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公開番号
2025158730
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-17
出願番号
2024061567
出願日
2024-04-05
発明の名称
電動式全輪駆動車
出願人
株式会社SUBARU
代理人
個人
主分類
B60L
15/20 20060101AFI20251009BHJP(車両一般)
要約
【課題】前輪をフロント電動モータで駆動し、後輪をリヤ電動モータで駆動する電動式全輪駆動車であって、電費をより向上することが可能な電動式全輪駆動車を提供する。
【解決手段】電動式全輪駆動車1のEV-CU60は、所定の学習条件が成立した場合に、要求トルクを満たしつつ、リヤモータジェネレータ22の出力トルク及びフロントモータジェネレータ21の出力トルクを可変して、フロントモータジェネレータ21とリヤモータジェネレータ22の合計消費電力又は合計トルクが最小となる前後差回転を学習し、該前後差回転の学習後、実前後差回転が学習した前後差回転と一致するように、フロントモータジェネレータ21及びリヤモータジェネレータ22それぞれの出力トルクを制御する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
前輪を駆動するフロント電動モータと、
後輪を駆動するリヤ電動モータと、
アクセルの操作量を検出するアクセルセンサと、
前記前輪の回転数を検出する前輪速センサと、
前記後輪の回転数を検出する後輪速センサと、
前記アクセルの操作量、前記前輪の回転数、前記後輪の回転数に基づいて、前記フロント電動モータ及び前記リヤ電動モータそれぞれを制御するコントロールユニットと、を備え、
前記コントロールユニットは、
所定の学習条件が成立した場合に、要求トルクを満たしつつ、前記リヤ電動モータの出力トルク及び前記フロント電動モータの出力トルクを可変して、前記フロント電動モータと前記リヤ電動モータの合計消費電力又は合計トルクが最小となる、前記前輪の回転数と前記後輪の回転数との差である前後差回転を学習し、
該前後差回転の学習後、実前後差回転が学習した前後差回転と一致するように、前記フロント電動モータ、及び、前記リヤ電動モータそれぞれの出力トルクを制御する
ことを特徴とする電動式全輪駆動車。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記コントロールユニットは、前記所定の学習条件が成立した場合に、前記前輪のスリップ率及び前記後輪のスリップ率それぞれが所定のスリップ率の範囲内に納まるように、要求トルクを満たしつつ、前記リヤ電動モータの出力トルク及び前記フロント電動モータの出力トルクを可変することを特徴とする請求項1に記載の電動式全輪駆動車。
【請求項3】
前記コントロールユニットは、
クルーズコントロール中であり、かつ、舵角が所定値以下の場合に、前記所定の学習条件が成立したと判断して、前記前後差回転を学習し、
該前後差回転の学習後、クルーズコントロール中であり、かつ、舵角が所定値以下の場合に、実前後差回転が学習した前後差回転と一致するように、前記フロント電動モータ、及び、前記リヤ電動モータそれぞれの出力トルクを制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の電動式全輪駆動車。
【請求項4】
前記コントロールユニットは、車速毎、かつ、要求トルク毎に前記前後差回転を学習することを特徴とする請求項3に記載の電動式全輪駆動車。
【請求項5】
前記コントロールユニットは、前記フロント電動モータ、前記リヤ電動モータそれぞれの温度毎、及び/又は、オイルの温度毎に前記前後差回転を学習することを特徴とする請求項4に記載の電動式全輪駆動車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動式全輪駆動車に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電動モータを駆動力源とし、排ガスを排出しない電気自動車(BEV:Battery Electric Vehicle)が実用化されている。例えば、特許文献1には、前輪がフロントモータにより駆動され、後輪がリヤモータにより駆動される電動式の全輪駆動車(全輪駆動の電気自動車)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-93646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電動式の全輪駆動車では、電費(km/kWh又はkWh/km)の向上(改善)が望まれている。しかしながら、特許文献1に記載された電動式の全輪駆動車では、電費の向上(改善)については何ら考慮されていなかった。
【0005】
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、前輪をフロント電動モータで駆動し、後輪をリヤ電動モータで駆動する電動式全輪駆動車であって、電費をより向上することが可能な電動式全輪駆動車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る電動式全輪駆動車は、前輪を駆動するフロント電動モータと、後輪を駆動するリヤ電動モータと、アクセルの操作量を検出するアクセルセンサと、前輪の回転数を検出する前輪速センサと、後輪の回転数を検出する後輪速センサと、アクセルの操作量、前輪の回転数、後輪の回転数に基づいて、フロント電動モータ及びリヤ電動モータそれぞれを制御するコントロールユニットと、を備え、コントロールユニットが、所定の学習条件が成立した場合に、要求トルクを満たしつつ、リヤ電動モータの出力トルク及びフロント電動モータの出力トルクを可変して、フロント電動モータとリヤ電動モータの合計消費電力又は合計トルクが最小となる、前輪の回転数と後輪の回転数との差である前後差回転を学習し、該前後差回転の学習後、実前後差回転が学習した前後差回転と一致するように、フロント電動モータ、及び、リヤ電動モータそれぞれの出力トルクを制御することを特徴とする。
【0007】
ところで、電動式の全輪駆動車の電費は走行抵抗の影響を受け、該走行抵抗は前後駆動力配分の影響を受ける。本発明の一態様に係る電動式全輪駆動車によれば、所定の学習条件が成立した場合に、要求トルクを満たしつつ、リヤ電動モータの出力トルク及びフロント電動モータの出力トルクが可変されて、フロント電動モータとリヤ電動モータの合計消費電力又は合計トルクが最小となる前後差回転(前輪の回転数と後輪の回転数との差)が学習され、該前後差回転の学習後、実前後差回転が学習された前後差回転と一致するように、フロント電動モータ、及び、リヤ電動モータそれぞれの出力トルクが制御される。そのため、要求トルクを満足させつつ、フロント電動モータとリヤ電動モータの合計消費電力又は合計トルクを最小化するように前後駆動力配分を制御でき、もって、電費をより向上することができる。なお、リヤ電動モータの出力を増大し、その分フロント電動モータの出力を低減すると、後輪及び前輪それぞれのスリップ率が変化して前後差回転が変化する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、前輪をフロント電動モータで駆動し、後輪をリヤ電動モータで駆動する電動式全輪駆動車において、電費をより向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る電動式全輪駆動車の全体構成を示す図である。
フロントモータジェネレータ、リヤモータジェネレータの出力特性(T-N特性)を示す図である。
駆動力とタイヤスリップ(スリップ率)との特性(関係)を示す図である。
実施形態に係る電動式全輪駆動車による合計消費電力又は合計トルクの極小値の学習方法を説明するための図である。
目標前後差回転マップの一例を示す図である。
実施形態に係る電動式全輪駆動車による前後差回転の学習処理の処理手順を示すフローチャートである。
実施形態に係る電動式全輪駆動車による前後差回転制御の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。また、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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