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公開番号2025067444
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177427
出願日2023-10-13
発明の名称実験制御方法および自動実験装置
出願人三井化学株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類B01L 99/00 20100101AFI20250417BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】溶液の吐出不良の発生を抑制することが可能な実験制御方法および自動実験装置を提供する。
【解決手段】実験制御方法は、容器に溶液を吐出可能な吐出部と、吐出部にエネルギーを付与する付与部とを含む自動実験装置の実験制御方法であって、吐出部により容器に溶液を吐出させるように制御するステップと、吐出部により溶液を吐出させた際に、吐出部にエネルギーを付与するように付与部を制御するステップと、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
容器に溶液を吐出可能な吐出部と、前記吐出部にエネルギーを付与する付与部とを含む自動実験装置の実験制御方法であって、
前記吐出部により前記容器に前記溶液を吐出させるように制御するステップと、
前記吐出部により前記溶液を吐出させた際に、前記吐出部にエネルギーを付与するように前記付与部を制御するステップと、
を有する実験制御方法。
続きを表示（約 530 文字）【請求項２】
前記吐出部により前記溶液の少なくとも一部が吐出されていないことを検出するステップをさらに有し、
前記付与部を制御するステップにおいて、前記検出するステップで前記溶液の少なくとも一部が吐出されていないことを検出した場合、前記吐出部に前記エネルギーを付与する、
請求項１に記載の実験制御方法。
【請求項３】
前記付与部を制御するステップは、前記溶液の種類に応じて、前記吐出部に前記エネルギーを付与するか否かについて判定するステップを含む、
請求項１に記載の実験制御方法。
【請求項４】
前記付与部を制御するステップは、溶液の種類に応じて、エネルギーの付与の態様を変更するステップを含む、
請求項１に記載の実験制御方法。
【請求項５】
容器に溶液を吐出可能な吐出部と、
前記吐出部にエネルギーを付与する付与部と、
前記吐出部により前記容器に前記溶液を吐出させるように制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記吐出部により前記溶液を吐出させた際に、前記吐出部にエネルギーを付与するように前記付与部を制御する、
自動実験装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、実験制御方法および自動実験装置に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、ロボット装置を用いて化学実験等を自動で行うことが知られている。ロボット装置としては、例えば、ロボットハンド等、実験器具を把持可能な装置が自動実験で用いられる（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
自動実験では、例えば、ロボット装置の把持部が、吐出器具（例えば、スポイト等）に溶液を吸引させた後、吐出器具を容器が配置された場所に移動させ、容器内に吐出器具の溶液を吐出させること等が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１６－３０３１６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、吐出器具から溶液が吐出された際に、溶液の物性によっては、吐出器具の吐出部分から溶液が十分に吐出されない吐出不良が発生するおそれがある。吐出不良が発生すると、容器に吐出するべき溶液の量が不足し、実験精度が低下する可能性がある。
【０００６】
本開示の目的は、溶液の吐出不良の発生を抑制することが可能な実験制御方法および自動実験装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示に係る実験制御方法は、
容器に溶液を吐出可能な吐出部と、前記吐出部にエネルギーを付与する付与部とを含む自動実験装置の実験制御方法であって、
前記吐出部により前記容器に前記溶液を吐出させるように制御するステップと、
前記吐出部により前記溶液を吐出させた際に、前記吐出部にエネルギーを付与するように前記付与部を制御するステップと、
を有する。
【０００８】
本開示に係る自動実験装置は、
容器に溶液を吐出可能な吐出部と、
前記吐出部にエネルギーを付与する付与部と、
前記吐出部により前記容器に前記溶液を吐出させるように制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記吐出部により前記溶液を吐出させた際に、前記吐出部にエネルギーを付与するように前記付与部を制御する。
【発明の効果】
【０００９】
本開示によれば、溶液の吐出不良の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本開示の第１の実施の形態に係る自動実験装置の概略構成を示す図である。
本開示の第１の実施の形態に係る自動実験装置の概略構成を示す図である。
エネルギーを吐出器具に付与している状態の一例を示す図である。
第１の実施の形態に係るロボット装置における自動実験制御の動作例を示すフローチャートである。
第２の実施の形態に係る自動実験装置の概略構成を示す図である。
第２の実施の形態に係るロボット装置における自動実験制御の動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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