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公開番号2025139251
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024038086
出願日2024-03-12
発明の名称モータ及びモータ製造方法
出願人ニデック株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 5/04 20060101AFI20250918BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】作業性が向上し、ケーシングの接合強度が向上したモータを提供する。
【解決手段】モータ1は、軸方向に延びるシャフト4と、シャフトとともに回転するロータ2と、ロータに対して径方向に対向するステータ3と、シャフト、ロータ及びステータを収容する第1ケーシング5と、第1ケーシングの軸方向一側に位置する第2ケーシング6と、を有する。第2ケーシングは、軸方向に見て外方に拡がるフランジ部62を有する。第1ケーシングは、軸方向一側に、フランジ部に接合される取付部52を有する。第1ケーシング及び第2ケーシングは、取付部と、フランジ部の先端部とに跨り、且つ、第1ケーシングを構成する材料と第2ケーシングを構成する材料とが溶融して固化した溶接部7を含む。溶接部は、第2ケーシングのフランジ部の軸方向一側の端面に、少なくとも第2ケーシングを構成する材料が溶融して固化した溶融部を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸方向に延びるシャフトと、
前記シャフトとともに回転するロータと、
前記ロータに対して径方向に対向するステータと、
前記シャフト、前記ロータ及び前記ステータを収容する第1ケーシングと、
前記第1ケーシングの軸方向一側に位置する第2ケーシングと、
を有するモータであって、
前記第2ケーシングは、
前記軸方向に見て外方に拡がるフランジ部を有し、
前記第1ケーシングは、
前記軸方向一側に、前記フランジ部に接合される取付部を有し、
前記第1ケーシング及び前記第2ケーシングは、
前記取付部と、前記フランジ部の先端部とに跨り、且つ、前記第1ケーシングを構成する材料と前記第2ケーシングを構成する材料とが溶融して固化した溶接部を含み、
前記溶接部は、
前記第2ケーシングの前記フランジ部の前記軸方向一側の端面に、少なくとも前記第2ケーシングを構成する材料が溶融して固化した溶融部を有する、
モータ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載のモータにおいて、
前記溶接部は、
前記軸方向一側から軸方向他側に向かうほど断面積が小さい、
モータ。
【請求項3】
請求項1に記載のモータにおいて、
前記第1ケーシングは、
前記軸方向一側に開口を有し、
前記取付部は、
前記軸方向一側に突出するとともに前記開口を囲む環状であり、
前記第2ケーシングは、
前記フランジ部の前記先端部が前記取付部に接合されて、前記第1ケーシングの前記開口を覆っている、
モータ。
【請求項4】
請求項3に記載のモータにおいて、
前記溶接部は、
前記第1ケーシングにおける前記取付部の前記軸方向一側の全周と、前記第2ケーシングにおける前記フランジ部の先端部全周とに跨っている、
モータ。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のモータにおいて、
前記第1ケーシングの前記取付部の前記軸方向一側と、前記第2ケーシングの前記フランジ部の先端部における軸方向他側とは、前記軸方向に対向していて、
前記溶接部は、
前記第1ケーシングの前記取付部の前記軸方向一側と、前記第2ケーシングにおける前記フランジ部の先端部の前記軸方向他側とに跨っている、
モータ。
【請求項6】
請求項3に記載のモータにおいて、
前記第1ケーシングの前記取付部の内周面と、前記第2ケーシングの前記フランジ部の外周面とは、対向していて、
前記第1ケーシングの前記取付部の前記軸方向一側の端面と、前記第1ケーシングに対して内周側に位置する前記フランジ部の外周側における前記軸方向一側の端面とは、同一平面上に位置し、
前記溶接部は、
前記第1ケーシングの前記取付部の前記内周面と、前記第2ケーシングの前記フランジ部の前記外周面とに跨っている、
モータ。
【請求項7】
請求項6に記載のモータにおいて、
前記第1ケーシングの前記取付部は、
内周面に、前記第2ケーシングにおける前記フランジ部の軸方向他側の面と接触する突出部を有する、
モータ。
【請求項8】
請求項6に記載のモータにおいて、
前記溶接部の前記軸方向の長さは、
前記フランジ部の前記外周面の前記軸方向の長さの半分以下である、
モータ。
【請求項9】
請求項6に記載のモータにおいて、
前記溶接部の前記軸方向の長さは、
前記フランジ部の前記外周面の前記軸方向の長さの半分よりも大きい、
モータ。
【請求項10】
請求項6に記載のモータにおいて、
前記第1ケーシングの前記取付部は、
前記軸方向一側の端面における外周側に、非溶融状態の非溶融部を有し、
前記軸方向に見て、前記フランジ部の幅方向における前記溶接部の長さは、
前記非溶融部の前記幅方向の長さよりも、大きい、
モータ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ及びモータ製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ステータを収容する第1ケーシングと、前記第1ケーシングに対して、モータの回転軸が延びる方向に接続された第2ケーシングとを有するモータが知られている。このようなモータとして、内部にステータを収容したケースを、前記ケースの開口部を閉塞するブラケットにねじで固定した構成が開示されている(例えば、特許文献1)。また、第1のギヤハウジング部と第2のギヤハウジング部とが摩擦攪拌接合連結によって永久的に連結された構成が開示されている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2024-14387号公報
特表2016-509178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数のケーシングが複数のボルトによって締結されているモータでは、前記複数のケーシングが突き合わされた部分のうち、ボルトが位置していない部分に隙間が形成される可能性がある。そのため、ケーシング同士の接合強度が十分でない場合がある。
【0005】
また、一般的に複数のケーシング同士は、一方のケーシングの開口を覆うように他方のケーシングのフランジ部が重ね合わせられる。そのため、複数のケーシングの合わせ面同士は、軸方向に対向している。よって、前記複数のケーシングを摩擦攪拌接合連結によって接合する場合、摩擦攪拌ツールを前記軸方向と交差する方向から接触させて、周方向に移動させる必要がある。このため、摩擦攪拌ツールを移動させるために広いスペースが必要となり、接合作業の作業性が良くないという問題があった。
【0006】
そこで、第1ケーシングと第2ケーシングとの接合強度が向上可能で、且つ、接合作業の作業性を向上可能な製造方法によって製造可能なモータの製造方法が求められている。
【0007】
本発明の目的は、接合作業の作業性を向上可能な製造方法によって製造可能であるとともに、第1ケーシングと第2ケーシングとの接合強度が向上したモータを得ることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態に係るモータは、軸方向に延びるシャフトと、前記シャフトとともに回転するロータと、前記ロータに対して径方向に対向するステータと、前記シャフト、前記ロータ及び前記ステータを収容する第1ケーシングと、前記第1ケーシングの軸方向一側に位置する第2ケーシングと、を有するモータである。前記第2ケーシングは、前記軸方向に見て外方に拡がるフランジ部を有する。前記第1ケーシングは、前記軸方向一側に、前記フランジ部に接合される取付部を有する。前記第1ケーシング及び前記第2ケーシングは、前記取付部と、前記フランジ部の先端部とに跨り、且つ、前記第1ケーシングを構成する材料と前記第2ケーシングを構成する材料とが溶融して固化した溶接部を含む。前記溶接部は、前記第2ケーシングの前記フランジ部の前記軸方向一側の端面に、少なくとも前記第2ケーシングを構成する材料が溶融して固化した溶融部を有する。
【0009】
本発明の一実施形態に係るモータ製造方法は、軸方向に延びるシャフトと、前記シャフトとともに回転するロータと、前記ロータに対して径方向に対向するステータと、前記シャフト、前記ロータ及び前記ステータを収容する第1ケーシングと、前記第1ケーシングの軸方向一側に位置する第2ケーシングと、を有するモータを製造する方法である。前記モータ製造方法は、前記第1ケーシングの前記軸方向一側に突出する環状の取付部に対して、前記第2ケーシングにおける前記軸方向に見て外方に拡がるフランジ部の先端部を配置する配置工程と、前記軸方向に見て、前記フランジ部の先端部を含む領域を前記軸方向一側から摩擦攪拌接合する接合工程と、を有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一実施形態によれば、接合作業の作業性を向上可能な製造方法によって製造可能であるとともに、第1ケーシングと第2ケーシングとの接合強度が向上したモータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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