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公開番号2025140824
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024040422
出願日2024-03-14
発明の名称生体情報処理装置及び動作情報処理装置
出願人オムロン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類A61B 5/00 20060101AFI20250919BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】測定対象から取得した情報の分離精度をより高める。
【解決手段】プロセッサは、複数の人物に対して上記複数の人物夫々の生体情報の測定に用いる第1の信号を繰り返し送信し、繰り返し送信された上記第1の信号に対する反射信号を受信する送受信処理と、繰り返し送信された上記第1の信号に対する上記反射信号の夫々から上記生体情報及び上記生体情報が検出された位置を算出し、上記反射信号を受信した時刻、上記生体情報及び上記位置の対応関係を上記記憶部に記憶させる記憶処理と、上記対応関係を参照して、上記生体情報の第1の時系列変化を上記位置毎に算出し、算出した上記第1の時系列変化を基に、上記生体情報に対応付けられた上記位置をクラスタに分ける抽出処理と、上記クラスタの夫々について、上記生体情報の第2の時系列変化を生成する生成処理と、を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
記憶部と、
前記記憶部に接続されたプロセッサと、を備え、
前記プロセッサは、
複数の人物に対して前記複数の人物夫々の生体情報の測定に用いる第1の信号を繰り返し送信し、繰り返し送信された前記第1の信号に対する反射信号を受信する送受信処理と、
繰り返し送信された前記第1の信号に対する前記反射信号の夫々から前記生体情報及び前記生体情報が検出された位置を算出し、前記反射信号を受信した時刻、前記生体情報及び前記位置の対応関係を前記記憶部に記憶させる記憶処理と、
前記対応関係を参照して、前記生体情報の第1の時系列変化を前記位置毎に算出し、算出した前記第1の時系列変化を基に、前記生体情報に対応付けられた前記位置をクラスタに分ける抽出処理と、
前記クラスタの夫々について、前記生体情報の第2の時系列変化を生成する生成処理と、を実行する、
生体情報処理装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記抽出処理は、
所定期間以上継続して前記生体情報が検出された検出位置を前記対応関係から抽出し、前記検出位置、前記検出位置に対応付けられた前記生体情報及び前記検出位置に対応付けられた前記時刻の第2の対応関係を生成し、
前記第2の対応関係を参照して、前記第1の時系列変化を算出し、算出した前記第1の時系列変化を基に、前記生体情報に対応付けられた前記位置を前記クラスタに分ける、処理をさらに含む、
請求項1に記載の生体情報処理装置。
【請求項3】
前記記憶処理は、前記反射信号を基に前記複数の人物のうちのいずれかの人物の体動を検出すると、前記対応関係の記憶を中断する処理をさらに含む、
請求項1に記載の生体情報処理装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記対応関係の記憶が中断された後であっても、前記記憶部に記憶された前記対応関係が規定期間分以上である場合には、前記抽出処理を実行する、
請求項3に記載の生体情報処理装置。
【請求項5】
記憶部と、
前記記憶部に接続されたプロセッサと、を備え、
前記プロセッサは、
複数の装置に対して前記複数の装置夫々の動作情報の測定に用いる第1の信号を繰り返し送信し、繰り返し送信された前記第1の信号に対する反射信号を受信する送受信処理と、
繰り返し送信された前記第1の信号に対する前記反射信号の夫々から前記動作情報及び前記動作情報が検出された位置を算出し、前記反射信号を受信した時刻、前記動作情報及び前記位置の対応関係を前記記憶部に記憶させる記憶処理と、
前記対応関係を参照して、前記動作情報の第1の時系列変化を前記位置毎に算出し、算出した前記第1の時系列変化を基に、前記動作情報に対応付けられた前記位置をクラスタに分ける抽出処理と、
前記クラスタの夫々について、前記動作情報の第2の時系列変化を生成する生成処理と、を実行する、
動作情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生体情報処理装置及び動作情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
種々のセンサやレーダなどの非接触センサを用いて測定対象の人物の生体情報を取得する技術が実用に供されている。例えば、特許文献1では、レーダを用いて呼吸及び心拍を検出する技術において、レーダ信号処理によって空間分離したレーダ画像における強度情報、振幅、位相の短い時間変動より求められる呼吸数の情報や位置の情報を用いて複数人の生体信号を分離している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
中国特許出願公開114469025号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数の被測定者間において、呼吸数は必ずしも異なるわけでは無い。また、複数の被測定者が狭い近い位置に存在する場合もある。そのため、呼吸数の情報や位置の情報を用いても複数人の生体情報を分離できない場合がある。
【0005】
開示の技術の1つの側面は、測定対象から取得した情報の分離精度をより高めることができる生体情報処理装置及び動作情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の技術の1つの側面は、次のような生体情報処理装置によって例示される。本生体情報処理装置は、記憶部と、上記記憶部に接続されたプロセッサと、を備える。上記プロセッサは、複数の人物に対して上記複数の人物夫々の生体情報の測定に用いる第1の信号を繰り返し送信し、繰り返し送信された上記第1の信号に対する反射信号を受信する送受信処理と、繰り返し送信された上記第1の信号に対する上記反射信号の夫々から上記生体情報及び上記生体情報が検出された位置を算出し、上記反射信号を受信した時刻、上記生体情報及び上記位置の対応関係を上記記憶部に記憶させる記憶処理と、上記対応関係を参照して、上記生体情報の第1の時系列変化を上記位置毎に算出し、算出した上記第1の時系列変化を基に、上記生体情報に対応付けられた上記位置をクラスタに分ける抽出処理と、上記クラスタの夫々について、上記生体情報の第2の時系列変化を生成する生成処理と、を実行する。
【0007】
上記生体情報を基に上記位置をクラスタに分類する場合、上記生体情報が偶然一致した複数の異なる人物の位置を同一のクラスタに分類する虞がある。本生体情報処理装置では、クラスタに分ける際に上記生体情報の上記第1の時系列変化を用いる。上記生体情報の上記第1の時系列変化は個々の人物によって異なると考えられる。そのため、本生体情報処理装置は、一時的に生体情報が一致する人物が存在する場合であっても、より適切にクラスタに分類できる。ひいては、測定対象の人物に係る生体情報の分離精度をより高めることができる。
【0008】
本生体情報処理装置は、次の特徴をさらに備えてもよい。上記抽出処理は、所定期間以上継続して上記生体情報が検出された検出位置を上記対応関係から抽出し、上記検出位置、上記検出位置に対応付けられた上記生体情報及び上記検出位置に対応付けられた上記時
刻の第2の対応関係を生成し、上記第2の対応関係を参照して、上記第1の時系列変化を算出し、算出した上記第1の時系列変化を基に、上記生体情報に対応付けられた上記位置を上記クラスタに分ける、処理をさらに含む。上記第2の対応関係は、上記対応関係よりもデータサイズが小さいものとなる。そのため、本生体情報処理装置は、上記クラスタに分ける処理の計算負荷が低減される。また、上記抽出処理によって、例えば、突発的に発生したノイズ等の影響によって生体情報らしき情報が誤検出された検出位置、SN比が悪い検出位置等が除外されるため、本生体情報処理装置は、生成する生体情報の精度を高めることができる。
【0009】
本生体情報処理装置は、次の特徴をさらに備えてもよい。上記記憶処理は、上記反射信号を基に上記複数の人物のうちのいずれかの人物の体動を検出すると、上記対応関係の記憶を中断する処理をさらに含む。上記人物に体動が生じると、上記人物の位置が大きく変わったり、上記人物が上記測定信号の到達範囲外に移動することも考えられる。そのため、体動が検知された反射信号が上記記憶部に記憶されると、生成される生体情報の第2の時系列変化の精度が低下する虞がある。本生体情報処理装置は、体動を検出した場合に上記対応関係の記憶を中断するため、このような低い精度の上記第2の時系列変化が生成されることが抑制される。
【0010】
ここで、本生体情報処理装置は、上記対応関係の記憶が中断された後であっても、上記記憶部に記憶された上記対応関係が規定期間分以上である場合には、上記抽出処理を実行してもよい。ここで、規定期間は、上記生体情報の上記第1の時系列変化を基にクラスタが可能となる期間として予め決定される。本生体情報処理装置は、このような特徴を備えることで、体動による影響を低減しつつ、上記クラスタの夫々についての上記生体情報の上記第2の時系列変化の生成が可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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