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公開番号
2025107918
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-22
出願番号
2024001476
出願日
2024-01-09
発明の名称
ポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子、押出発泡粒子成形体、及びポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子の製造方法
出願人
株式会社カネカ
代理人
個人
,
個人
主分類
C08J
9/16 20060101AFI20250714BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】表面性に優れ、圧縮強度が高い押出発泡粒子成形体が得られるポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子、当該押出発泡粒子を用いて得られる押出発泡粒子成形体、及び当該ポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子の製造方法を提供する。
【解決手段】分岐構造を有するポリプロピレン系樹脂(A)と、脂環族飽和炭化水素樹脂(C)とを含み、さらに、分岐構造が導入されていないポリプロピレン系樹脂(B)を含んでいてもよいポリプロピレン系樹脂組成物を含むポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子であって、
前記ポリプロピレン系樹脂(A)と前記ポリプロピレン系樹脂(B)との重量比が、70:30~100:0であり、
前記ポリプロピレン系樹脂(A)と前記ポリプロピレン系樹脂(B)との合計100重量部に対する前記脂環族飽和炭化水素樹脂(C)の含有量が、1.0~5.0重量部である、ポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子を用いる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
分岐構造を有するポリプロピレン系樹脂(A)と、脂環族飽和炭化水素樹脂(C)とを含み、さらに、分岐構造が導入されていないポリプロピレン系樹脂(B)を含んでいてもよいポリプロピレン系樹脂組成物を含むポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子であって、
前記ポリプロピレン系樹脂(A)と前記ポリプロピレン系樹脂(B)との重量比が、70:30~100:0であり、
前記ポリプロピレン系樹脂(A)と前記ポリプロピレン系樹脂(B)との合計100重量部に対する前記脂環族飽和炭化水素樹脂(C)の含有量が、1.0~5.0重量部である、ポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記脂環族飽和炭化水素樹脂(C)が、芳香族石油樹脂の水素化物である、請求項1に記載の押出発泡粒子。
【請求項3】
発泡倍率が10倍を超え、25倍未満である、請求項1又は2に記載の押出発泡粒子。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の押出発泡粒子を成形してなる押出発泡粒子成形体。
【請求項5】
ポリプロピレン系樹脂組成物を押出機に供給して溶融混練したのちに発泡剤を添加して、さらに溶融混練を行なって溶融混練物とすることと、該溶融混練物を冷却したのちにダイから押出して発泡させることとを含む、ポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子の製造方法であって、
前記ポリプロピレン系樹脂組成物が、分岐構造を有するポリプロピレン系樹脂(A)と、脂環族飽和炭化水素樹脂(C)とを含み、さらに、分岐構造が導入されていないポリプロピレン系樹脂(B)を含んでいてもよく、
前記ポリプロピレン系樹脂(A)と前記ポリプロピレン系樹脂(B)との重量比が、70:30~100:0であり、
前記ポリプロピレン系樹脂(A)と前記ポリプロピレン系樹脂(B)との合計100重量部に対する前記脂環族飽和炭化水素樹脂(C)の含有量が、1.0~5.0重量部である、製造方法。
【請求項6】
前記脂環族飽和炭化水素樹脂(C)が、芳香族石油樹脂の水素化物である、請求項5に記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子、押出発泡粒子成形体、及びポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子を用いて得られる押出発泡粒子成形体は、主に自動車内装部材及び自動車バンパー用芯材の他、断熱材及び緩衝包装材等の様々な用途に用いられている。
【0003】
ポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子の製造方法としては、分岐構造を有するポリプロピレン系樹脂を含む樹脂組成物に、発泡剤として無機ガスを添加し、得られた溶融混練物をダイから押出して発泡させる押出発泡法が知られている(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2022/163627号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された方法により製造されるポリプロピレン系樹脂発泡粒子は、その後の型内発泡成形において、発泡粒子内のセル膜が破れやすく、連続気泡率が高くなる(連泡化ともいう)ため、得られる押出発泡粒子成形体の表面性が悪化しやすいことに加え、圧縮強度が低くなりやすいという問題がある。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、表面性に優れ、圧縮強度が高い押出発泡粒子成形体が得られるポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子、当該押出発泡粒子を用いて得られる押出発泡粒子成形体、及び当該ポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、脂環族飽和炭化水素樹脂を含むポリプロピレン系樹脂組成物を押出発泡することにより、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
本開示の態様は、以下のポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子、押出発泡粒子成形体、及びポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子の製造方法に関する。
【0009】
[1] 分岐構造を有するポリプロピレン系樹脂(A)と、脂環族飽和炭化水素樹脂(C)とを含み、さらに、分岐構造が導入されていないポリプロピレン系樹脂(B)を含んでいてもよいポリプロピレン系樹脂組成物を含むポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子であって、
前記ポリプロピレン系樹脂(A)と前記ポリプロピレン系樹脂(B)との重量比が、70:30~100:0であり、
前記ポリプロピレン系樹脂(A)と前記ポリプロピレン系樹脂(B)との合計100重量部に対する前記脂環族飽和炭化水素樹脂(C)の含有量が、1.0~5.0重量部である、ポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子。
[2] 前記脂環族飽和炭化水素樹脂(C)が、芳香族石油樹脂の水素化物である、[1]に記載の押出発泡粒子。
[3] 発泡倍率が10倍を超え、25倍未満である、[1]又は[2]に記載の押出発泡粒子。
[4] [1]~[3]のいずれかに記載の押出発泡粒子を成形してなる、押出発泡粒子成形体。
[5] ポリプロピレン系樹脂組成物を押出機に供給して溶融混練したのちに発泡剤を添加して、さらに溶融混練を行なって溶融混練物とすることと、該溶融混練物を冷却したのちにダイから押出して発泡させることとを含む、ポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子の製造方法であって、
前記ポリプロピレン系樹脂組成物が、分岐構造を有するポリプロピレン系樹脂(A)と、脂環族飽和炭化水素樹脂(C)とを含み、さらに、分岐構造が導入されていないポリプロピレン系樹脂(B)を含んでいてもよく、
前記ポリプロピレン系樹脂(A)と前記ポリプロピレン系樹脂(B)との重量比が、70:30~100:0であり、
前記ポリプロピレン系樹脂(A)と前記ポリプロピレン系樹脂(B)との合計100重量部に対する前記脂環族飽和炭化水素樹脂(C)の含有量が、1.0~5.0重量部である、製造方法。
[6] 前記脂環族飽和炭化水素樹脂(C)が、芳香族石油樹脂の水素化物である、[5]に記載の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、表面性に優れ、圧縮強度が高い押出発泡粒子成形体が得られるポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子、当該押出発泡粒子を用いて得られる押出発泡粒子成形体、及び当該ポリプロピレン系樹脂押出発泡粒子の製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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