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公開番号2025110517
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004394
出願日2024-01-16
発明の名称記録装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/165 20060101AFI20250722BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】記録装置が大型化する虞がある。
【解決手段】記録装置1は、吐出面42に設けられるノズル44からインクを吐出する記録ヘッド40と、吐出面42に接触した状態で吐出面42に沿うX軸方向に移動することで、吐出面42をワイピング可能なワイパー76と、ワイパー76が設けられるワイパーキャリッジ75であって、ワイパー76をX軸方向に移動可能なワイパーキャリッジ75と、ワイピングにより拭き取られたインクを受け入れる受容口84を有する受容部79とを備え、ワイパーキャリッジ75は導出口77dを有し、ワイピングにより拭き取られたインクは導出口77dを介してワイパーキャリッジ75から導出口77dの鉛直下方に導出され、受容口84は、ワイパーキャリッジ75の移動に伴ってX軸方向に移動する導出口77dの鉛直下方に位置し、上方に向かって開口する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
吐出面に設けられるノズルから媒体に対して液体を吐出することで記録を行う記録部と、
前記吐出面に接触した状態で前記吐出面に沿うワイピング方向に移動することで、前記吐出面をワイピング可能なワイパーと、
前記ワイパーが設けられるワイパーキャリッジであって、前記ワイパーを前記吐出面に接触した状態で前記媒体の搬送方向と交差する前記ワイピング方向に移動可能な前記ワイパーキャリッジと、
前記吐出面から前記ワイピングにより拭き取られた前記液体を受け入れる受容口を有する受容部と、
を備え、
前記ワイパーキャリッジは導出口を有し、前記ワイピングにより拭き取られた前記液体は前記導出口を介して前記ワイパーキャリッジから前記導出口の鉛直下方に導出され、
前記受容口は、前記ワイパーキャリッジの移動に伴って前記ワイピング方向に移動する前記導出口の鉛直下方に位置し、上方に向かって開口する、
ことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記ワイパーキャリッジは前記導出口に向かって下方に傾斜するキャリッジ内底部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記受容部の前記搬送方向の寸法は、前記受容部の前記ワイピング方向の寸法より小さい、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記ワイピングにより拭き取られた前記液体を収集可能な収集体を着脱可能に備え、
前記受容部は受容した前記液体を排出する排出口を有し、
前記ワイピングにより拭き取られた前記液体は、前記排出口を介して前記収集体に収集される、
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項5】
前記受容部は、受け入れた前記液体を収容する受容室を有し、
前記受容室は、前記排出口に向かって下方に傾斜する受容室内底部を有する、
ことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
【請求項6】
前記記録が行われているとき、前記ワイパーキャリッジは待機位置に位置し、
前記排出口は、前記待機位置に位置する前記ワイパーキャリッジの鉛直下方に位置する、
ことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項7】
前記受容室は、前記待機位置に位置する前記ワイパーキャリッジと対向する対向部であって、前記排出口が設けられる前記対向部を有し、
前記対向部における前記受容室の深さは、前記受容室内底部における前記受容室の深さより深く設定される、
ことを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
【請求項8】
蓋を備え、
前記受容部は、受け入れた前記液体を収容する受容室を有し、
前記受容室は、上方に向かって開口する開口部を有し、
前記受容室の前記開口部を前記蓋が覆うことで、前記受容口は設けられ、
前記受容口の前記搬送方向における寸法は、前記受容室の前記搬送方向における寸法より小さい、
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項9】
前記蓋は、前記ワイパーキャリッジの移動をガイドするガイド部を兼ねる、
ことを特徴とする請求項8に記載の記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、記録装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、インクを吐出する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドの吐出面を吐出面に沿って移動することでワイピングするワイパーを含むワイピング装置と、を備える液体吐出装置が開示されている。ワイピング装置は、ワイパーが固定され、吐出面に沿うワイピング方向に移動するワイパーキャリッジと、ワイパーキャリッジの移動方向における一方の端に設けられる接続ユニットとを備える。ワイパーキャリッジの吸引穴と接続ユニットの吸引針とが接続されることで、接続ユニットは、ワイパーにより除去されたインクをワイパーキャリッジの液体貯留部から吸引可能となることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-55776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の液体吐出装置では、ワイパーキャリッジの吸引穴と接続ユニットの吸引針とによる接続構造からインクが漏れるリスクに対応する必要がある。この場合、インク漏れの対策構造が必要となることから、液体吐出装置が大型化する虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
記録装置は、吐出面に設けられるノズルから媒体に対して液体を吐出することで記録を行う記録部と、前記吐出面に接触した状態で前記吐出面に沿うワイピング方向に移動することで、前記吐出面をワイピング可能なワイパーと、前記ワイパーが設けられるワイパーキャリッジであって、前記ワイパーを前記吐出面に接触した状態で前記媒体の搬送方向と交差する前記ワイピング方向に移動可能な前記ワイパーキャリッジと、前記吐出面から前記ワイピングにより拭き取られた前記液体を受け入れる受容口を有する受容部と、を備え、前記ワイパーキャリッジは導出口を有し、前記ワイピングにより拭き取られた前記液体は前記導出口を介して前記ワイパーキャリッジから前記導出口の鉛直下方に導出され、前記受容口は、前記ワイパーキャリッジの移動に伴って前記ワイピング方向に移動する前記導出口の鉛直下方に位置し、上方に向かって開口する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
記録装置の一実施形態を示す模式側面図。
シャッターが遮蔽位置にありキャップが離隔位置にある対向部と記録位置にある記録ヘッドとを示す模式断面図。
シャッターが開放位置にありキャップが離隔位置にある対向部と記録位置にある記録ヘッドとを示す模式断面図。
シャッターが開放位置にありキャップがキャップ位置にある対向部と記録位置にある記録ヘッドとを示す模式断面図。
シャッターが開放位置にありキャップが離隔位置にある対向部とワイピング位置にある記録ヘッドとを示す模式断面図。
シャッターが開放位置にありキャップが離隔位置にある対向部と退避位置にある記録ヘッドとを示す模式断面図。
ワイピング部を示す斜視図。
図5に示したS8-S8断面を示す模式断面図。
図8に示したS9-S9断面を示す模式断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態に基づいて本開示を説明する。各図において同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。本明細書において、「同じ」とは、完全に同じであることのみを指さない。本明細書において、「同じ」とは、測定誤差を考慮して同じである場合を含むものとする。本明細書において、「同じ」とは、部材の製造ばらつきを考慮して同じである場合を含むものとする。
【0008】
本明細書において、「同じ」とは、機能を損なわない範囲で同じである場合を含むものとする。よって、例えば、「両者の寸法が同じである」とは、測定誤差、部材の製造ばらつきを考慮し、両者の寸法差が、一方の寸法の±5パーセント以内、特に好ましくは±3パーセント以内であることを指す。
【0009】
1.実施形態1
記録装置1は、例えば、媒体Pの一例である枚葉の記録用紙等に記録可能なインクジェット方式のプリンターである。以下、図を参照しながら記録装置1について説明する。
【0010】
各図においてX、Y、Zは、互いに直交する3つの空間軸を表している。本明細書では、これらの軸に沿った方向をX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向とする。向きを特定する場合には、正の方向を「+」、負の方向を「-」として、方向表記に正負の符合を併用し、各図の矢印が向かう向きを+方向、矢印の反対方向を-方向として説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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