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公開番号
2025093757
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023209598
出願日
2023-12-12
発明の名称
評価方法、評価装置及びプログラム
出願人
国立大学法人 鹿児島大学
,
学校法人早稲田大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01K
29/00 20060101AFI20250617BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】学習の効率を向上させ、認知機能の評価期間を短縮することのできる評価方法、評価装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】判定部213は、2回以上の第1の回数だけ連続で、正解に対応づけられた位置での対象動物2の動作を検出した場合に正答の判定を行い、又は、2回以上の第2の回数だけ連続で、不正解に対応づけられた位置での対象動物2の動作を検出した場合に誤答の判定を行う。正答と判定されたときに供給装置32が報酬を供給し、誤答と判定されたときに待機させ又は嫌悪刺激を供給する。二次記憶装置23に判定結果が蓄積されて評価データ232が生成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
2回以上の第1の回数だけ連続で、正解に対応づけられた位置での対象動物の動作を検出した場合に正答の判定を行い、又は、2回以上の第2の回数だけ連続で、不正解に対応づけられた位置での前記対象動物の動作を検出した場合に誤答の判定を行う判定ステップと、
前記判定ステップの判定結果に応じて、報酬を供給し、又は、嫌悪刺激を供給する供給ステップと、
前記判定ステップの判定結果を蓄積して評価データを生成する評価データ生成ステップと、を含む、
評価方法。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
表示装置の2以上の表示領域にそれぞれ、正解図形及び1以上の不正解図形を同時に表示させる表示ステップを更に含み、
前記判定ステップでは、前記第1の回数だけ連続で、前記正解図形に対応する位置での前記対象動物の接触を検出した場合に正答の判定を行い、又は、前記第2の回数だけ連続で、1以上の前記不正解図形のいずれかに対応する位置での前記対象動物の接触を検出した場合に誤答の判定を行う、
請求項1に記載の評価方法。
【請求項3】
前記正解図形と1以上の前記不正解図形とに対応する位置での前記対象動物の接触を検出する接触検出ステップを、更に含み、
前記判定ステップでは、前記接触検出ステップで、正解行動である前記正解図形に対応する位置での接触を、前記第1の回数だけ連続で検出した場合に、正答の判定を行い、前記接触検出ステップで、不正解行動である1以上の前記不正解図形のいずれかに対応する位置での接触を、前記第2の回数だけ連続で検出した場合に、誤答の判定を行う、
請求項2に記載の評価方法。
【請求項4】
前記評価データは、2回以上の予め定めた回数の前記判定ステップの前記判定結果、又は一定時間内の複数回の前記判定ステップの前記判定結果について、全ての前記判定結果に対する正答率を含む、
請求項1に記載の評価方法。
【請求項5】
前記評価データは、前記正答率又は前記正答率の時間変化に基づいて導出した、前記対象動物の認知機能又は学習機能を示す情報を含む、
請求項4に記載の評価方法。
【請求項6】
前記評価データは、前記正解図形に設定された図形と1以上の前記不正解図形のいずれか1つに設定された図形とを互いに入れ替えたときの逆転学習の判定結果を含む、
請求項2に記載の評価方法。
【請求項7】
前記評価データは、前記逆転学習について、2回以上の予め定めた回数の前記判定ステップ、又は一定時間内の複数回の前記判定ステップの、全ての前記判定結果に対する正答率又は前記正答率の時間変化に基づいて導出した、前記対象動物の認知機能又は学習機能の柔軟性を示す情報を含む、
請求項6に記載の評価方法。
【請求項8】
前記判定ステップでは、前記第2の回数だけ連続で、1以上の前記不正解図形のいずれかに対応する位置での前記対象動物の接触を検出した場合に誤答の判定を行うとともに、前記正解図形又は前記不正解図形を表示させていた前記表示領域に明色を表示する、
請求項2に記載の評価方法。
【請求項9】
前記第1の回数及び前記第2の回数は、前記対象動物の種類に応じて予め定められた回数であり、前記第1の回数と前記第2の回数とは、互いに同じ回数である、
請求項1に記載の評価方法。
【請求項10】
認知機能又は学習機能が低いモデル動物又は野生型の動物に薬剤を投与した後に生成した前記評価データを、前記薬剤を投与する前の前記モデル動物又は前記野生型の動物と同じ動物あるいは同種の動物について生成した前記評価データと比較することにより、前記薬剤の認知機能又は学習機能に与える影響を評価する薬剤評価ステップをさらに有する、
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の評価方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、評価方法、評価装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
実験動物を用いた認知機能試験は、精神疾患又は神経疾患等を対象とした創薬の前臨床試験、あるいは脳科学研究において広く行われている。認知機能試験の一種である、実験動物にオペラント学習課題を遂行させる試験は、複雑な認知機能を調べることができるとして知られている(例えば、特許文献1、非特許文献1)。
【0003】
特許文献1に記載の動物学習支援装置は、ケージ内の被検動物に対して所定の刺激が与えられたときに、被検動物が操作部に対して行った操作が正解であった場合に、報酬を被検動物に供給するものである。これにより、被検動物は拘束されず自由に動くことのできる状態で、各種各様なパターンのタスクを用いて被検動物に学習させることができると説明されている。
【0004】
非特許文献1には、認知機能の柔軟性を計るために、正解図形と不正解図形を表示させて正解図形を選択したときに報酬を供給するオリジナル学習と、正解図形と不正解図形を入れ替えて行う逆転学習と、を繰り返す方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-65939号公報
【非特許文献】
【0006】
Tatsuhiro Ayabe,外2名,“Hop-Derived Iso-α-Acids in Beer Improve Visual Discrimination and Reversal Learning in Mice as Assessed by a Touch Panel Operant System”,Frontiers in Behavioral Neuroscience,April 2019,Vol.13,Article 67
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
オペラント学習課題のオリジナル学習と逆転学習を繰り返し行う認知機能の柔軟性の試験は、信頼性及び再現性が高いと考えられている。一方で、この試験を創薬の前臨床試験の薬効テスト等に利用する場合、オペラント学習の正答率が一定以上となるまでに長い期間を要し、試験に期間がかかるという問題がある。
【0008】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、学習の効率を向上させ、認知機能又は学習機能の評価期間を短縮することのできる評価方法、評価装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(評価方法)
本明細書に記載された評価方法は、
2回以上の第1の回数だけ連続で、正解に対応づけられた位置での対象動物の動作を検出した場合に正答の判定を行い、又は、2回以上の第2の回数だけ連続で、不正解に対応づけられた位置での前記対象動物の動作を検出した場合に誤答の判定を行う判定ステップと、
前記判定ステップの判定結果に応じて、報酬を供給し、又は、嫌悪刺激を供給する供給ステップと、を含み、
好ましくは、更に、前記判定ステップの判定結果を蓄積して評価データを生成する評価データ生成ステップと、を含む。
【0010】
例えば、本明細書に記載された評価方法は、
表示装置の2以上の表示領域にそれぞれ、正解図形及び1以上の不正解図形を同時に表示させる表示ステップを更に含み、
前記判定ステップでは、前記第1の回数だけ連続で、前記正解図形に対応する位置での前記対象動物の接触を検出した場合に正答の判定を行い、又は、前記第2の回数だけ連続で、1以上の前記不正解図形のいずれかに対応する位置での前記対象動物の接触を検出した場合に誤答の判定を行ってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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