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公開番号
2025124344
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024020332
出願日
2024-02-14
発明の名称
保護カバー
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H01M
50/591 20210101AFI20250819BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】小型化が可能な保護カバーを提供すること。
【解決手段】保護カバー1は、所定の軸線周りに回転して、保護対象3,4,5を覆う閉位置と、保護対象3,4,5を露出させる開位置と、に配置可能な開閉部10と、開閉部10を前記軸線周りに回転可能に支持する支持部20と、を備える。開閉部10及び支持部20の一方は、前記軸線の方向に並ぶように配置された、断面が円形状である円柱部23と、断面が多角形状である角柱部24と、を有する軸部22を有し、開閉部10及び支持部20の他方は、軸部22を挟むように配置された、円柱部23に接触する円柱受部13と、角柱部24に接触する角柱受部14と、を有して、軸部22を受け入れる軸受部12を有し、角柱受部14は、開閉部10が閉位置にあるとき、角柱部24の一の側面24aに接触し、開閉部10が開位置にあるとき、角柱部24の他の側面24bに接触する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
保護対象を保護するための保護カバーであって、
所定の軸線周りに回転して、前記保護対象を覆うことになる閉位置と、前記保護対象を露出させることになる開位置と、に配置可能な開閉部と、
前記開閉部を前記軸線周りに回転可能に支持する支持部と、を備え、
前記開閉部及び前記支持部の一方は、
前記軸線の方向に並ぶように配置された、前記軸線に直交する断面が円形状である円柱部と、前記軸線に直交する断面が多角形状である角柱部と、を有する軸部を有し、
前記開閉部及び前記支持部の他方は、
前記軸部を挟むように配置された、前記円柱部に接触する円柱受部と、前記角柱部に接触する角柱受部と、を有して、前記軸部を受け入れる軸受部を有し、
前記角柱受部は、
前記開閉部が前記閉位置にあるとき、前記角柱部の一の側面に接触し、前記開閉部が前記開位置にあるとき、前記角柱部の他の側面に接触する、
保護カバー。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の保護カバーにおいて、
前記角柱受部は、
前記角柱部に接触する接触部と、前記接触部を弾性的に支持する弾性支持部と、を有する、
保護カバー。
【請求項3】
請求項1に記載の保護カバーにおいて、
前記円柱受部は、
前記円柱部の外周面の形状に対応するように湾曲した凹曲面を有する、
保護カバー。
【請求項4】
請求項1に記載の保護カバーにおいて、
前記開閉部は、
前記閉位置にあるときに前記軸部と前記軸受部との係合箇所から前記保護対象に向かう所定向きに延びるように、前記支持部に支持され、
前記角柱部の前記一の側面は、
前記所定向きに対して平行ではない面形状を有する、
保護カバー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、保護対象を保護するための保護カバーに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、車両等に搭載されるバッテリの極柱、極柱に接続されるバッテリ端子、及び、バッテリ端子に接続されるヒューズユニット等の保護対象を覆うための保護カバーが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3976511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の保護カバーは、ヒンジ状に開閉可能な開閉部と、バッテリの外壁やヒューズユニット等に固定されて開閉部を支持する支持部と、を有する。開閉部は、バッテリの極柱等の保護対象を覆うことで、それら保護対象を保護するようになっている。
【0005】
ところで、この種の保護カバーの開閉機構として、五角柱や六角柱等の多角柱を軸として支持部に設け、且つ、その軸の外周面の各々に当接する複数の面で構成された凹溝を軸受として開閉部に設けることで、開閉部を開閉するときの節度感や、開閉部が開いた状態及び閉じた状態での開閉部の保持を、実現することが考えられる。ところが、このような開閉機構では、軸と軸受との構造上、開閉部を開閉するとき、軸の外表面と軸受の内表面とが常に面接触するわけではない。そのため、開閉時に作業者が及ぼす力の向きや大きさに応じて、軸の中心と軸受の中心とが不規則に偏心することで、開閉部の軌跡(以下「開閉軌跡」と称呼する。)にバラツキが生じる場合がある。そこで、開閉時に開閉部と保護対象とが意図せず接触することを避けるべく、開閉軌跡のバラツキを吸収できるように、開閉部のサイズを本来必要な大きさよりも大きく設計することが考えられる。しかし、車両等では保護カバーの設置スペースに制限があるため、保護カバーの大型化は好ましくない。
【0006】
本発明の目的の一つは、小型化が可能な保護カバーの提供である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係る保護カバーは、以下を特徴としている。
【0008】
保護対象を保護するための保護カバーであって、
所定の軸線周りに回転して、前記保護対象を覆うことになる閉位置と、前記保護対象を露出させることになる開位置と、に配置可能な開閉部と、
前記開閉部を前記軸線周りに回転可能に支持する支持部と、を備え、
前記開閉部及び前記支持部の一方は、
前記軸線の方向に並ぶように配置された、前記軸線に直交する断面が円形状である円柱部と、前記軸線に直交する断面が多角形状である角柱部と、を有する軸部を有し、
前記開閉部及び前記支持部の他方は、
前記軸部を挟むように配置された、前記円柱部に接触する円柱受部と、前記角柱部に接触する角柱受部と、を有して、前記軸部を受け入れる軸受部を有し、
前記角柱受部は、
前記開閉部が前記閉位置にあるとき、前記角柱部の一の側面に接触し、前記開閉部が前記開位置にあるとき、前記角柱部の他の側面に接触する、
保護カバーであること。
【発明の効果】
【0009】
本発明の保護カバーによれば、開閉部及び支持部の一方が有する軸部が、開閉部及び支持部の他方が有する軸受部に受け入れられる。これにより、開閉部が、軸線周りに回転可能であるように、支持部に支持される。開閉部を開閉するにあたり、開閉部が閉位置にあるときに角柱部の一の側面に角柱受部が接触し、開閉部が開位置にあるときに角柱部の他の側面に角柱受部が接触する。これにより、一の側面と他の側面との間の角部を角柱受部が乗り越えるときに節度感が得られるし、開閉部を操作しないときにはその角部によって角柱受部の移動が妨げられて開閉部が開いた状態または閉じた状態が維持される。更に、軸部が有する円柱部及び軸受部が有する円柱受部の構造上、円柱部と円柱受部とが常に接触した状態を維持しながら、開閉部を開閉することができる。これにより、軸部と軸受部との偏心を抑制できる。このように、本発明の保護カバーは、開閉の節度感や開閉状態の維持といった本来の機能を損なうことなく、軸部と軸受部との偏心を抑制しながら開閉部を回転させることで、開閉軌跡のバラツキを抑制することができる。したがって、本構成の保護カバーは、従来の保護カバーに比べて小型化が可能である。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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