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公開番号
2025140587
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024040084
出願日
2024-03-14
発明の名称
資産の稼動状況管理システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G06Q
30/0645 20230101AFI20250919BHJP(計算;計数)
要約
【課題】 資産の稼働状況を管理するシステム2に於いて、各資産の稼動状況に基づいて、各資産の遺失の可能性の有無を判定し、遺失の可能性のある資産が検知されたときには、その旨を管理者等に通知できるようにする。
【解決手段】 空間内に於ける保管される資産の移動状況を管理するシステム2は、資産の稼動状況に基づいて、資産の遺失の可能性が高くなるほど値が大きくなる遺失可能性指標値を算出する手段と、システムにて移動状況が管理されている資産のうちで、遺失可能性指標値が、過去に遺失した資産の遺失の稼動状況に基づいて算出された遺失可能性指標値に基づいて決定される閾値を超えている資産が検知されたときに、その旨をシステムの管理者又は使用者へ通知する手段とを含む。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
空間内に於ける保管される資産の移動状況を管理するシステムであって、
前記資産の稼動状況に基づいて、前記資産の遺失の可能性が高くなるほど値が大きくなる遺失可能性指標値を算出する手段と、
前記システムにて移動状況が管理されている資産のうちで、前記遺失可能性指標値が、過去に遺失した資産の遺失の稼動状況に基づいて算出された遺失可能性指標値に基づいて決定される閾値を超えている資産が検知されたときに、その旨を前記システムの管理者又は使用者へ通知する手段と
を含むシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空間内に保管された資産(物品)の稼働状況を管理するシステムに係り、より詳細には、資産の遺失の可能性や稼動の有無を管理するシステムに係る。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
物品である資産の有無や保管場所などの情報を管理し、資産の稼働状況を管理できるようにするシステムが提案されている。例えば、特許文献1に於いては、物品にその物品を示す物品情報が記録されたRFID(Radio Frequency Identification)タグ(モノタグ)を取り付け、物品の配置され得る空間に於ける適宜設定された幾つかの場所に、各場所の情報が記録されたRFIDタグ(場所タグ)を配置し、RFIDリーダにより、モノタグと場所タグとを、順次、読み取ったときに、一のモノタグを読み取った時刻に近い時刻に読み取られた一の場所タグの場所の周辺領域(ゾーン)が、その一のモノタグの物品の置かれている領域であると特定することにより、物品の有無と保管場所を管理するシステムが開示されている。かかるシステムの構成によれば、物品と場所に付されたRFIDタグをRFIDリーダで読み取るだけで、物品の保管及び持出の管理が可能となり、便利である。また、特許文献2では、IT資産の稼動状況を表す稼動データと、余剰を有すると判定されるための稼動状況の要件を表す余剰判定ルールとに基づいて、資産の余剰の有無を判定するシステムが提案されている。なお、特許文献3では、複数の事業システムで稼動する複数のIT資産の需要または供給の遷移を表す需給データと提供価格を含む実績データと評価対象となるIT資産に関するデータとに基づいて、IT資産が提供された場合の提供価格を表す価値データを算出するシステムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-9899
特開2007-11620
特開2007-11621
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
倉庫などの空間内に於ける任意の資産の保管状況や資産の移動状況、持出若しくは貸出状況(以下「稼働状況」と称する。)を管理するシステムに於いて、状況を管理されている資産が、持出、返却、保管を繰返すうちに遺失してしまうことがある。そのような遺失してしまった資産の遺失までの稼働状況には、ある程度の傾向があるので、稼働状況に同様の傾向を有する資産は、今後、遺失してしまう可能性があると判断できる。そこで、資産の稼働状況を管理するシステムに於いて、管理されている各資産の稼動状況が遺失した資産の遺失までの稼働状況に類似しているか否かを判定して各資産の遺失の可能性の有無を検知し、遺失の可能性のある資産が見つかった場合に、その旨を管理者等に通知できるようになっていれば、資産の遺失の防止が図られると考えられる。
【0005】
かくして、本発明の主な課題は、資産の稼働状況を管理するシステムに於いて、各資産の稼動状況に基づいて、各資産の遺失の可能性の有無を判定し、遺失の可能性のある資産が検知されたときには、その旨を管理者等に通知できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、上記の課題は、空間内に於ける保管される資産の移動状況を管理するシステムであって、
前記資産の稼動状況に基づいて、前記資産の遺失の可能性が高くなるほど値が大きくなる遺失可能性指標値を算出する手段と、
前記システムにて移動状況が管理されている資産のうちで、前記遺失可能性指標値が、過去に遺失した資産の遺失の稼動状況に基づいて算出された遺失可能性指標値に基づいて決定される閾値を超えている資産が検知されたときに、その旨を前記システムの管理者又は使用者へ通知する手段と
を含むシステムによって達成される。
【0007】
上記の本発明のシステムに於いて、資産の「稼働状況」とは、上記の如く、資産の保管状況(空間内での資産の有無)、資産の移動、持出若しくは貸出の状況(持出時期、返却時期、持出期間など)である。資産の稼働状況を管理するシステムは、任意の構成であってよいところ、一つの態様に於いては、例えば、資産にその識別情報の記録されたRFIDタグであるモノタグが付与され、空間に於ける複数の場所の各々に場所の各々の識別情報の記録されたRFIDタグである場所タグが付与され、RFIDリーダを空間内の任意の場所に移動して、モノタグと場所タグとのそれぞれの識別情報を読み取り、読み取った識別情報に基づいて資産の置かれた位置を特定し、空間内の位置に各資産が保管されていることを管理するよう構成されていてよい。「遺失可能性指標値」とは、上記の如く、資産の稼動状況に基づいて資産の遺失の可能性が高くなるほど大きくなるように算出される指標値である。より具体的には、遺失可能性指標値は、資産の保管の長さ、持出期間の長さ、持出の予定の期間と実際の期間とのずれなどの、資産の遺失の可能性に関連する稼動状況を表わす指標値を用いて、適宜設定された方式により、資産の遺失の可能性が高くなるほど大きくなるよう算出される。ここに於いて、遺失可能性指標値の算出のために利用される知見、例えば、いずれの指標値が資産の遺失の可能性に関連するか、或いは、いずれの指標値がどういう状況だったときに、資産の遺失の可能性が増大するかなどの知見は、過去に遺失した資産の遺失までの稼働状況を参照して適宜収集可能であり、かかる収集された知見に基づき、遺失可能性指標値の算出の手法が適宜設定されてよい。「遺失可能性指標値」に対する「閾値」は、上記の如く、過去に遺失した資産の遺失の稼動状況に基づいて算出された遺失可能性指標値に基づいて決定される。
【0008】
上記の本発明のシステムの構成に於いては、システムで管理されている各資産について、遺失可能性を表わす指標値が適時算出され、或る資産について算出された遺失可能性指標値が、過去に遺失した資産の遺失前の稼動状況に基づいて算出された遺失可能性指標値に基づいて決定された閾値を上回ったとき、即ち、その或る資産の遺失可能性指標値が過去に遺失した資産の遺失可能性指標値と同様となったときに、その資産の遺失の可能性が高くなったと判定され、その旨が管理者又は使用者へ通知されることとなる。かかる構成によれば、管理者又は使用者が或る資産の遺失の可能性が高くなった旨の通知を受けると、その資産の遺失を回避するように何等かの対処をすることが期待され、これにより、資産の遺失の防止が図られることとなる。
【0009】
上記の構成に於いて、各資産の遺失可能性指標値は、各資産の状態の変化があったときに、例えば、資産が一旦持ち出された時点、若しくは、返却された時点で、それまでの状況を表わすよう適宜選択された指標値を用いて算出されてよい。なお、各資産の遺失可能性指標値は、管理者又は使用者が適宜設定した時期に算出されるようになっていてもよい。遺失可能性指標値(遺失ポイント)の算出例は、後述の実施形態の欄にて例示される。
【0010】
上記の本発明のシステムに於いて、システムで管理されている各資産について稼動しているか否かの確認が適時実行されてよい。例えば、或る資産について、任意に設定されてよい期間を超えて遺失可能性指標値が算出されていない場合や棚卸の際に前回の棚卸から一度も稼動していない場合などに、その資産は、稼動していないと判定され、データベース等に記録されるようになっていてよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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