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公開番号
2025111788
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2025076673,2023149891
出願日
2025-05-02,2016-05-27
発明の名称
液体吐出ヘッド、および記録装置
出願人
京セラ株式会社
代理人
個人
主分類
B41J
2/14 20060101AFI20250723BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】第2流路部材に供給された液体が、貫通孔を通じて加圧室に安定的に流入すること
【解決手段】液体吐出ヘッドは、第1流路部材と、第2流路部材と、加圧部材とを備える。第1流路部材は、第1面、前記第1面とは反対側の第2面、第1面に開口している複数の吐出孔、供給流路、該供給流路および複数の吐出孔に通じている複数の加圧室、回収流路を有している。第2流路部材は、第2面に重なっており、供給流路に液体を供給するとともに回収流路から液体を回収し、樹脂を用いて構成されている。複数の加圧室は、第2面に沿って複数の列を成している。加圧部材は、複数の列に亘って、かつ、各列内の2以上の加圧室に亘って、第2面に重なっている。第2流路部材は、第1流路部材の第2面側の第3面に、複数の列に亘って、かつ、各列内の2以上の加圧室に亘って広がっている凹部を有し、凹部に加圧部材が位置している。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1面、前記第1面とは反対側の第2面、前記第1面に開口している複数の吐出孔、供給流路、前記供給流路および前記複数の吐出孔に通じている複数の加圧室、回収流路、を有している第1流路部材と、
前記第2面に重なっており、前記供給流路に液体を供給するとともに前記回収流路から前記液体を回収し、樹脂を用いて構成されている第2流路部材と、
加圧部材と、
を備え、
前記複数の加圧室は、前記第2面に沿って複数の列を成しており、
前記加圧部材は、前記複数の列に亘って、かつ、各列内の2以上の加圧室に亘って、前記第2面に重なっており、
前記第2流路部材は、前記第1流路部材の前記第2面側の第3面に、前記複数の列に亘って、かつ、各列内の2以上の加圧室に亘って広がっている凹部を有し、前記凹部に前記加圧部材が位置しており、
前記第2流路部材は、
前記供給流路につながり、前記第2面に沿って延びている第1統合流路と、
前記回収流路につながり、前記第2面に沿って延びている第2統合流路と、を有しており、
平面視において、前記第1統合流路及び前記第2統合流路が互いに重なっていない
液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
第1面、前記第1面とは反対側の第2面、前記第1面に開口している複数の吐出孔、供給流路、前記供給流路および前記複数の吐出孔に通じている複数の加圧室、回収流路、を有している第1流路部材と、
前記第2面に重なっており、前記供給流路に液体を供給するとともに前記回収流路から前記液体を回収し、樹脂を用いて構成されている第2流路部材と、
加圧部材と、
を備え、
前記複数の加圧室は、前記第2面に沿って複数の列を成しており、
前記加圧部材は、前記複数の列に亘って、かつ、各列内の2以上の加圧室に亘って、前記第2面に重なっており、
前記第2流路部材は、前記第1流路部材の前記第2面側の第3面に、前記複数の列に亘って、かつ、各列内の2以上の加圧室に亘って広がっている凹部を有し、前記凹部に前記加圧部材が位置しており、
前記第1流路部材は、前記供給流路から前記複数の加圧室に前記液体を供給する複数の第1個別流路と、前記複数の加圧室から前記回収流路に前記液体を回収する複数の第2個別流路と、をさらに有している、
液体吐出ヘッド。
【請求項3】
第1面、前記第1面とは反対側の第2面、前記第1面に開口している複数の吐出孔、供給流路、前記供給流路および前記複数の吐出孔に通じている複数の加圧室、回収流路、を有している第1流路部材と、
前記第2面に重なっており、前記供給流路に液体を供給するとともに前記回収流路から前記液体を回収し、樹脂を用いて構成されている第2流路部材と、
加圧部材と、
を備え、
前記複数の加圧室は、前記第2面に沿って複数の列を成しており、
前記加圧部材は、前記複数の列に亘って、かつ、各列内の2以上の加圧室に亘って、前記第2面に重なっており、
前記第2流路部材は、前記第1流路部材の前記第2面側の第3面に、前記複数の列に亘って、かつ、各列内の2以上の加圧室に亘って広がっている凹部を有し、前記凹部に前記加圧部材が位置しており、
前記第2流路部材は射出成型されており、
前記第2流路部材は、
前記供給流路につながり、前記第2面に沿って延びている第1統合流路と、
前記回収流路につながり、前記第2面に沿って延びている第2統合流路と、を有しており、
前記第2流路部材において、前記第1統合流路を構成している部分、前記第2統合流路を構成している部分及び前記凹部を構成している部分が、一体的に射出成型されている、
液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記第1流路部材は金属または合金を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記第1流路部材と前記第2流路部材とは異なる材料を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記第1流路部材は互いに積層された複数のプレートを含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記第1流路部材と前記第2流路部材とは接着されている、請求項1~6のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
第1面、前記第1面とは反対側の第2面、前記第1面に開口している複数の吐出孔、供給流路、前記供給流路および前記複数の吐出孔に通じている複数の加圧室、回収流路、を有している第1流路部材と、
前記第2面に重なっており、前記供給流路に液体を供給するとともに前記回収流路から前記液体を回収し、樹脂を用いて構成されている第2流路部材と、
を備え、
前記第2流路部材は、前記第1流路部材の側から見て、長手方向及び短手方向を有しており、
前記第2流路部材は、
前記長手方向に延びており、前記供給流路に前記液体を供給する第1統合流路と、
前記短手方向において前記第1統合流路と並び、前記長手方向に延びているスリット状の貫通孔と、
前記貫通孔に対して前記第1統合流路とは反対側の位置にて前記第1流路部材の側に開口している凹部と、を有しており、
前記第1統合流路と前記貫通孔との間の隔壁の幅と、前記貫通孔と前記凹部との間の隔壁の幅とが等しい
液体吐出ヘッド。
【請求項9】
第1面、前記第1面とは反対側の第2面、前記第1面に開口している複数の吐出孔、供給流路、前記供給流路および前記複数の吐出孔に通じている複数の加圧室、回収流路、を有している第1流路部材と、
前記第2面に重なっており、前記供給流路に液体を供給するとともに前記回収流路から前記液体を回収し、樹脂を用いて構成されている第2流路部材と、
を備え、
前記第2流路部材は、前記第1流路部材の側から見て、長手方向及び短手方向を有しており、
前記第2流路部材は、
前記長手方向に延びているスリット状の貫通孔と、
前記第1流路部材の側に開口しており、前記貫通孔に対して隔壁を介して前記短手方向に並んでおり、前記長手方向の長さが前記短手方向の長さよりも長い第1凹部と、
前記第1凹部に対して前記長手方向の両側の位置にて前記第1流路部材の側に開口しており、前記長手方向の長さが前記第1凹部の前記長手方向の長さよりも短く、深さが前記第1凹部の深さよりも深い、2つの第2凹部と、を有している
液体吐出ヘッド。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドと、
記録媒体を前記液体吐出ヘッドに対して搬送する搬送部と、
前記液体吐出ヘッドを制御する制御部と、
を備える記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド、および記録装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、印刷用ヘッドとして、記録媒体上に液体を吐出することによって、各種の印刷を行なう液体吐出ヘッドが知られている。このような液体吐出ヘッドとして、第1面、第1面に設けられた複数の吐出孔、複数の吐出孔にそれぞれ連通している複数の加圧室、および第1面の反対側に位置している第2面を有する第1流路部材と、第2面上に設けられた加圧部材と、第3面、第3面の反対側に位置している第4面、第4面から突出する隆起部、および隆起部に設けられた第1貫通孔を有する第2流路部材と、を備えるものが知られている。それにより、第2流路部材に供給された液体が、第1貫通孔を通じて内部に流入することを抑制している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-162192号公報
【発明の概要】
【0004】
本開示の液体吐出ヘッドは、第1面、前記第1面に設けられた複数の吐出孔、複数の前記吐出孔にそれぞれ連通している複数の加圧室、および前記第1面の反対側に位置している第2面を有する第1流路部材と、前記第2面上に設けられた加圧部材と、前記第2面のうち前記加圧部材が配置されていない領域に接合されている第3面、および前記複数の加圧室に通じる貫通孔を有する第2流路部材と、前記第2流路部材に対して前記第3面とは反対側に載置される筐体と、を備え、前記貫通孔は、前記第2流路部材の、前記第3面とは反対側かつ前記筐体の外側にて開口している。
【0005】
本開示の記録装置は、前記液体吐出ヘッドと、記録媒体を前記液体吐出ヘッドに対して搬送する搬送部と、前記液体吐出ヘッドを制御する制御部を備えていることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
(a)は第1の実施形態に係る液体吐出ヘッドを含む記録装置を概略的に示す側面図、(b)(a)に示す記録装置を概略的に示す平面図である。
第1の実施形態に係る液体吐出ヘッドの分解斜視図である。
(a)は図2の液体吐出ヘッドの斜視図、(b)は図3(a)のIIIb―IIIb断面図である。
(a)はヘッド本体の分解斜視図、(b)は第2流路部材を第3面側から見た斜視図である。
(a)は第2流路部材およびアクチュエータ基板の平面図、(b)は第1流路部材およびアクチュエータ基板の底面図である。
図5の一部を拡大して示す平面図である。
(a)は図6の一部を拡大して示す平面図、(b)は図7(a)のVIIb-VIIb線断面図である。
(a)は第2流路部材の平面図、(b)は拡大して示す液体吐出ヘッドの断面図である。
第2の実施形態に係る液体吐出ヘッドを示すもので、(a)は第2流路部材を第3面側から見た斜視図、(b)は第2の実施形態に係る液体吐出ヘッドの一部を拡大して示す断面図である。
第3の実施形態に係る液体吐出ヘッドを示すもので、第2流路部材の第3面側から見た斜視図である。
(a)は第3の実施形態に係る液体吐出ヘッドの一部を拡大して示す平面図、(b)は図11(a)のXIb-XIb線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
<第1の実施形態>
図1を用いて、第1の実施形態に係る液体吐出ヘッド2を含むカラーインクジェットプリンタ1(以下、プリンタ1と称する)について説明する。図面には、第1方向D1、第2方向D2、第3方向D3、第4方向D4、第5方向D5、および第6方向D6を図示している。第1方向D1は、第1共通流路20および第2共通流路24の延びる方向の一方側であり、第4方向D4は、第1共通流路20および第2共通流路24の延びる方向の他方側である。第2方向D2は、第1統合流路22および第2統合流路26の延びる方向の一方側であり、第5方向D5は、第1統合流路22および第2統合流路26の延びる方向の他方側である。第3方向D3は、第1統合流路22および第2統合流路26の延びる方向に直交する方向の一方側であり、第6方向D6は、第1統合流路22および第2統合流路26の延びる方向に直交する方向の他方側である。
【0008】
プリンタ1は、記録媒体Pを搬送ローラ74aから搬送ローラ74bへと搬送することにより、記録媒体Pを液体吐出ヘッド2に対して相対的に移動させる。制御部76は、画像や文字のデータに基づいて、液体吐出ヘッド2を制御して、記録媒体Pに向けて液体を吐出させ、記録媒体Pに液滴を着弾させて、記録媒体Pに印刷を行なう。
【0009】
本実施形態では、液体吐出ヘッド2はプリンタ1に対して固定されており、プリンタ1はいわゆるラインプリンタとなっている。記録装置の他の実施形態としては、いわゆるシリアルプリンタが挙げられる。
【0010】
プリンタ1には、記録媒体Pとほぼ平行になるように平板状のヘッド搭載フレーム70が固定されている。ヘッド搭載フレーム70には20個の孔(不図示)が設けられており、20個の液体吐出ヘッド2がそれぞれの孔に搭載されている。5つの液体吐出ヘッド2は、1つのヘッド群72を構成しており、プリンタ1は、4つのヘッド群72を有している。
(【0011】以降は省略されています)
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