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公開番号2025146079
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024046671
出願日2024-03-22
発明の名称電線間止水材及びワイヤハーネス
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H02G 3/22 20060101AFI20250926BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】第1のテープの剥がれを抑制できる電線間止水材及びワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】電線間止水材3は、複数の電線2の間の隙間を埋める。電線間止水材3の複数の溝部31は、複数の電線2が各々挿入される。電線間止水材3の突部33は、溝部31と溝部31との間の外側面に電線2の軸回り方向全周に亘って段差部32を形成する。ブチルテープ4は、段差部32よりも後側に、段差部32に隣接して巻き付けられる。粘着テープ5は、ブチルテープ4から段差部32よりも前側に亘って巻き付けられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電線の間の隙間を埋める電線間止水材であって、
複数の前記電線が各々挿入される複数の溝部と、
前記溝部と前記溝部との間の外側面に前記電線の軸回り方向全周に亘って段差部を形成する突部と、を備えた、
電線間止水材。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電線間止水材において、
前記電線間止水材は、円柱状に設けられ、
前記段差部と、前記段差部よりも前記突部側の先端と、の間の前記外側面は、前記先端に近づくに従って径が小さくなる傾斜面に設けられている、
電線間止水材。
【請求項3】
請求項2に記載の電線間止水材において、
前記先端の外径は、前記段差部よりも前記突部から離れた側の外径よりも小さく設けられた、
電線間止水材。
【請求項4】
複数の電線と、
複数の前記電線の間の隙間を埋める電線間止水材と、
複数の前記電線及び前記電線間止水材に巻き付けられた第1のテープと、
前記第1のテープの外側に巻き付けられた第2のテープと、を備えたワイヤハーネスにおいて、
前記電線間止水材は、
複数の前記電線が挿入される複数の溝部と、
前記溝部と前記溝部との間の外側面に前記電線の軸回り方向全周に亘って段差部を形成する突部と、を備え、
前記第1のテープは、前記段差部よりも前記突部から離れた側に、前記段差部に隣接して巻き付けられ、
前記第2のテープは、前記第1のテープから前記段差部よりも前記突部側に亘って巻き付けられる、
ワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電線間止水材及びワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複数の電線と、電線を覆うグロメットと、の間の隙間を埋めて止水する構造として、電線間止水材を用いた止水構造が知られている。従来の電線間止水材は、四角柱状に設けられ、その側面に複数の電線が嵌め込まれる複数の溝が設けられている。この溝に電線が嵌め込んだ状態で、電線及び電線間止水材にブチルテープ(第1のテープ)を巻き付ける。その後、ブチルテープの上から電線間止水材の外側面に亘って粘着テープ(第2のテープ)を巻き付けて、ブチルテープを固定する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述したブチルテープは厚みがある。このため、ブチルテープと電線間止水材の外側面との間に段差が生まれる。この段差に粘着テープを巻き付ける必要があるため、粘着テープを巻き付ける作業性が悪く、ブチルテープが剥がれる可能性が高い、という課題があった。
【0004】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、第1のテープの剥がれを抑制できる電線間止水材及びワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述した目的を達成するために、本発明に係る電線間止水材は、下記を特徴としている。
複数の電線の間の隙間を埋める電線間止水材であって、
複数の前記電線が各々挿入される複数の溝部と、
前記溝部と前記溝部との間の外側面に前記電線の軸回り方向全周に亘って段差部を形成する突部と、を備えた、
電線間止水材であること。
【0006】
また、前述した目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、下記を特徴としている。
複数の電線と、
複数の前記電線の間の隙間を埋める電線間止水材と、
複数の前記電線及び前記電線間止水材に巻き付けられた第1のテープと、
前記第1のテープの外側に巻き付けられた第2のテープと、を備えたワイヤハーネスにおいて、
前記電線間止水材は、
複数の前記電線が挿入される複数の溝部と、
前記溝部と前記溝部との間の外側面に前記電線の軸回り方向全周に亘って段差部を形成する突部と、を備え、
前記第1のテープは、前記段差部よりも前記突部から離れた側に、前記段差部に隣接して巻き付けられ、
前記第2のテープは、前記第1のテープから前記段差部よりも前記突部側に亘って巻き付けられる、
ワイヤハーネスであること。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る電線間止水材及びワイヤハーネスによれば、第1のテープの剥がれを抑制できる、との効果を奏する。
【0008】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の電線間止水材を備えたワイヤハーネスの一実施形態を示す側面図である。
図2は、粘着テープを巻く前の図1に示すワイヤハーネスの側面図である。
図3は、図1に示す電線間止水材の斜視図である。
図4は、ブチルテープ及び粘着テープを巻く前の図1に示すワイヤハーネスの後面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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