特許ウォッチ

公開番号2025148919
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024049282
出願日2024-03-26
発明の名称学習支援装置及びプログラム
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G09B 7/04 20060101AFI20251001BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】テスト結果と併せて、所定の期間毎の学習の実績等を指導者に提示することで、学習指導や成績評価を支援する。
【解決手段】学習支援装置は、複数の問題と、当該問題の解答及び解説とを対応付けて記憶する。学習支援装置は、記憶部を参照し、複数の問題の中から類題を選択する。学習支援装置は、類題の中から一問を例題に設定し、設定された類題と、当該類題の解答及び解説とを、前記例題として出力する。次に、学習支援装置は、例題とは異なる類題の中から一問を演習問題に設定し、例題を出力した後、設定された類題を、演習問題として出力する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
複数の問題と、当該問題の解答及び解説とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記記憶部を参照し、複数の問題の中から類題を選択する類題選択手段と、
前記類題の中から一問を例題に設定する例題設定手段と、
前記例題設定手段により設定された類題と、当該類題の解答及び解説とを、前記例題として出力する出力手段と、
前記例題とは異なる類題の中から一問を演習問題に設定する演習問題設定手段と、
を備え、
前記出力手段は、前記例題を出力した後、前記演習問題設定手段により設定された類題を、前記演習問題として出力する学習支援装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
ユーザが使用する端末装置と通信可能に接続されており、
前記出力手段は、前記例題と、前記演習問題とを、前記端末装置の１つの画面上に同時に表示させる請求項１に記載の学習支援装置。
【請求項３】
前記端末装置から、前記例題の非表示を要求する非表示要求を取得したか否かを判定する判定手段を備え、
前記出力手段は、前記判定手段により前記非表示要求を取得したと判定された場合に、前記例題を非表示とし、前記演習問題のみを前記画面上に表示させる請求項２に記載の学習支援装置。
【請求項４】
前記端末装置から、前記演習問題の解答及び解説の表示を要求する解答表示要求を取得したか否かを判定する判定手段を備え、
前記出力手段は、前記判定手段により前記解答表示要求を取得したと判定された場合に、前記演習問題の解答及び解説を出力し、当該演習問題と、当該演習問題の解答及び解説とを、前記例題と入れ替えて前記画面上に表示する請求項２に記載の学習支援装置。
【請求項５】
前記記憶部は、前記問題と、当該問題の学習要素及び難易度とを対応付けて記憶しており、
前記端末装置から、前記学習要素及び難易度を条件情報として取得する条件取得手段を備え、
前記類題選択手段は、前記記憶部を参照し、前記学習要素及び難易度が、前記条件情報に含まれる学習要素及び難易度と同じ問題を類題として選択する請求項２に記載の学習支援装置。
【請求項６】
前記問題に取り組んだ学習者の偏差値と、当該問題の正解率とを対応付けた結果情報を取得する結果情報取得手段と、
前記結果情報をもとに、前記問題の難易度を算出する算出手段と、を備える請求項５に記載の学習支援装置。
【請求項７】
前記算出手段は、前記正解率０．５に対応する偏差値を難易度とする請求項６に記載の学習支援装置。
【請求項８】
前記端末装置から、前記演習問題を要求する演習問題要求を取得したか否かを判定する判定手段を備え、
前記演習問題設定手段は、前記判定手段により前記演習問題要求を取得したと判定された場合に、前記例題及びすでに設定した前記演習問題とは異なる類題の中から一問を演習問題に設定する請求項２に記載の学習支援装置。
【請求項９】
コンピュータを備える学習支援装置により実行されるプログラムであって、
前記学習支援装置は、複数の問題と、当該問題の解答及び解説とを対応付けて記憶する記憶部を備え、
前記記憶部を参照し、複数の問題の中から類題を選択し、
前記類題の中から一問を例題に設定する例題設定処理を行い、
前記例題設定処理により設定された類題と、当該類題の解答及び解説とを、前記例題として出力し、
前記例題とは異なる類題の中から一問を演習問題に設定する演習問題設定処理を行い、
前記例題を出力した後、前記演習問題設定処理により設定された類題を、前記演習問題として出力する処理を前記コンピュータに実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ユーザの学習を支援する技術に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、学習者の学力を図るためのテストと、その結果とを対応付けた学習履歴をデータベースに保存し、当該学習履歴を用いて学習を支援するシステムが知られている。特許文献１には、学習履歴を参照し、学習者の誤答問題と学力を考慮して類題や解説を提示する学習支援システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００２－２８７６０８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１に係る発明のように、出題する問題の難易度を学習者ごとに変えるだけでは、学習者の学習意欲を維持し、真の学力向上を図ることは困難である。
【０００５】
本発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたものであり、学習者に適切な学習コンテンツを提示することができる学習支援装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の１つの観点では、学習支援装置は、複数の問題と、当該問題の解答及び解説とを対応付けて記憶する記憶部と、前記記憶部を参照し、複数の問題の中から類題を選択する類題選択手段と、前記類題の中から一問を例題に設定する例題設定手段と、前記例題設定手段により設定された類題と、当該類題の解答及び解説とを、前記例題として出力する出力手段と、前記例題とは異なる類題の中から一問を演習問題に設定する演習問題設定手段と、を備え、前記出力手段は、前記例題を出力した後、前記演習問題設定手段により設定された類題を、前記演習問題として出力する。この態様によれば、学習支援装置は、類題から設定した例題と演習問題を出力することができ、学習者に適切な学習コンテンツを提示することができる。
【０００７】
上記の学習支援装置の一態様では、ユーザが使用する端末装置と通信可能に接続されており、前記出力手段は、前記例題と、前記演習問題とを、前記端末装置の１つの画面上に同時に表示させる。この態様によれば、ユーザは、同一画面において、例題により解法や学習内容を理解し、そのうえで、演習問題を実施することで理解を深めることができる。
【０００８】
上記の学習支援装置の一態様では、前記端末装置から、前記例題の非表示を要求する非表示要求を取得したか否かを判定する判定手段を備え、前記判定手段により前記非表示要求を取得したと判定された場合に、前記出力手段は、前記例題を非表示とし、前記演習問題のみを前記画面上に表示させる。この態様によれば、ユーザは、例題を参照せずに演習問題に取り組むことができ、学習内容を本当に理解できたのか確認することができる。
【０００９】
上記の学習支援装置の一態様では、前記端末装置から、前記演習問題の解答及び解説の表示を要求する解答表示要求を取得したか否かを判定する判定手段を備え、前記出力手段は、前記判定手段により前記解答表示要求を取得したと判定された場合に、前記演習問題の解答及び解説を出力し、当該演習問題と、当該演習問題の解答及び解説とを、前記例題と入れ替えて前記画面上に表示する。この態様によれば、ユーザは、自身の希望するタイミングで演習問題の解答及び解説を確認することができ、自己採点などを行うことができる。
【００１０】
上記の学習支援装置の一態様では、前記記憶部は、前記問題と、当該問題の学習要素及び難易度とを対応付けて記憶しており、前記端末装置から、前記学習要素及び難易度を条件情報として取得する条件取得手段を備え、前記類題選択手段は、前記記憶部を参照し、前記学習要素及び難易度が、前記条件情報に含まれる学習要素及び難易度と同じ問題を類題として選択する。この態様によれば、ユーザは、自身が希望する学習要素について、学力レベルに応じた例題や演習問題を用いて学習を行うことができる。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許