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公開番号
2025113908
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024008308
出願日
2024-01-23
発明の名称
モータドライバ回路、それを用いた電子機器
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20250728BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】スイッチングノイズの影響を受けにくい基準電流源を備えるモータドライバ回路を提供する。
【解決手段】電流設定ピンISETには、外付けの設定抵抗R
SET
が接続される。第1トランジスタM11は、第1電極が電流設定ピンISETと接続される。オペアンプOA11は、第1入力(+)に基準電圧V
REF
を受け、第2入力(-)に電流設定ピンISETの電圧V
FB
を受け、出力が第1トランジスタM11の制御電極(ゲート)と接続される。カレントミラー回路CM11は、第1トランジスタM11に流れる第1電流I
1
を折り返す。第1抵抗R11は、カレントミラー回路CM11の出力ノードと接続される。ローパスフィルタ510は、第1抵抗R11の電圧降下である第1電圧信号V
1
を受ける。電圧/電流変換器520は、ローパスフィルタ510が出力する第2電圧信号V
2
を、基準電流I
REF
に変換する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
外付けの設定抵抗が接続されるべき電流設定ピンと、
前記設定抵抗によって決まる電流量を有する基準電流を生成する基準電流源と、
を備え、
前記基準電流源は、
第1電極が前記電流設定ピンと接続された第1トランジスタと、
第1入力に基準電圧を受け、第2入力に前記電流設定ピンの電圧を受け、出力が前記第1トランジスタの制御電極と接続されたオペアンプと、
前記第1トランジスタに流れる第1電流を折り返すカレントミラー回路と、
前記カレントミラー回路の出力ノードと接続される第1抵抗と、
前記第1抵抗の電圧降下である第1電圧信号を受けるローパスフィルタと、
前記ローパスフィルタが出力する第2電圧信号を、前記基準電流に変換する電圧/電流変換器と、
を含む、モータドライバ回路。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記ローパスフィルタのカットオフ周波数は、10kHz以下である、請求項1に記載のモータドライバ回路。
【請求項3】
前記ローパスフィルタのカットオフ周波数は、前記モータドライバ回路のスイッチング周波数の1/4以下である、請求項1または2に記載のモータドライバ回路。
【請求項4】
前記第1抵抗と第2抵抗は半導体基板上でペアリングして形成されている、請求項1または2に記載のモータドライバ回路。
【請求項5】
前記ローパスフィルタは、RCフィルタである、請求項1または2に記載のモータドライバ回路。
【請求項6】
前記ローパスフィルタは、LCフィルタである、請求項1または2に記載のモータドライバ回路。
【請求項7】
前記ローパスフィルタは、LRフィルタである、請求項1または2に記載のモータドライバ回路。
【請求項8】
前記ローパスフィルタは、アクティブフィルタである、請求項1または2に記載のモータドライバ回路。
【請求項9】
前記基準電流によって充電されるキャパシタを含み、前記基準電流に反比例する時間を測定するタイマー回路をさらに備える、請求項1または2に記載のモータドライバ回路。
【請求項10】
ハイサイドトランジスタを駆動するハイサイドドライバと、
ローサイドトランジスタを駆動するローサイドドライバと、
をさらに備え、
前記タイマー回路を利用して、ハイサイドトランジスタとローサイドトランジスタのデッドタイムを制御する、請求項9に記載のモータドライバ回路。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、モータドライバ回路に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
多くの半導体集積回路は、基準電流を生成する基準電流源を含む。基準電流源は、基準電流の量を、半導体集積回路を備えるシステム・アプリケーションの設計者が、自由に変更できるように構成される場合がある。具体的には、半導体集積回路に、電流設定用のピンが設けられ、この電流設定用ピンに、外付けの抵抗が接続可能となっている。半導体集積回路の基準電流源は、外付けの抵抗に基準電圧を印加し、抵抗値に応じた電流量の基準電流を生成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-187420号公報
【0004】
本発明者は、外付け抵抗によって電流量を設定可能な基準電流源を、モータドライバ回路に集積化するにあたり、以下の課題を認識するに至った。
【0005】
モータドライバ回路は、出力段であるインバータを備える。インバータは、スイッチングにともなうスイッチングノイズを発生する。電流設定用のピンはハイインピーダンスであるため、ノイズの影響を受けやすい。スイッチングノイズが、電流設定用のピンに入力されると、基準電流の量が変化してしまう。
【0006】
[概要]
本開示は係る課題に鑑みてなされたものあり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、スイッチングノイズの影響を受けにくい基準電流源を備えるモータドライバ回路の提供にある。
【0007】
本開示のある態様のモータドライバ回路は、外付けの設定抵抗が接続されるべき電流設定ピンと、設定抵抗によって決まる電流量を有する基準電流を生成する基準電流源と、を備える。基準電流源は、第1電極が電流設定ピンと接続された第1トランジスタと、第1入力に基準電圧を受け、第2入力に電流設定ピンの電圧を受け、出力が第1トランジスタの制御電極と接続されたオペアンプと、第1トランジスタに流れる第1電流を折り返すカレントミラー回路と、カレントミラー回路の出力ノードと接続される第1抵抗と、第1抵抗の電圧降下である第1電圧信号を受けるローパスフィルタと、ローパスフィルタが出力する第2電圧信号を、基準電流に変換する電圧/電流変換器と、を含む。
【0008】
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、本開示の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態に係るモータドライバ回路の回路図である。
図2は、実施形態に係る基準電流源の回路図である。
図3は、図2の基準電流源の動作を説明する図である。
図4は、ローパスフィルタの構成例を示す回路図である。
図5は、ローパスフィルタの別の構成例を示す回路図である。
図6は、ローパスフィルタのさらに別の構成例を示す回路図である。
図7は、一実施例に係るモータドライバ回路の回路図である。
【0010】
[詳細な説明]
(実施形態の概要)
本開示のいくつかの例示的な実施形態の概要を説明する。この概要は、後述する詳細な説明の前置きとして、実施形態の基本的な理解を目的として、1つまたは複数の実施形態のいくつかの概念を簡略化して説明するものであり、発明あるいは開示の広さを限定するものではない。便宜上、「一実施形態」は、本明細書に開示するひとつの実施形態(実施例や変形例)または複数の実施形態(実施例や変形例)を指すものとして用いる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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