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公開番号
2025075937
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187467
出願日
2023-11-01
発明の名称
磁性体付きバスバー組立体
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人笠井中根国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
H05K
9/00 20060101AFI20250508BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】一対のバスバー同士の接触を抑制することができる、磁性体付きバスバー組立体を開示する。
【解決手段】磁性体付きバスバー組立体10が、一対のバスバー12,14と、一対のバスバー12,14に外挿される環状の磁性体16と、一対のバスバー12,14と磁性体16を相互に非接触な状態で保持する絶縁性保持部材18と、を備え、絶縁性保持部材18は、磁性体16が収容された環状の磁性体収容筒部36と、磁性体収容筒部36の内孔38を貫通して軸方向に延びる絶縁性隔壁40を隔てて配置されて、一対のバスバー12,14がそれぞれ収容された一対のバスバー収容部42,44と、を有している。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
一対のバスバーと、
前記一対のバスバーに外挿される環状の磁性体と、
前記一対のバスバーと前記磁性体を相互に非接触な状態で保持する絶縁性保持部材と、を備え、
前記絶縁性保持部材は、前記磁性体が収容された環状の磁性体収容筒部と、前記磁性体収容筒部の内孔を貫通して軸方向に延びる絶縁性隔壁を隔てて配置されて、前記一対のバスバーがそれぞれ収容された一対のバスバー収容部と、を有している、
磁性体付きバスバー組立体。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記一対のバスバー収容部が、前記絶縁性隔壁を隔てて前記磁性体収容筒部の前記軸方向に直交する第1直交方向で積層配置されており、各前記バスバー収容部は、各前記バスバーの板厚寸法よりも大きく前記第1直交方向と同方向の高さ寸法を有し、各前記バスバーの板幅寸法よりも大きく前記高さ寸法よりも大きい幅寸法を前記第1直交方向に直交する第2直交方向に有している、請求項1に記載の磁性体付きバスバー組立体。
【請求項3】
前記絶縁性保持部材の前記磁性体収容筒部は、前記磁性体収容筒部の前記内孔を構成して、前記軸方向に直交する第1直交方向に扁平な矩形枠体断面で前記軸方向に延びる内孔形成筒部と、
前記内孔形成筒部の軸方向一端側の外周面から外周側に突出するフランジ板部と、
前記内孔形成筒部の軸方向他端側の前記外周面に形成されて前記第1直交方向の内方に撓み変形可能な弾性ロック部と、
前記内孔形成筒部に外挿される矩形枠体形状の前記磁性体の外周面および前記軸方向他端側の端面を覆うカバー筒部と、を備え、
前記磁性体に外挿された前記カバー筒部は、前記弾性ロック部の撓み変形により前記内孔形成筒部の前記軸方向他端側から前記軸方向一端側に向かって組み付け可能であり、
前記磁性体の前記軸方向一端側の端面が前記フランジ板部に当接する組付端位置において、前記弾性ロック部が弾性復帰して、前記弾性ロック部と前記フランジ板部の間で前記磁性体と前記カバー筒部が前記軸方向で位置決め保持されており、前記内孔形成筒部と、前記フランジ板部と、前記カバー筒部によって、前記磁性体が全周に亘って覆われている、請求項1または請求項2に記載の磁性体付きバスバー組立体。
【請求項4】
前記カバー筒部の前記軸方向一端側の内周面が、前記フランジ板部の突出端面を外周側から覆っている、請求項3に記載の磁性体付きバスバー組立体。
【請求項5】
前記絶縁性隔壁の一方側に設けられた前記バスバー収容部は、前記磁性体収容筒部の前記軸方向他端側に突出する前記絶縁性隔壁と前記絶縁性隔壁の両側縁部から突出する一対の側壁部を含んで構成された支持収容部と、前記磁性体収容筒部の前記軸方向一端側に突出して撓み変形することで前記バスバー収容部の前記軸方向一端側から前記軸方向他端側への前記バスバーの挿し入れを許容し、弾性復帰することで前記バスバーに設けられた係合部に係合して前記バスバーの前記軸方向での変位を阻止する弾性被係合部を有している、請求項1または請求項2に記載の磁性体付きバスバー組立体。
【請求項6】
前記絶縁性隔壁の他方側に設けられた前記バスバー収容部は、前記磁性体収容筒部の前記軸方向一端側に突出する前記絶縁性隔壁と前記絶縁性隔壁の両側縁部から突出する一対の側壁部を含んで構成された支持収容部と、前記磁性体収容筒部の前記軸方向他端側に突出して撓み変形することで前記バスバー収容部の前記軸方向他端側から前記軸方向一端側への前記バスバーの挿し入れを許容し、弾性復帰することで前記バスバーに設けられた係合部に係合して前記バスバーの前記軸方向での変位を阻止する弾性被係合部を有している、請求項1または請求項2に記載の磁性体付きバスバー組立体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、磁性体付きバスバー組立体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
電気自動車やハイブリッド車両などのモータ駆動により走行する車両には、大電流が流れるバスバーが配索されている。特許文献1には、このようなバスバーからのノイズを除去するために、バスバーに対してフェライトコア等の環状の磁性体を外挿した磁性体付きバスバー組立体を採用することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-186406号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1に開示のバスバー組立体では、フェライトコアが収納された環状のコア収容部の単一の内孔内に通電路を構成する一対のバスバーが相互に隙間を隔てた並列状態で挿通配置されている。それゆえ、バスバー間は空間で隔てられているに過ぎないため、車載時の振動や予期せぬ衝撃等により、一対のバスバー同士が接触するおそれがあった。
【0005】
そこで、一対のバスバー同士の接触を抑制することができる、磁性体付きバスバー組立体を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の磁性体付きバスバー組立体は、一対のバスバーと、前記一対のバスバーに外挿される環状の磁性体と、前記一対のバスバーと前記磁性体を相互に非接触な状態で保持する絶縁性保持部材と、を備え、前記絶縁性保持部材は、前記磁性体が収容された環状の磁性体収容筒部と、前記磁性体収容筒部の内孔を貫通して軸方向に延びる絶縁性隔壁を隔てて配置されて、前記一対のバスバーがそれぞれ収容された一対のバスバー収容部と、を有している、ものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示の磁性体付きバスバー組立体によれば、一対のバスバー同士の接触を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1に係る磁性体付きバスバー組立体を示す斜視図である。
図2は、図1に示された磁性体付きバスバー組立体における平面図である。
図3は、図1に示された磁性体付きバスバー組立体における底面図である。
図4は、図2におけるIV-IV断面図である。
図5は、図2におけるV-V断面を拡大して示す縦断面図である。
図6は、図1に示された磁性体付きバスバー組立体の絶縁性保持部材を構成する磁性体固定治具を示す斜視図である。
図7は、図6に示された磁性体固定治具に対して磁性体を固定した状態を示す斜視図である。
図8は、図7に示された磁性体に対してカバー筒部が外挿されて絶縁性保持部材内に磁性体が収容された状態を示す斜視図である。
図9は、図8に示された絶縁性保持部材に対して一対のバスバーのうちの一方が組み付けられた状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本開示の実施形態の説明>
最初に、本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の磁性体付きバスバー組立体は、
(1)一対のバスバーと、前記一対のバスバーに外挿される環状の磁性体と、前記一対のバスバーと前記磁性体を相互に非接触な状態で保持する絶縁性保持部材と、を備え、前記絶縁性保持部材は、前記磁性体が収容された環状の磁性体収容筒部と、前記磁性体収容筒部の内孔を貫通して軸方向に延びる絶縁性隔壁を隔てて配置されて、前記一対のバスバーがそれぞれ収容された一対のバスバー収容部と、を有している、ものである。
【0010】
本態様の磁性体付きバスバー組立体によれば、絶縁性保持部材により、通電路を構成する一対のバスバーと磁性体とが相互に非接触な状態で保持されている。しかも、絶縁性保持部材には、磁性体収容筒部の内孔を貫通して軸方向に延びる絶縁性隔壁を隔てて、一対のバスバー収容部が設けられており、各バスバー収容部に各バスバーが収容されている。それゆえ、内孔を挿通する一対のバスバー間が空間のみによって隔てられている従来構造に比して、一対のバスバー同士が接触するリスクを抑制または回避することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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