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公開番号2025140738
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024040300
出願日2024-03-14
発明の名称計測装置、計測方法及びプログラム
出願人オムロン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G01R 22/06 20060101AFI20250919BHJP(測定;試験)
要約【課題】電力の供給が停止した場合であっても、積算電力量の計測を継続する。
【解決手段】計測装置は、所定電源から供給される電力量を計測する計測部と、揮発性の第1記憶部と、不揮発性の第2記憶部と、前記計測部によって計測された電力量を積算した積算電力量を前記第1記憶部に逐次記憶し、かつ、前記第1記憶部に記憶されている前記積算電力量を前記第2記憶部に所定間隔で記憶する制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定電源から供給される電力量を計測する計測部と、
揮発性の第1記憶部と、
不揮発性の第2記憶部と、
前記計測部によって計測された電力量を積算した積算電力量を前記第1記憶部に逐次記憶し、かつ、前記第1記憶部に記憶されている前記積算電力量を前記第2記憶部に所定間隔で記憶する制御部と、
を備える計測装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記所定電源からの電力の供給が停止した後、前記所定電源からの電力の供給が開始された場合、前記第2記憶部に記憶されている前記積算電力量を前記第1記憶部に記憶する、
請求項1に記載の計測装置。
【請求項3】
前記第2記憶部は、複数の前記積算電力量を記憶し、
前記制御部は、前記所定電源からの電力の供給が停止した場合、前記第2記憶部に記憶されている複数の前記積算電力量と、前記所定電源からの電力の供給が停止した停止時刻と、に基づいて、前記停止時刻における推定積算電力量を算出し、
前記制御部は、前記所定電源からの電力の供給が開始された場合、前記推定積算電力量を前記第1記憶部に記憶する、
請求項1に記載の計測装置。
【請求項4】
前記所定間隔は、前記第2記憶部の書き換えに関するパラメータに基づいて設定される、
請求項1に記載の計測装置。
【請求項5】
前記パラメータは、保証書き換え回数及び保証年数を含む、
請求項4に記載の計測装置。
【請求項6】
バッテリを備えない、
請求項1から5の何れか一項に記載の計測装置。
【請求項7】
揮発性の第1記憶部及び不揮発性の第2記憶部を備える計測装置の計測方法であって、
所定電源から供給される電力量を計測する計測ステップと、
前記計測ステップによって計測された電力量を積算した積算電力量を前記第1記憶部に逐次記憶する第1記憶ステップと、
前記第1記憶部に記憶されている前記積算電力量を前記第2記憶部に所定間隔で記憶する第2記憶ステップと、
を有する計測方法。
【請求項8】
揮発性の第1記憶部及び不揮発性の第2記憶部を備える計測装置のコンピュータに、
所定電源から供給される電力量を計測する計測ステップと、
前記計測ステップによって計測された電力量を積算した積算電力量を前記第1記憶部に逐次記憶する第1記憶ステップと、
前記第1記憶部に記憶されている前記積算電力量を前記第2記憶部に所定間隔で記憶する第2記憶ステップと、
を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、計測装置、計測方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電源から負荷に供給される電力量を計測装置によって計測し、一定時間間隔で電力供給開始時からの積算電力量をサーバに送信することが行われている。サーバは、受信した積算電力量から電力の利用料金を算出している。特許文献1には、積算電力量を表示する電力監視装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-264369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
計測中の積算電力量を揮発性のメモリに記憶することが行われている。揮発性のメモリに対する電力の供給が停止すると、記憶されている積算電力量が消失する。そのため、停電などにより電源から供給される電力が停止した場合であっても、電力量の計測が継続されるように、計測装置にバッテリを搭載することが行われている。しかし、バッテリを搭載しないことで、計測装置のコストを抑えることも行われている。このようなバッテリを搭載しない計測装置では、電源から供給される電力が停止した場合、計測中の積算電力量が消失し、積算電力量の計測を継続することが困難になる。消失した分の積算電力量に関する電力の利用料金は、設備設置者の負担になっている。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、電力の供給が停止した場合であっても、積算電力量の計測を継続することが可能な技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一観点に係る計測装置は、所定電源から供給される電力量を計測する計測部と、揮発性の第1記憶部と、不揮発性の第2記憶部と、前記計測部によって計測された電力量を積算した積算電力量を前記第1記憶部に逐次記憶し、かつ、前記第1記憶部に記憶されている前記積算電力量を前記第2記憶部に所定間隔で記憶する制御部と、を備える。所定電源からの電力の供給が停止した場合、揮発性の第1記憶部における積算電力量は消失するが、不揮発性の第2記憶部における積算電力量は消失しない。第1記憶部に記憶されている積算電力量を第2記憶部に所定間隔で記憶することにより、所定電源からの電力の供給が停止した場合であっても、積算電力量の計測を継続することが可能である。
【0007】
前記制御部は、前記所定電源からの電力の供給が停止した後、前記所定電源からの電力の供給が開始された場合、前記第2記憶部に記憶されている前記積算電力量を前記第1記憶部に記憶する。第2記憶部に記憶されている積算電力量を第1記憶部に書き込むことで、第1記憶部における積算電力量を復元することが可能となる。
【0008】
前記第2記憶部は、複数の前記積算電力量を記憶し、前記制御部は、前記所定電源からの電力の供給が停止した場合、前記第2記憶部に記憶されている複数の前記積算電力量と、前記所定電源からの電力の供給が停止した停止時刻と、に基づいて、前記停止時刻における推定積算電力量を算出し、前記制御部は、前記所定電源からの電力の供給が開始され
た場合、前記推定積算電力量を前記第1記憶部に記憶する。推定積算電力量を第1記憶部に書き込むことで、第1記憶部における積算電力量を復元することが可能となる。
【0009】
前記所定間隔は、前記第2記憶部の書き換えに関するパラメータに基づいて設定される。これにより、所定間隔を適切に設定することが可能となる。前記パラメータは、保証書き換え回数及び保証年数を含む。保証書き換え回数は、例えば、データを正常に書き替えることが可能な回数である。保証年数は、例えば、第2記憶部の性能が保証される年数である。上記計測装置は、バッテリを備えない。バッテリを備えていない計測装置における積算電力量の計測を継続することが可能である。
【0010】
本発明は、上記処理の少なくとも一部を含む計測方法や、上記処理の少なくとも一部をコンピュータに実行させるためのプログラム、または、そのようなプログラムを非一時的に記録したコンピュータ読取可能な記録媒体として捉えることもできる。また、上記処理の少なくとも一部を含む計測システムとして捉えることもできる。上記構成および処理の各々は技術的な矛盾が生じない限り互いに組み合わせて本発明を構成することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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