では、所定のエネルギーが貯蔵されたストレージタンクSTが、海上に浮かぶ浮体100からエネルギー回収場所200へ、受渡機構300によって渡される。ストレージタンクSTに貯蔵されるエネルギーの種類は問われない。ストレージタンクSTに貯蔵されるエネルギーは、例えば、浮体100において、再生可能エネルギーを利用して発電された電気エネルギーでよい。或いは、ストレージタンクSTに貯蔵されるエネルギーは、例えば、浮体100以外で得られたエネルギーでもよい。
【0010】
エネルギー回収場所200は、ストレージタンクSTが回収されるための場所である。エネルギー回収場所200は、陸上又は海上における適宜の場所でよい。エネルギー回収場所200は、例えば、陸上又は海上の回収施設でよい。エネルギー回収場所200は、例えば、海上における回収船でよい。回収船は、例えば、海上でストレージタンクSTを、浮体100から回収して、所定のエネルギー需要地へ輸送してよい。以下、エネルギー回収場所200として機能する回収船を、回収船200という。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
トヨタ自動車株式会社
車両
19日前
トヨタ自動車株式会社
方法
29日前
トヨタ自動車株式会社
装置
18日前
トヨタ自動車株式会社
装置
18日前
トヨタ自動車株式会社
車両
8日前
トヨタ自動車株式会社
電池
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電池
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
17日前
トヨタ自動車株式会社
車両
25日前
トヨタ自動車株式会社
車両
24日前
トヨタ自動車株式会社
車両
22日前
トヨタ自動車株式会社
回転子
9日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
9日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
8日前
トヨタ自動車株式会社
サーバ
2日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
表示装置
10日前
トヨタ自動車株式会社
車両構造
26日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
8日前
トヨタ自動車株式会社
通信装置
25日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
22日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
24日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
25日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
22日前
トヨタ自動車株式会社
加熱装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
溶接装置
22日前
トヨタ自動車株式会社
液系電池
26日前
トヨタ自動車株式会社
ステータ
26日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
10日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
8日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
25日前
続きを見る
他の特許を見る