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公開番号
2025081026
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194502
出願日
2023-11-15
発明の名称
加硫ゴム組成物
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
C08J
3/20 20060101AFI20250520BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】架橋均一性が高いゴム組成物及びその製造方法を提供する。
【解決手段】少なくとも1種のゴム成分及び少なくとも1種の加硫促進剤を混練するベース練り工程と、
前記ベース練り工程で得られた混練物1及び少なくとも1種の加硫剤を混練する仕上げ練り工程と、
前記仕上げ練り工程で得られた混練物2を加硫する加硫工程とを含む製造方法により得られる加硫ゴム組成物に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1種のゴム成分及び少なくとも1種の加硫促進剤を混練するベース練り工程と、
前記ベース練り工程で得られた混練物1及び少なくとも1種の加硫剤を混練する仕上げ練り工程と、
前記仕上げ練り工程で得られた混練物2を加硫する加硫工程とを含む製造方法により得られる加硫ゴム組成物。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
同一配合で、
少なくとも1種のゴム成分を混練するベース練り工程と、
前記ベース練り工程で得られた混練物、少なくとも1種の加硫剤及び少なくとも1種の加硫促進剤を混練する仕上げ練り工程と、
前記仕上げ練り工程で得られた混練物を加硫する加硫工程とを含む製造方法により得られる加硫ゴム組成物の残留双極子結合定数の標準偏差より、小さな残留双極子結合定数の標準偏差を有する請求項1に記載の加硫ゴム組成物。
【請求項3】
ベース練り工程が少なくともスルフェンアミド系加硫促進剤を混練する工程である請求項1に記載の加硫ゴム組成物。
【請求項4】
ベース練り工程が少なくともN-シクロヘキシル-2-ベンゾチアゾリルスルフェンアミドを混練する工程である請求項1に記載の加硫ゴム組成物。
【請求項5】
ベース練り工程が少なくともイソプレン系ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムを混練する工程である請求項1に記載の加硫ゴム組成物。
【請求項6】
ゴム成分100質量%中のイソプレン系ゴムの含有量が5質量%以上60質量%以下である請求項1に記載の加硫ゴム組成物。
【請求項7】
ゴム成分100質量%中のブタジエンゴムの含有量が3質量%以上20質量%以下である請求項1に記載の加硫ゴム組成物。
【請求項8】
ゴム成分100質量%中のスチレンブタジエンゴムの含有量が5質量%以上95質量%以下である請求項1に記載の加硫ゴム組成物。
【請求項9】
少なくとも1種のゴム成分及び少なくとも1種の加硫促進剤を混練するベース練り工程と、
前記ベース練り工程で得られた混練物1及び少なくとも1種の加硫剤を混練する仕上げ練り工程と、
前記仕上げ練り工程で得られた混練物2を加硫する加硫工程とを含む加硫ゴム組成物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加硫ゴム組成物及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
加硫ゴムの架橋密度の局所的不均一性は加硫ゴムおよびタイヤ製品の物性に影響すると言われており、架橋均一性の高いゴムは破壊や耐摩耗性に優れると予想されている。しかし、架橋均一性を評価できる分析手法は限られており、定量的な評価指標がなかったため、架橋均一なゴム組成物を得るための手法の提供は難しい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記のように架橋均一化手法が求められてきたものの、架橋均一性の分析手法や評価指標が存在しないため、均一化手法の開発は難しく、特に、種々の加硫ゴム組成物に対して汎用的に用いることが可能な架橋均一化の手法の提供が望まれている。
【0004】
本発明は、前記課題を解決し、架橋均一性が高いゴム組成物及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、少なくとも1種のゴム成分及び少なくとも1種の加硫促進剤を混練するベース練り工程と、
前記ベース練り工程で得られた混練物1及び少なくとも1種の加硫剤を混練する仕上げ練り工程と、
前記仕上げ練り工程で得られた混練物2を加硫する加硫工程とを含む製造方法により得られる加硫ゴム組成物に関する。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、少なくとも1種のゴム成分及び少なくとも1種の加硫促進剤を混練するベース練り工程と、前記ベース練り工程で得られた混練物1及び少なくとも1種の加硫剤を混練する仕上げ練り工程と、前記仕上げ練り工程で得られた混練物2を加硫する加硫工程とを含む製造方法により得られる加硫ゴム組成物であるので、架橋均一性が高いゴム組成物及びその製造方法を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明は、少なくとも1種のゴム成分及び少なくとも1種の加硫促進剤を混練するベース練り工程と、上記ベース練り工程で得られた混練物1及び少なくとも1種の加硫剤を混練する仕上げ練り工程と、上記仕上げ練り工程で得られた混練物2を加硫する加硫工程とを含む製造方法(以下、「製造方法1」ともいう)により得られる加硫ゴム組成物(以下、「加硫ゴム組成物1」ともいう)である。
【0008】
上記加硫ゴム組成物1により前述の効果が得られるメカニズムは必ずしも明らかではないが、以下のように推察される。
加硫ゴム製造の混錬プロセスでは、通常、早期加硫の懸念から硫黄、加硫促進剤等は仕上げ練り工程で投入とすることが多いが、加硫促進剤をベース練り工程で投入して混錬することで、加硫促進剤をより均一に分散し、残留双極子結合定数の標準偏差が狭く、架橋密度分布がより均一化された加硫ゴム組成物が製造されると考えられる。
また、例えば、NMRを用いた残留双極子結合定数の標準偏差を測定することで、加硫ゴムの架橋均一性を評価できる。
従って、本発明によれば、架橋均一性が高いゴム組成物及びその製造方法を提供でき、例えば、NMRを用いた残留双極子結合定数の標準偏差が狭いゴム組成物及びその製造方法を提供できると推察される。
【0009】
上記加硫ゴム組成物1は、少なくとも1種のゴム成分及び少なくとも1種の加硫促進剤を混練するベース練り工程と、上記ベース練り工程で得られた混練物1及び少なくとも1種の加硫剤を混練する仕上げ練り工程と、上記仕上げ練り工程で得られた混練物2を加硫する加硫工程とを含む製造方法1により得られるものである。
【0010】
以下、上記製造方法1の各工程の詳細について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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