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公開番号2025139187
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024037995
出願日2024-03-12
発明の名称水素タンクのマウント構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60K 15/07 20060101AFI20250918BHJP(車両一般)
要約【課題】マウントの際に用いられるゴムが破断することを抑制することができる水素タンクの支持構造を提供する。
【解決手段】水素タンクの支持構造であって、水素タンクの口金の周囲に直接マウントゴムが固定され、マウントゴムを介して水素タンクの口金が支持体に挟み込まれて支持されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
水素タンクの支持構造であって、
前記水素タンクの口金の周囲に直接マウントゴムが固定され、
前記マウントゴムを介して前記水素タンクの前記口金が支持体に挟み込まれて支持されている、
水素タンクの支持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、水素タンクのマウント構造（支持構造）に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には水素タンクにおいて、口金をネックマウントして（口金の首部を支持して）固定することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１７－２０６０４２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
口金をネックマウントする際に、ネックブロックを用いることが考えられる。このような場合、ネックブロックとブラケットの間にマウントゴムが介されるが、車両衝突時等のような衝撃を受けた際には、水素タンクの側面側に当該衝撃が伝わりやすく、マウントゴムがせん断して水素タンクが落下する虞がある。
【０００５】
本開示は、これらの実情に鑑みてなされたものであり、マウントの際に用いられるゴムが破断することを抑制することができる水素タンクの支持構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本願は、水素タンクの支持構造であって、水素タンクの口金の周囲に直接マウントゴムが固定され、マウントゴムを介して水素タンクの口金が支持体に挟み込まれて支持されている、水素タンクの支持構造を開示する。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、マウントゴムの摩擦により水素タンクの回転を防止されるとともに、マウントゴム本体が支持体で拘束されるため、車両の衝突等の衝撃を受けてもマウントゴムの破断の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は水素タンク１０の外観を模式的に示す図である。
図２は水素タンクの支持構造２０を説明する図である。
図３は水素タンクの支持構造３０を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
１．水素タンクの構造
図１は、本開示の１つの形態にかかる水素タンクの支持構造により支持される水素タンク１０について説明するための斜視図である。
水素タンク１０は、例えば不図示の燃料電池に供給する燃料ガスとしての水素を高圧で貯留するタンクである。ここで適用できる水素タンク１０は公知の通りであるが、例えば水素タンク１０は、筒状のシリンダー部１１と、シリンダー部１１の軸方向の両側に連続して設けられ、軸方向に進むにつれて径が小さくなるように形成されるドーム部１２を有する。シリンダー部１１及びドーム部１２は、いずれもライナーを、フィラメントワインディング法（ＦＷ法）による繊維束の巻き付けにより形成した繊維補強層で覆うことで形成されている。
【００１０】
ドーム部１２のうちシリンダー部１１に連続する側とは反対側（径が最も狭められた端部）には口金１３が備えられる。口金１３は、ドーム部１２の部位に相当するライナーで保持された上で、その一部はライナーと共に繊維補強層で覆われている。そして、他の一部がドーム部１２から突出して配置される。当該突出した部分が首部１３ａとされ、この首部１３ａが後述する水素タンクの支持構造２０、３０により支持される。
なお、口金１３には不図示のバルブ機構が接続される。バルブ機構は、タンク内へのガス供給およびタンクからのガス排出に関与する各種弁機構を具備している。
（【００１１】以降は省略されています）

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