TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025163689
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-29
出願番号2025067640
出願日2025-04-16
発明の名称画像形成材料用バインダーの製造方法
出願人三洋化成工業株式会社
代理人
主分類G03G 9/087 20060101AFI20251022BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】帯電性及び粉砕性に優れ、広い定着幅及び耐擦過性を有する画像形成材料用バインダーを提供する。
【解決手段】ポリエステル樹脂(A)を含む画像形成材料用バインダーの製造方法であって、ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)と炭素数2~5のジオール(b)及びカルボン酸成分(c)とを180℃~250℃で反応させて前記ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)を解重合して解重合物(bx)を得る工程と、解重合物(bx)とアルコール成分とカルボン酸成分とを重縮合させて前記ポリエステル樹脂(A)を得る工程とを有し、前記カルボン酸成分(c)が酸性基の塩を有するカルボン酸成分(c1)を含むカルボン酸成分である画像形成材料用バインダーの製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリエステル樹脂(A)を含む画像形成材料用バインダーの製造方法であって、ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)と炭素数2~5のジオール(b)及びカルボン酸成分(c)とを180℃~250℃で反応させて前記ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)を解重合して解重合物(bx)を得る工程と、解重合物(bx)とアルコール成分とカルボン酸成分とを重縮合させて前記ポリエステル樹脂(A)を得る工程とを有し、前記カルボン酸成分(c)が酸性基の塩を有するカルボン酸成分(c1)を含むカルボン酸成分である画像形成材料用バインダーの製造方法。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記酸性基の塩を有するカルボン酸成分(c1)がスルホン酸塩基、スルファミン酸塩基及びリン酸塩基からなる群から選ばれる少なくとも1種の基を有するジカルボン酸成分である請求項1に記載の画像形成材料用バインダーの製造方法。
【請求項3】
前記ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)が再生PET樹脂である請求項1又は2に記載の画像形成材料用バインダーの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成材料用バインダーの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電子写真システムの発展に伴い、商業印刷や産業印刷などの用途に電子写真技術の適用を広げる取り組みが進んできている。商業印刷や産業印刷の分野では安定的に高速印刷する必要があるため、一定の低温定着性と耐ホットオフセット性、つまり広い定着幅を有することが求められる。また、微粉などが生じないようトナーがカートリッジ内で受ける撹拌に伴うせん断や圧縮に対して耐久性を有することや、同品質の画像を大量に安定して印刷するために帯電性能を保持することなどの要件を具備する必要がある。
トナー等に使用される画像形成材料は、上述のようなトナー特性に大きな影響を与えるものであり、ポリスチレン樹脂、スチレン-アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂等が知られているが、定着性と帯電性のバランスを取りやすいことから、ポリエステル樹脂が特に注目されている。
例えば、定着性や帯電性に優れ、炭素数2~4の脂肪族ジオールを主成分とするポリエステル樹脂を含有するトナーバインダーが開示されている(特許文献1及び2)。
しかしながら商業印刷や産業印刷などの用途のトナーに適用するには十分な帯電性、十分広い定着幅、十分な粉砕性、耐擦過性を有しているとは言えず、それらの改善が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-141966号公報
特開平9-278873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、帯電性及び粉砕性に優れ、広い定着幅及び耐擦過性を有する画像形成材料用バインダーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、鋭意検討した結果、本発明に至った。
すなわち本発明はポリエステル樹脂(A)を含む画像形成材料用バインダーの製造方法であって、ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)と炭素数2~5のジオール(b)及びカルボン酸成分(c)とを180℃~250℃で反応させて前記ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)を解重合して解重合物(bx)を得る工程と、解重合物(bx)とアルコール成分とカルボン酸成分とを重縮合させて前記ポリエステル樹脂(A)を得る工程とを有し、前記カルボン酸成分(c)が酸性基の塩を有するカルボン酸成分(c1)を含むカルボン酸成分である画像形成材料用バインダーの製造方法である。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、帯電性及び粉砕性に優れ、広い定着幅及び耐擦過性を有する画像形成材料用バインダーを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の画像形成材料の製造方法について詳細に説明する。
【0008】
本発明の画像形成材料用バインダーの製造方法はポリエステル樹脂(A)を含む画像形成材料用バインダーの製造方法であって、ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)と炭素数2~5のジオール(b)及びカルボン酸成分(c)とを180℃~250℃で反応させて前記ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)を解重合して解重合物(bx)を得る工程と、解重合物(bx)とアルコール成分とカルボン酸成分とを重縮合させて前記ポリエステル樹脂(A)を得る工程とを有し、前記カルボン酸成分(c)が酸性基の塩を有するカルボン酸成分(c1)を含むカルボン酸成分である画像形成材料用バインダーの製造方法である。
【0009】
本発明における画像形成材料用バインダーは、ポリエステル樹脂(A)を含む。
【0010】
ポリエステル樹脂(A)は、ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)と炭素数2~5のジオール(b)及びカルボン酸成分(c)とを反応させて前記ポリエチレンテレフタレート樹脂(B)を解重合して解重合物(bx)を得た後、解重合物(bx)とアルコール成分とカルボン酸成分とを重縮合させてなるポリエステル樹脂である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

三洋化成工業株式会社
導電剤及び潤滑剤組成物
2日前
三洋化成工業株式会社
画像形成材料用バインダー
14日前
三洋化成工業株式会社
角栓除去用組成物及び洗浄料
3日前
三洋化成工業株式会社
センサ評価方法及びセンサ評価装置
3日前
三洋化成工業株式会社
画像形成材料用バインダーの製造方法
2日前
三洋化成工業株式会社
導電性接着剤、二次電池用電極及び二次電池
23日前
三洋化成工業株式会社
二次電池用セパレータ及び二次電池用セパレータの製造方法
23日前
個人
表示装置
16日前
個人
雨用レンズカバー
14日前
株式会社シグマ
絞りユニット
1か月前
日本精機株式会社
車両用投射装置
22日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
平和精機工業株式会社
雲台
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
7日前
キヤノン株式会社
撮像装置
7日前
キヤノン株式会社
撮像装置
7日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1日前
株式会社リコー
画像形成装置
1日前
株式会社リコー
画像形成装置
4日前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
17日前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
28日前
ブラザー工業株式会社
再生方法
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
続きを見る