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公開番号2025160999
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024063809
出願日2024-04-11
発明の名称ラベルシート
出願人朝日インテック株式会社
代理人個人
主分類G09F 3/02 20060101AFI20251017BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】ラベルシート全体の大きさを増大させることなく、剥離シートの外側部剥離後、かつ剥離シートの内側部剥離前におけるラベルシートの粘着強度を増大させるとともに、表示部に粘着層をしっかりと保持した状態で表示部をシート本体から確実に剥離することができるラベルシートを提供する。
【解決手段】ラベルシート1は、情報W1が表示された表示部2aと、その表示部2aの外周を覆うように、表示部2aとは分離して配置された外枠部2bと、を有し、1面に粘着層9を備えたシート本体2と、粘着層9を挟んでシート本体2とは反対側に、粘着層9に剥離可能に貼着され、外枠部2bの領域内で内側部3aと外側部3bとに分離された剥離シート3と、を備え、剥離シート3の外側部3bは、シート本体2の表示部2aに向かって延びる8個の第1の突起部5を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
情報が表示された表示部と、その表示部の外周を覆うように、前記表示部とは分離して配置された外枠部と、を有し、１面に粘着層を備えたシート本体と、
前記粘着層を挟んで前記シート本体とは反対側に、前記粘着層に剥離可能に貼着され、前記外枠部の領域内で内側部と外側部とに分離された剥離シートと、
を備え、
前記剥離シートの前記外側部は、前記シート本体の前記表示部に向かって延びる少なくとも１つの突起部を備えたことを特徴とするラベルシート。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記少なくとも１つの突起部の先端を、平面視において前記表示部の外周に接触させたことを特徴とする請求項１に記載のラベルシート。
【請求項３】
前記少なくとも１つの突起部の幅は、前記表示部に向かって細くなっており、前記少なくとも１つの突起部の先端を、平面視において前記表示部の外周に点接触させたことを特徴とする請求項２に記載のラベルシート。
【請求項４】
情報が表示された略矩形状の表示部と、その表示部の外周を覆うように、前記表示部とは分離して配置された外枠部と、を有し、１面に粘着層を備えたシート本体と、
前記粘着層を挟んで前記シート本体とは反対側に、前記粘着層に剥離可能に貼着され、前記外枠部の領域内で内側部と外側部とに分離された剥離シートと、
を備え、
前記剥離シートの前記外側部は、前記表示部の略矩形状の辺部に沿って断続的に形成され、前記シート本体の前記表示部に向かって延びる複数の突起部を備えたことを特徴とするラベルシート。
【請求項５】
前記複数の突起部のうち少なくとも１つの突起部の先端を、平面視において前記表示部の外周に接触させたことを特徴とする請求項４に記載のラベルシート。
【請求項６】
前記複数の突起部のうち少なくとも１つの突起部の幅は、前記表示部に向かって細くなっており、前記少なくとも１つの突起部の先端を、平面視において前記表示部の外周に点接触させたことを特徴とする請求項５に記載のラベルシート。
【請求項７】
前記複数の突起部は、前記表示部の略矩形状の角部から放射方向に延びる所定領域を除いて形成されていることを特徴とする請求項４乃至請求項６の何れかに記載のラベルシート。
【請求項８】
情報が表示された略楕円形状の表示部と、その表示部の外周を覆うように、前記表示部とは分離して配置された外枠部と、を有し、１面に粘着層を備えたシート本体と、
前記粘着層を挟んで前記シート本体とは反対側に、前記粘着層に剥離可能に貼着され、前記外枠部の領域内で内側部と外側部とに分離された剥離シートと、
を備え、
前記剥離シートの前記外側部は、前記表示部の略楕円形状の円周に沿って断続的に形成され、前記シート本体の前記表示部に向かって延びる複数の突起部を備えたことを特徴とするラベルシート。
【請求項９】
前記複数の突起部のうち少なくとも１つの突起部の先端を、平面視において前記表示部の外周に接触させたことを特徴とする請求項８に記載のラベルシート。
【請求項１０】
前記複数の突起部のうち少なくとも１つの突起部の幅は、前記表示部に向かって細くなっており、前記少なくとも１つの突起部の先端を、平面視において前記表示部の外周に点接触させたことを特徴とする請求項９に記載のラベルシート。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、物品の容器を含む包装体に貼付されるラベルシートに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、包装された物品の内容を表示するために、物品の内容を表示したラベルシートが包装体の表面に貼付されてきた。
【０００３】
例えば、特許文献１には、貼付面に粘着層４が設けられたラベルシート２と、そのラベルシート２の粘着層４側に剥離可能に設けられた剥離シート３と、を備え、ラベルシート２は、医薬の内容が表示される表示部２ａと、その表示部２ａの外側を囲むように設けられ、表示部２ａと分割された外枠部２ｂと、を有し、剥離シート３は、ラベルシート２の外枠部２ｂの領域内で、切れ目３ｃによって内側部３ａと外側部３ｂとに分割された医薬ラベル１が記載されていると認められる（図１等参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１４－１６１３６６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１に記載の医薬ラベル１においては、剥離シート３の外側部３ｂ剥離後、かつ剥離シート３の内側部３ａ剥離前に露出する粘着層４の領域が小さいため、すなわち、粘着層４の外周から剥離シート３の内側部３ａの外周までの距離が短いために、医薬シート１の医薬用袋５に対する粘着強度が十分ではなく、医薬シート１が医薬用袋５から剥がれてしまうという問題があった。
【０００６】
そこで、医薬シート１の医薬用袋５に対する粘着強度を増大させるために、粘着層４の領域を大きくして医薬シート１の医薬用袋５からの剥がれを防止する方法もあるが、その場合には、医薬シート１全体の大きさを増大させてしまうという問題があった。
【０００７】
また、特許文献１に記載の医薬シート１（以下、「ラベルシート」と記す）は、医薬の内容が表示された表示部２ａを外枠２ｂから剥がした状態で別の容器に貼り替える必要があることから、表示部２ａに粘着層４がしっかりと保持された状態で外枠部２ｂから剥がされる必要がある。
【０００８】
本発明は、従来技術が有する上述した問題に対応してなされたものであり、ラベルシート全体の大きさを増大させることなく、剥離シートの外側部剥離後、かつ剥離シートの内側部剥離前におけるラベルシートの粘着強度を増大させるとともに、表示部に粘着層をしっかりと保持した状態で表示部をシート本体から確実に剥離することができるラベルシートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
上述した課題を解決するために、本発明の第１の態様のラベルシートは、情報が表示された表示部と、その表示部の外周を覆うように、前記表示部とは分離して配置された外枠部と、を有し、１面に粘着層を備えたシート本体と、前記粘着層を挟んで前記シート本体とは反対側に、前記粘着層に剥離可能に貼着され、前記外枠部の領域内で内側部と外側部とに分離された剥離シートと、
を備え、前記剥離シートの前記外側部は、前記シート本体の前記表示部に向かって延びる少なくとも１つの突起部を備えたことを特徴とする。
【００１０】
また、本発明の第２の態様は、第１の態様のラベルシートにおいて、前記少なくとも１つの突起部の先端を、平面視において前記表示部の外周に接触させたことを特徴とする。
（【００１１】以降は省略されています）

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