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公開番号2025110630
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004572
出願日2024-01-16
発明の名称微細気泡生成器
出願人東芝ホームテクノ株式会社
代理人弁理士法人牛木国際特許事務所
主分類B01F 23/2326 20220101AFI20250722BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】液体に溶解している気体に加えて外部から導入される気体からも微細気泡を生成可能な微細気泡生成器を提供する。
【解決手段】本発明の本体1は、内部に水が流動する流路5が形成されて、通過する水に微細気泡を生成する流路部材2を備え、流路部材2は、流路5の上流側から下流側に向かって断面積が縮小する縮小部7と、上流側から下流側に向かって断面積が拡大する拡大部8と、縮小部7と拡大部8との間に形成される細流路部9と、水の流れを規制する板部材10と、を有し、板部材10は、水が通過する偏心長孔14が形成されて、縮小部7の上流側に配設され、管体11を備え、管体11は本体1の外部から縮小部7と板部材10とで形成される空間16に空気などの気体を導入する構成としている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部に液体が流動する流路が形成されて、通過する液体に微細気泡を生成する微細気泡生成手段を備える微細気泡生成器であって、
前記微細気泡生成手段は、
前記流路の上流側から下流側に向かって断面積が縮小する縮小部と、
前記上流側から前記下流側に向かって断面積が拡大する拡大部と、
前記縮小部と前記拡大部との間に形成される細流路部と、
前記液体の流れを規制する規制板と、を有し、
前記規制板は、前記液体が通過する通過孔が形成されて、前記縮小部の前記上流側に配設され、
気体導入手段を備え、当該気体導入手段は、前記微細気泡生成器の外部から、前記縮小部と前記規制板とで形成される空間に気体を導入することを特徴とする微細気泡生成器。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記気体導入手段は管状であり、前記気体を前記空間に導入する導入口が前記下流側に向いており、前記気体導入手段における前記導入口側の部分が前記流路と平行になるように形成されることを特徴とする請求項1に記載の微細気泡生成器。
【請求項3】
前記通過孔は前記規制板の外周近傍に当該外周に沿って複数設けられ、前記上流側の開口と前記下流側の開口の位置がずれており、
前記気体導入手段において前記気体を前記空間に導入する導入口は、それぞれの前記通過孔から等距離の位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の微細気泡生成器。
【請求項4】
前記気体導入手段において前記気体を前記空間に導入する導入口が前記規制板の前記下流側の面と面一になるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の微細気泡生成器。
【請求項5】
前記空間において、前記導入口は、前記液体が流動しているときに負圧になる場所に位置していることを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載の微細気泡生成器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体中に微細気泡を生成することが可能な微細気泡生成器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
この種の微細気泡生成器において、本願出願人は、流路(5)の上流側から下流側に向かって断面積が縮小する縮小部(7)と、流路(5)の上流側から下流側に向かって断面積が拡大する拡大部(8)と、縮小部(7)と拡大部(8)との間に形成された細流路部(9)と、偏心長孔(27)が形成された板部材(25)と、を有するものを提案している(例えば特許文献1)。そして、この微細気泡生成器内に液体が流入すると、液体が板部材(25)の偏心長孔(27)を通過するときに液体の流れをらせん状にしつつ液体の流速を増加させ、その後、細流路部(9)から拡大部(8)に流入した液体の周囲が減圧されて負圧になることで、この液体に溶解している気体がキャビテーションにより微細気泡になり、液体中に微細気泡が生成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-110757号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、より多くの微細気泡を含有した液体を利用したいというユーザからの要望が高まっている。しかしながら特許文献1の微細気泡生成器は、流入する液体に溶解している気体から微細気泡を生成しているため、当該気体以上の量の微細気泡を生成することができない、という課題があった。
【0005】
そこで本発明は、液体に溶解している気体に加えて外部から導入される気体からも微細気泡を生成可能な微細気泡生成器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の微細気泡生成器は、内部に液体が流動する流路が形成されて、通過する液体に微細気泡を生成する微細気泡生成手段を備え、前記微細気泡生成手段は、前記流路の上流側から下流側に向かって断面積が縮小する縮小部と、前記上流側から前記下流側に向かって断面積が拡大する拡大部と、前記縮小部と前記拡大部との間に形成される細流路部と、前記液体の流れを規制する規制板と、を有し、前記規制板は、前記液体が通過する通過孔が形成されて、前記縮小部の前記上流側に配設され、気体導入手段を備え、当該気体導入手段は、前記微細気泡生成器の外部から、前記縮小部と前記規制板とで形成される空間に気体を導入することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、より多くの微細気泡を含有した液体を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態を示す微細気泡生成器の、(A)本体の下流側から見た平面図、および(B)図1(A)におけるC-C断面図である。
同上、(A)板部材の側面図、(B)板部材の平面図、および(C)図2(B)におけるD-D断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明における好ましい微細気泡生成器の実施形態について、添付図面を参照して説明する。なお、これらの全図面にわたり、共通する部分には共通する符号を付すものとする。
【0010】
図1および図2は、本発明の一実施形態の微細気泡生成器の構成を示している。これらの図に基づいて説明すると、1は微細気泡生成器の本体であり、本体1は、流路部材2と、上流側継手部材3と、下流側継手部材4と、により概ね構成され、これらの流路部材2、上流側継手部材3および下流側継手部材4の内部には、液体としての水が流動する流路5が形成される。本実施形態の本体1の外形は略円筒状に形成されており、そのため流路部材2、上流側継手部材3および下流側継手部材4の外形も略円筒状に形成され、流路5の上流から上流側継手部材3、流路部材2、下流側継手部材4の順に同軸線上に並べられて接続されているが、本発明はこれに限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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