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公開番号
2025140709
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024040261
出願日
2024-03-14
発明の名称
誘電体組成物および電子部品
出願人
TDK株式会社
代理人
前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類
C04B
35/495 20060101AFI20250919BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】低温焼結が可能で、かつ耐還元性を有する誘電体組成物、および、当該誘電体組成物が層状に形成された誘電体層を備える電子部品を提供すること。
【解決手段】一般式A
a
B
b
C
4
O
15+
αで表され、Aは少なくともバリウムを含む元素群を示し、Bは少なくともジルコニウムを含む元素群を示し、Cは少なくともニオブを含む元素群を示し、aは3.05以上、bは1.01以上である複合酸化物を主成分として含み、複合酸化物から構成される主相と、マグネシウム、ケイ素および酸素を含み、主相とは異なる第1の相と、を有している誘電体組成物である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
一般式A
a
B
b
C
4
O
15+
αで表され、前記Aは少なくともバリウムを含む元素群を示し、前記Bは少なくともジルコニウムを含む元素群を示し、前記Cは少なくともニオブを含む元素群を示し、前記aは3.05以上、前記bは1.01以上である複合酸化物を主成分として含み、
前記複合酸化物から構成される主相と、マグネシウムおよびケイ素を少なくとも含む複合酸化物である第1の相と、を有している誘電体組成物。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記第1の相において、ケイ素およびマグネシウムの合計原子数に対するマグネシウムの原子数の比率が0.3以上0.6以下である請求項1に記載の誘電体組成物。
【請求項3】
前記主相において、ジルコニウムおよびニオブの合計原子数に対するマグネシウムの原子数の比率が0.05以上である請求項1または2に記載の誘電体組成物。
【請求項4】
前記誘電体組成物の断面において、1μm
2
中に存在する前記第1の相の個数が0.05個以上1個以下である請求項1または2に記載の誘電体組成物。
【請求項5】
前記第1の相が、さらに、バリウム、ストロンチウムおよびカルシウムから選ばれる少なくとも1つを含む複合酸化物である請求項1または2に記載の誘電体組成物。
【請求項6】
前記第1の相が、さらに、バリウムを含む複合酸化物である請求項1または2に記載の誘電体組成物。
【請求項7】
請求項1または2に記載の誘電体組成物が層状に形成された誘電体層と、電極と、を備える電子部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、誘電体組成物および当該誘電体組成物が層状に形成された誘電体層を備える電子部品に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
電子機器に組み込まれる電子回路あるいは電源回路には、誘電体が発現する誘電特性を利用する積層コンデンサのような電子部品が多数搭載される。このような電子部品の誘電体を構成する材料(誘電体材料)としては、チタン酸バリウム系の誘電体組成物が広く用いられている。
【0003】
しかしながら、近年、電子部品の用途が拡大し、たとえば、高電圧の環境下においても十分に機能することが求められている。ところが、このような環境では、チタン酸バリウム系の誘電体組成物の誘電特性が低下し、十分に対応できない。そのため、このような用途においても高い誘電特性を発揮できる誘電体組成物が求められている。
【0004】
特許文献1は、チタン酸バリウム系誘電体組成物以外の誘電体組成物として、一般式Ba
6
Ti
2
Nb
8
O
30
で表される強誘電体材料において、Ba、TiおよびNbの一部を他の元素で置換した誘電体組成物を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平3-274607号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の強誘電体材料のような構造を有する誘電体組成物は、電子部品に適用するために、低温焼結が可能で、かつ耐還元性を有することが求められていた。
【0007】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、低温焼結が可能で、かつ耐還元性を有する誘電体組成物、および、当該誘電体組成物が層状に形成された誘電体層を備える電子部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の態様は以下の通りである。
【0009】
[1]一般式A
a
B
b
C
4
O
15+
αで表され、Aは少なくともバリウムを含む元素群を示し、Bは少なくともジルコニウムを含む元素群を示し、Cは少なくともニオブを含む元素群を示し、aは3.05以上、bは1.01以上である複合酸化物を主成分として含み、
複合酸化物から構成される主相と、マグネシウムおよびケイ素を少なくとも含む複合酸化物である第1の相と、を有している誘電体組成物である。
【0010】
[2]第1の相において、ケイ素およびマグネシウムの合計原子数に対するマグネシウムの原子数の比率が0.3以上0.6以下である[1]に記載の誘電体組成物である。
(【0011】以降は省略されています)
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