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公開番号
2025154954
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024058266
出願日
2024-03-29
発明の名称
消火訓練MRプログラムおよび消火訓練MRシステム
出願人
株式会社深谷歩事務所
代理人
個人
主分類
G09B
9/00 20060101AFI20251002BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】ユーザのいる環境を周囲の物品等を含め再現し、かつそれらの物品の中から発火点を設定することができる消火訓練シミュレータを構築する。
【解決手段】消火訓練MRシステム1は、HMD10a周辺の三次元データを取得する。この三次元データのうち、消火訓練MRシステム1ではユーザの選択により、家具やオフィス器具等を物品として設定することができ、さらに個々の物品に対し、可燃・非可燃の別や発火点を設定できる。物品単位で燃焼の再現が可能であり、かつ炎の延焼も再現できる。これらの設定のもと、物品オブジェクトに炎エフェクトを重ねることにより、リアルな消火訓練シミュレータを提供することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コンピュータを、
環境データ取得手段、物品情報取得手段、および物品燃焼手段として機能させ、
前記環境データ取得手段は、
測距センサによる三次元データを取得する三次元データ取得手段、および、
前記三次元データのうち、ユーザの選択により、物品の三次元データを三次元物品データとして取得する三次元物品データ取得手段、を備え、
前記物品情報取得手段は、
前記三次元物品データを取得している物品の設定情報を受け付ける物品情報取得手段であり、
前記物品燃焼手段は、
撮像装置による映像データおよび前記三次元物品データから、燃焼している物品に係る合成映像をユーザ端末の表示部に表示する合成映像表示手段、および、
ユーザが操作するコントローラの情報を取得して前記合成映像を変化させる合成映像変化手段、を備え、
前記設定情報が、前記三次元物品データを取得している物品のうち少なくとも一つをユーザの入力により発火点とする発火点情報を含むことを特徴とする、消火訓練MRプログラム。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記設定情報が、さらに前記三次元物品データを取得している物品の可燃非可燃情報を含むことを特徴とする、
請求項1に記載の消火訓練MRプログラム。
【請求項3】
前記設定情報が、さらに前記三次元物品データを取得している物品の各辺の長さ情報を含むことを特徴とする、
請求項1に記載の消火訓練MRプログラム。
【請求項4】
前記設定情報が、さらに前記三次元物品データを取得している物品の燃焼速さ情報を含むことを特徴とする、
請求項1に記載の消火訓練MRプログラム。
【請求項5】
前記物品燃焼手段が、さらに、
前記燃焼している物品から一定の距離内に別の物品がある場合、当該別の物品が燃焼する延焼手段を備えることを特徴とする、
請求項1に記載の消火訓練MRプログラム。
【請求項6】
環境データ取得部、物品情報取得部、および物品燃焼部を備え、
前記環境データ取得部は、
測距センサによる三次元データを取得する三次元データ取得部、および、
前記三次元データのうち、ユーザの選択により、物品の三次元データを三次元物品データとして取得する三次元物品データ取得部、を備え、
前記物品情報取得部は、
前記三次元物品データを取得している物品の設定情報を受け付ける物品情報取得部であり、
前記物品燃焼部は、
撮像装置による映像データおよび前記三次元物品データから、燃焼している物品に係る合成映像をユーザ端末の表示部に表示する合成映像表示部、および、
ユーザが操作するコントローラの情報を取得して前記合成映像を変化させる合成映像変化部、を備え、
前記設定情報が、前記三次元物品データを取得している物品のうち少なくとも一つをユーザの入力により発火点とする発火点情報を含むことを特徴とする、消火訓練MRシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、消火訓練MRプログラムおよび消火訓練MRシステムに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
防災意識を向上させ、また万一火災が発生してもその被害を最小限にとどめるため、消火訓練が行われる。
例えば屋外において、可燃物を実際に燃焼させ、その炎を消火器で消化する訓練などが知られている。消火器を実際に扱う機会は少ないため、このような消火訓練などで消火器の使用方法を学ぶことができるという利点がある。
【0003】
一方で、消火器が使い切りであることや、消火器の単価が高額であることなどから、消火訓練を行ったとしても、参加する全員が消火器を操作できるとは限らない。
また、屋外等では火災訓練を実施することができても、屋内で可燃物を燃焼させて消火訓練を行うことは、安全性の観点から極めて困難である。
しかしながら、実際の出火原因となるのは屋内にある物品であることが多い。
【0004】
そこで、消火訓練を行うためのシミュレータに関する技術が開示されている。
例えば、特許文献1には、VR(Virtual Reality)を用いた消火体験シミュレーションシステムが開示されている。
特許文献1において、ゴーグルとして機能するモバイル端末は、カメラで撮像した実映像を表示しており、体験者は、体験用消火器や自身の手の位置等を視認して、確認することができる。
また非特許文献1に示すように、VRを用いた防災訓練サービスが提供されている。
【0005】
また、特許文献2には、三次元のエフェクトを描画する技術について開示されている。つまり、空間をスキャンして地形を取得するセンサからのスキャンデータを取得する取得部と、前記UI提供部において提供された設定画面を介して設定された三次元のエフェクトを、前記スキャンデータに対して描画する描画部と、を備える、情報処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-012154号公報
特開2022-069007号公報
【非特許文献】
【0007】
ASATEC株式会社、“[VR防災] VR消火訓練PRO”、[online]、[2024年3月8日検索]、インターネット<URL:https://asatec.jp/vr-bousai/>
【0008】
このようなシミュレータにおいて、消火訓練を行うユーザの普段の環境、例えばオフィス環境などが再現できていると、よりリアリティがあり、実施効果の高い消火訓練を行うことが可能となる。
また、消火訓練に際して、どこで火災が発生したか、何が発火点であるかを設定できると、ユーザが設定するシナリオにもとづく消火訓練を創作することができる。
【0009】
特許文献1や非特許文献1は、ユーザの周りに実際に存在する家具やオフィス機器などの個々の物品を独立したデータとして取得するものではなく、発火点をユーザが設定できるものではない。
このほか、例えば時間経過とともに炎が燃え広がる状況、つまり炎の延焼を再現することについては記載されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
解決しようとする問題点は、MR(Mixed Reality)に係る消火訓練システムであって、周囲の物品等を独立したデータとして取得し、かつそれらの物品の中から発火点を設定することができる消火訓練システムの構築である。
ここでMRは、現実空間の映像等と仮想オブジェクトとを同時にMRデバイスの表示部(ディスプレイ)に表示することで、現実空間上に仮想オブジェクトを可視化する技術である。MRでは、現実空間の映像や三次元データをMRデバイス(HMD(Head Mounted Display・ヘッドマウントディスプレイ)等)が取得し、表示部に表示する。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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