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公開番号
2025108875
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002360
出願日
2024-01-11
発明の名称
液体吐出装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/19 20060101AFI20250716BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】脱気部から漏洩した液体が、他の脱気部へ流入することを防ぐ液体吐出装置を提供すること。
【解決手段】液体吐出装置1は、吐出ヘッド50と、吐出ヘッド50に供給される第1液体の流路を規定する第1流路部材L1と、吐出ヘッド50に供給される第2液体の流路を規定する第2流路部材L2と、第1流路部材L1内の第1液体から溶存気体を除去する第1脱気部15と、第2流路部材L2内の第2液体から溶存気体を除去する第2脱気部25と、第1脱気部15および第2脱気部25を減圧する減圧発生装置40と、経路途中にて分岐することにより減圧発生装置40と、第1脱気部15および第2脱気部25と、を接続する気体経路部材Gと、を備え、継手部材30より第1脱気部15寄りの気体経路部材G1には、第1脱気部15へ向かう流体の移動を規制する第1規制部材16が設置され、継手部材30より第2脱気部25寄りの気体経路部材G2には、第2脱気部25へ向かう流体の移動を規制する第2規制部材26が設置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
媒体に第1液体および第2液体を吐出する吐出ヘッドと、
前記吐出ヘッドに供給される前記第1液体の流路を規定する第1流路部材と、
前記吐出ヘッドに供給される前記第2液体の流路を規定する第2流路部材と、
前記第1流路部材に設けられ、前記第1流路部材内の前記第1液体から溶存気体を除去する第1脱気部と、
前記第2流路部材に設けられ、前記第2流路部材内の前記第2液体から溶存気体を除去する第2脱気部と、
前記第1脱気部および前記第2脱気部を減圧する減圧発生装置と、
経路途中にて分岐することにより前記減圧発生装置と、前記第1脱気部および前記第2脱気部と、を接続する気体経路部材と、を備え、
分岐位置より前記第1脱気部寄りの前記気体経路部材には、前記分岐位置から前記第1脱気部へ向かう流体の移動を規制する第1規制部材が設置され、
前記分岐位置より前記第2脱気部寄りの前記気体経路部材には、前記分岐位置から前記第2脱気部へ向かう流体の移動を規制する第2規制部材が設置される液体吐出装置。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記減圧発生装置には、吸引する前記溶存気体に含まれる液体を貯留する貯留部が設けられる、請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
報知部を備え、
前記貯留部には、前記第1液体または前記第2液体を検知するセンサーが設けられ、
前記報知部は、前記センサーの検知結果に基づいて、前記第1液体および前記第2液体の漏洩を報知する、請求項2に記載の液体吐出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、インクなどの液体に脱気処理を施してから吐出ヘッドへ供給する液体吐出装置が知られていた。例えば、特許文献1には、気体透過膜を含む脱気ユニットを用いる脱気方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-17712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、複数の脱気ユニットを1台の真空ポンプで運用すると、1つの脱気ユニットで漏洩したインクが他の脱気ユニットへ流入し易いという課題があった。詳しくは、真空ポンプの稼働中に気体透過膜が破損すると、脱気ユニットから真空ポンプへ接続される配管へインクが漏れ出し、やがて真空ポンプ付近までインクが到達する。この状態で真空ポンプを停止させると、漏れ出たインクが逆流して、複数の上記配管がまとめられた継ぎ手を介して正常な脱気ユニットへインクが流入する可能性があった。
【0005】
また、複数の脱気ユニットの配置に高低差がある場合や、脱気ユニットと真空ポンプとの配管の径が比較的に大きな場合には、真空ポンプが稼働したままであっても正常な脱気ユニットへ漏出したインクが流入するおそれがあった。正常な脱気ユニットにおいて、真空ポンプと連通する部位へインクが流入すると、該脱気ユニットは使用不可となって交換を余儀なくされる。すなわち、脱気ユニットである脱気部から漏洩した液体が、他の脱気部へ流入することを防ぐ液体吐出装置が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
液体吐出装置は、媒体に第1液体および第2液体を吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドに供給される前記第1液体の流路を規定する第1流路部材と、前記吐出ヘッドに供給される前記第2液体の流路を規定する第2流路部材と、前記第1流路部材に設けられ、前記第1流路部材内の前記第1液体から溶存気体を除去する第1脱気部と、前記第2流路部材に設けられ、前記第2流路部材内の前記第2液体から溶存気体を除去する第2脱気部と、前記第1脱気部および前記第2脱気部を減圧する減圧発生装置と、経路途中にて分岐することにより前記減圧発生装置と、前記第1脱気部および前記第2脱気部と、を接続する気体経路部材と、を備え、分岐位置より前記第1脱気部寄りの前記気体経路部材には、前記分岐位置から前記第1脱気部へ向かう流体の移動を規制する第1規制部材が設置され、前記分岐位置より前記第2脱気部寄りの前記気体経路部材には、前記分岐位置から前記第2脱気部へ向かう流体の移動を規制する第2規制部材が設置される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る液体吐出装置の構成を示すブロック図。
第1脱気部および第1規制部材の外観を示す側面図。
第2脱気部から漏洩した第2液体の移動経路を示す模式図。
第2脱気部から漏洩した第2液体の移動経路を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に述べる実施の形態では、液体吐出装置1としてインクを吐出して印刷を行うインクジェットプリンターを例示し、図面を参照して説明する。液体吐出装置1は、インクの使用量が比較的に多い、産業用または商業用のインクジェットプリンターである。なお、本発明の液体吐出装置は、産業用および商業用であることに限定されない。
【0009】
以下の各図においては、必要に応じて相互に直交する座標軸としてXYZ軸を付し、各矢印が指す方向を+方向とし、+方向と反対の方向を-方向とする。
【0010】
図1に示すように、本実施形態に係る液体吐出装置1は、吐出ヘッド50、第1流路部材L1、第2流路部材L2、第1脱気部15、第2脱気部25、減圧発生装置40、気体経路部材G、および報知部70などを備える。また、図示を省略するが、液体吐出装置1は制御部も備える。制御部は、液体吐出装置1に備わる各構成の稼働を統合的に制御する。なお、図1は、液体吐出装置1の印刷中の状態も示しており、実線の矢印は第1液体または第2液体の流れであり、破線の矢印は主に気体の流れである。
(【0011】以降は省略されています)
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