TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025143527
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-01
出願番号
2025121233,2024212267
出願日
2025-07-18,2022-02-07
発明の名称
液晶光制御装置
出願人
株式会社ジャパンディスプレイ
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
G02F
1/1347 20060101AFI20250924BHJP(光学)
要約
【課題】色割れが抑制された液晶光制御装置を提供する。
【解決手段】液晶光制御装置は、第1乃至第4液晶セルを含む。第1乃至第4液晶セルのそれぞれは、帯状パターンを含む第1電極が設けられた第1基板と、帯状パターン含む第2電極が設けられた第2基板と、第1基板に設けられた第1配向膜と、第2基板に設けられた第2配向膜と、第1基板と第2基板との間の液晶層とを含む。第1乃至第4液晶セルは、光が入射する側からこの順番で重なるように積層され、かつ、第2液晶セルは第1液晶セルに対して90度回転した状態で積層され、第3液晶セルは第2液晶セルに対して90度回転した状態で積層され、第4液晶セルは第3液晶セルに対して90度回転した状態で積層されている。
【選択図】図16A
特許請求の範囲
【請求項1】
第1液晶セルと、
第2液晶セルと、
第3液晶セルと、
第4液晶セルと、を含み、
前記第1液晶セル、前記第2液晶セル、前記第3液晶セル、及び前記第4液晶セルのそれぞれは、
帯状パターンを含む第1電極が設けられた第1基板と、
帯状パターン含む第2電極が設けられた第2基板と、
前記第1基板に設けられた第1配向膜と、
前記第2基板に設けられた第2配向膜と、
前記第1基板と前記第2基板との間の液晶層と、を含み、
前記第1電極は、前記帯状パターンを有する少なくとも1つの第1帯状電極と、前記帯状パターンを有する少なくとも1つの第2帯状電極と、を含み、前記少なくとも1つの第1帯状電極と前記少なくとも1つの第2帯状電極とは離隔して交互に配置され、
前記第2電極は、前記帯状パターンを有する少なくとも1つの第3帯状電極と、前記帯状パターンを有する少なくとも1つの第4帯状電極と、を含み、前記少なくとも1つの第3帯状電極と前記少なくとも1つの第4帯状電極とは離隔して交互に配置され、
前記第1電極及び前記第2電極の前記帯状パターンの長手方向が交差するように前記第1基板と前記第2基板とが配置され、
前記第1配向膜の配向方向が前記第1電極の前記帯状パターンの長手方向と交差する方向であり、
前記第2配向膜の配向方向が前記第2電極の前記帯状パターンの長手方向と交差する方向であり、
前記第1乃至第4液晶セルは、光が入射する側から、前記第1液晶セル、前記第2液晶セル、前記第3液晶セル、及び前記第4液晶セルがこの順番で重なるように積層され、かつ、
前記第2液晶セルは前記第1液晶セルに対して90度回転した状態で積層され、
前記第3液晶セルは前記第2液晶セルに対して90度回転した状態で積層され、
前記第4液晶セルは前記第3液晶セルに対して90度回転した状態で積層されている、
ことを特徴とする液晶光制御装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記第1電極は、前記第1帯状電極と前記第2帯状電極との間で横電界を発生させ、前記第2電極は、前記第3帯状電極と前記第4帯状電極との間で横電界を発生させる、請求項1に記載の液晶光制御装置。
【請求項3】
前記第1液晶セル、前記第2液晶セル、前記第3液晶セル、前記第4液晶セルの前記液晶層の厚さが、前記第1帯状電極と前記第2帯状電極の中心間距離の1倍以上の長さを有する、請求項1に記載の液晶光制御装置。
【請求項4】
前記第1液晶セル、前記第2液晶セル、前記第3液晶セル、及び前記第4液晶セルのそれぞれは、前記液晶層が、前記第1電極で発生する横電界と前記第2電極で発生する横電界とが干渉しない厚さを有する、請求項1に記載の液晶光制御装置。
【請求項5】
前記液晶層が、ねじれネマチック液晶である、請求項1に記載の液晶光制御装置。
【請求項6】
第1液晶セルと、
第2液晶セルと、
第3液晶セルと、
第4液晶セルと、を含み、
前記第1液晶セル、前記第2液晶セル、前記第3液晶セル、及び前記第4液晶セルのそれぞれは、
帯状パターンを含む第1電極が設けられた第1基板と、
帯状パターン含む第2電極が設けられた第2基板と、
前記第1基板に設けられた第1配向膜と、
前記第2基板に設けられた第2配向膜と、
前記第1基板と前記第2基板との間の液晶層と、を含み、
前記第1電極は、前記帯状パターンを有する少なくとも1つの第1帯状電極と、前記帯状パターンを有する少なくとも1つの第2帯状電極と、を含み、前記少なくとも1つの第1帯状電極と前記少なくとも1つの第2帯状電極とは離隔して交互に配置され、
前記第2電極は、前記帯状パターンを有する少なくとも1つの第3帯状電極と、前記帯状パターンを有する少なくとも1つの第4帯状電極と、を含み、前記少なくとも1つの第3帯状電極と前記少なくとも1つの第4帯状電極とは離隔して交互に配置され、
前記第1電極及び前記第2電極の前記帯状パターンの長手方向が交差するように前記第1基板と前記第2基板とが配置され、
前記第1配向膜の配向方向が前記第1電極の前記帯状パターンの長手方向と交差する方向であり、
前記第2配向膜の配向方向が前記第2電極の前記帯状パターンの長手方向と交差する方向であり、
前記第1乃至第4液晶セルは、光が入射する側から、前記第1液晶セル、前記第2液晶セル、前記第3液晶セル、及び前記第4液晶セルがこの順番で重なるように配置され、かつ、2つの液晶セルに対し残りの液晶セルは表裏を反転させた状態で積層されている、
ことを特徴とする液晶光制御装置。
【請求項7】
前記第2液晶セル、第4液晶セルが、前記第1液晶セル、第3液晶セルに対し表裏を反転させた状態で積層されている、請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項8】
前記第1電極は、前記第1帯状電極と前記第2帯状電極との間で横電界を発生させ、前記第2電極は、前記第3帯状電極と前記第4帯状電極との間で横電界を発生させる、請求項6に記載の液晶光制御装置。
【請求項9】
前記第1液晶セル、前記第2液晶セル、前記第3液晶セル、前記第4液晶セルの前記液晶層の厚さが、前記第1帯状電極と前記第2帯状電極の中心間距離の1倍以上の長さを有する、請求項6に記載の液晶光制御装置。
【請求項10】
前記第1液晶セル、前記第2液晶セル、前記第3液晶セル、及び前記第4液晶セルのそれぞれは、前記液晶層が、前記第1電極で発生する横電界と前記第2電極で発生する横電界とが干渉しない厚さを有する、請求項6に記載の液晶光制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の一実施形態は、液晶の電気光学効果を利用して光源から放射される光の配光を制御する装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶レンズを用いて、光源から放射される光の配光を制御する技術が知られている。例えば、同心円状に円環電極が設けられた液晶セルによって、光源から放射される光の広がりを制御する照明装置が開示されている(特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-230887号公報
特開2005-317879号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
光は波長によって屈折角が変わるため、光源から放射される光を、液晶レンズを通して拡散させると、照射領域の輪郭部分に虹色の模様が視認される場合がある。このような現象は色割れとも呼ばれており、液晶レンズを通したことによる照明光の品質の低下が問題となっている。
【0005】
本発明の一実施形態は、色割れが抑制された液晶光制御装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る液晶光制御装置は、第1液晶セルと、第1液晶セルと重なる第2液晶セルと、第2液晶セルと重なる第3液晶セルと、第3液晶セルと重なる第4液晶セルとを含む。第1液晶セル、第2液晶セル、第3液晶セル、及び第4液晶セルのそれぞれは、帯状のパターンを含む第1電極が設けられた第1基板と、帯状のパターン含む第2電極が設けられた第2基板と、第1基板と第2基板との間の液晶層とを含む。第1電極及び第2電極の帯状のパターンの長手方向が交差するように第1基板と第2基板とが配置され、第1液晶セル、第2液晶セル、第3液晶セル、及び第4液晶セルの内、2つの液晶セルは第1電極の帯状パターンの長手方向が第1方向と平行な方向に配置され、他の2つの液晶セルの第1電極の帯状パターンの長手方向は、第1方向と交差する第2方向と平行な方向に配置されている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る液晶光制御装置の構成を模式的に示す斜視図である。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御装置を構成する液晶光制御素子の展開図を示す。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する第1液晶セル、第2液晶セル、第3液晶セル、及び第4液晶セルの電極の配置を示す斜視図である。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する液晶セルの第1基板に設けられる電極を示す平面図である。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する液晶セルの第2基板に設けられる電極を示す平面図である。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する液晶セルの断面構造の一例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する液晶セルの動作を説明する図であり、電圧が印加されない状態の液晶分子の配向状態を示す。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する液晶セルの動作を説明する図であり、電圧が印加されたときの液晶分子の配向状態を示す。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する液晶セルの動作を説明する図であり、液晶を駆動する電極に印加される制御信号の波形を示す。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する液晶セルの動作を説明する図であり、第1電極と第2電極の配置を示す斜視図を示す。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する液晶セルの動作を説明する図であり、第1電極に電圧が印加されたときの液晶分子の配向状態を示す。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する液晶セルの動作を説明する図であり、第2電極に電圧が印加されたときの液晶分子の配向状態を示す。
2つの液晶セルにより、第1偏光成分及び第2偏光成分が拡散される現象を模式的に示す図である。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御装置の動作を説明する図である。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御装置において液晶セルに印加される電圧波形を示す。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御装置において液晶セルに印加される電圧波形を示す。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子と参考例の液晶光制御素子の色度(x座標軸)の角度依存性を示すグラフである。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子と参考例の液晶光制御素子の色度(y座標軸)の角度依存性を示すグラフである。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御装置の動作を説明する図である。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御装置の動作を説明する図である。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御装置の動作を説明する図である。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する複数の液晶セルの配置を示し、第1液晶セル及び第2液晶セルが90度回転した状態を示す。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する複数の液晶セルの配置を示し、第1液晶セル及び第3液晶セルが90度回転した状態を示す。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する複数の液晶セルの配置を示し、第1液晶セルから第4液晶セルまでが各90度回転した状態を示す。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する複数の液晶セルの配置を示し、第1液晶セルと第3液晶セルが反転した状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を、図面等を参照しながら説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に例示する実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号(又は数字の後にa、bなどを付した符号)を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。さらに各要素に対する「第1」、「第2」と付記された文字は、各要素を区別するために用いられる便宜的な標識であり、特段の説明がない限りそれ以上の意味を有しない。
【0009】
本明細書において、ある部材又は領域が他の部材又は領域の「上に(又は下に)」あるとする場合、特段の限定がない限りこれは他の部材又は領域の直上(又は直下)にある場合のみでなく他の部材又は領域の上方(又は下方)にある場合を含み、すなわち、他の部材又は領域の上方(又は下方)において間に別の構成要素が含まれている場合も含む。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る液晶光制御装置100の斜視図を示す。液晶光制御装置100は、液晶光制御素子102及び回路基板104を含む。液晶光制御素子102は複数の液晶セルを含む。本実施形態において、液晶光制御素子102は少なくとも4つの液晶セルを含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
東レ株式会社
積層フィルム
2日前
アイカ工業株式会社
反射防止フィルム
8日前
スタンレー電気株式会社
照明装置
3日前
日東電工株式会社
調光フィルム
1日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
1日前
旭化成株式会社
成形体
7日前
旭化成株式会社
成形体
7日前
日本分光株式会社
赤外顕微鏡
7日前
キヤノン株式会社
レンズ装置および撮像装置
1日前
住友ベークライト株式会社
積層体の製造方法
1日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
7日前
キヤノン株式会社
レンズ装置および撮像装置
9日前
Orbray株式会社
MEMS光スイッチの制御方法
1日前
住友化学株式会社
偏光板及び画像表示装置
2日前
古河電気工業株式会社
光モジュール、光接続構造
1日前
住友化学株式会社
複合偏光板及び画像表示装置
9日前
KDDI株式会社
光増幅器
8日前
国立大学法人徳島大学
光共振器、及び光周波数コム発生装置
1日前
国立大学法人徳島大学
光共振器、及び光周波数コム発生装置
1日前
KDDI株式会社
光増幅器
8日前
株式会社精工技研
光コネクタプラグおよびロック工具
2日前
エピフォトニクス株式会社
光導波路素子
8日前
日東電工株式会社
光ファイバ
2日前
日本カーバイド工業株式会社
カプセル型再帰反射シート
2日前
日本カーバイド工業株式会社
カプセル型再帰反射シート
2日前
東レ株式会社
黒色樹脂組成物
7日前
住友ベークライト株式会社
電子調光デバイス
7日前
住友ベークライト株式会社
電子調光デバイス
7日前
株式会社精工技研
二連式の光コネクタプラグ
3日前
キヤノン株式会社
表示光学系および表示装置
7日前
住友ベークライト株式会社
電子調光デバイス
7日前
日東電工株式会社
反射防止フィルム
7日前
旭化成株式会社
光照射成形体の製造方法
7日前
TDK株式会社
光デバイスおよび画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
3日前
日東電工株式会社
反射防止フィルム
7日前
続きを見る
他の特許を見る