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公開番号2025112859
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007372
出願日2024-01-22
発明の名称負荷試験システム
出願人株式会社ディスコ
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01R 31/00 20060101AFI20250725BHJP(測定;試験)
要約【課題】従来よりも消費電力を低減させ、従来よりもランニングコストを低減させることができる負荷試験システムを提供すること。
【解決手段】被試験モータ10に対して電気的な負荷試験を行う負荷試験システム1は、被試験モータ10と、被試験モータ10を駆動する第1駆動回路20と、第1駆動回路20に接続して電力を供給する電源装置30と、被試験モータ10に負荷を印加するための負荷モータ40と、負荷モータ40を駆動する第2駆動回路50と、被試験モータ10のトルクを測定するトルク測定器60と、を備え、電源装置30は、被試験モータ10が駆動することによって負荷モータ40で発生する電力を第2駆動回路50を介して電源装置30に回生電力として供給することを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
被試験モータに対して電気的な負荷試験を行う負荷試験システムであって、
該被試験モータと、
該被試験モータを駆動する第1駆動回路と、
該第1駆動回路に接続して電力を供給する電源装置と、
該被試験モータに負荷を印加するための負荷モータと、
該負荷モータを駆動する第2駆動回路と、
該被試験モータのトルクを測定するトルク測定器と、
を備え、
該電源装置は、該被試験モータが駆動することによって該負荷モータで発生する電力を該第2駆動回路を介して該電源装置に回生電力として供給することを特徴とする負荷試験システム。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
該電源装置は、
交流電源と接続するコンバータ回路と、
該第1駆動回路の電圧または周波数を制御するインバータ回路と、
該コンバータ回路と該インバータ回路との間に配設されるコンデンサと、を有し、
該回生電力は、該電源装置の該コンデンサに供給されることを特徴とする請求項1に記載の負荷試験システム。
【請求項3】
該第2駆動回路は、該負荷モータで発生する交流電力を直流電力に変換して該電源装置に供給することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の負荷試験システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被試験モータに対して電気的な負荷試験を行う負荷試験システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
切削装置や研削装置において加工で用いる切削ブレードや研削ホイールを回転可能に装着するスピンドルは、スピンドルを回転させるためのモータを備えている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-130438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば切削装置において、切削用スピンドルが適切なトルク等を有するかを試験するために、事前にスピンドルのモータの負荷試験を行う。このようなモータの負荷試験を行う負荷試験システムは、モータを駆動する駆動回路(ドライバ)からモータに駆動電力を供給して所定の回転数でスピンドルを回転させ、このスピンドルの回転部に接続させた負荷用モータの抵抗でモータの駆動電力を消費させてトルク試験等を実施する。
【0005】
しかしながら、このような従来の負荷試験システムでは、モータを駆動する駆動電力を負荷用モータの抵抗で熱として消費しているため、無用な熱エネルギーを排出しているだけとなり、高い消費電力と高いランニングコストが問題となっていた。
【0006】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来よりも消費電力を低減させ、従来よりもランニングコストを低減させることができる負荷試験システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の負荷試験システムは、被試験モータに対して電気的な負荷試験を行う負荷試験システムであって、該被試験モータと、該被試験モータを駆動する第1駆動回路と、該第1駆動回路に接続して電力を供給する電源装置と、該被試験モータに負荷を印加するための負荷モータと、該負荷モータを駆動する第2駆動回路と、該被試験モータのトルクを測定するトルク測定器と、を備え、該電源装置は、該被試験モータが駆動することによって該負荷モータで発生する電力を該第2駆動回路を介して該電源装置に回生電力として供給することを特徴とする。
【0008】
該電源装置は、交流電源と接続するコンバータ回路と、該第1駆動回路の電圧または周波数を制御するインバータ回路と、該コンバータ回路と該インバータ回路との間に配設されるコンデンサと、を有し、該回生電力の電流は、該電源装置の該コンデンサに接続してもよい。
【0009】
該第2駆動回路は、該負荷モータで発生する交流電力を直流電力に変換して該電源装置に供給してもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、被試験モータが駆動することによって負荷モータで発生する回生電力を第2駆動回路を介して電源装置に供給するため、被試験モータを駆動する駆動電力の一部を負荷モータで発生する回生電力として回収して被試験モータを駆動する駆動電力に再利用するので、従来よりも消費電力を低減させ、従来よりもランニングコストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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