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公開番号2025113447
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2025088976,2024106803
出願日2025-05-28,2021-03-23
発明の名称蓄電装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類H01M 50/242 20210101AFI20250725BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池パックに衝撃荷重が作用した際に簡易な構造で正極側機器と負極側機器との間の電気的な短絡を抑制できる構造を有する電池パックを提供する。
【解決手段】電池パックは車両に搭載されている。電池パックは、1又は複数の電池セルと、正極側機器及び負極側機器と、ケースとを備える。正極側機器及び負極側機器は、第1方向に沿って並び、かつ別々に構成されている。ケースは、1又は複数の電池セル、並びに正極側機器及び負極側機器を収容する。正極側機器及び負極側機器は、車両の上方向から見て、第1方向と直交する第2方向において1又は複数の電池セルに対してケースの一端に近い場所に配置されている。ケースは、正極側機器と負極側機器との間において第2方向に沿って延び、かつ、上記一端側のケースの端壁とケースの骨格部との間をつなぐように形成された第1骨格構造部材を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される電池パックであって、
1又は複数の電池セルと、
第1方向に沿って並び、かつ別々に構成された正極側機器及び負極側機器と、
前記1又は複数の電池セル、並びに前記正極側機器及び前記負極側機器を収容するケースと、
を備え、
前記正極側機器及び前記負極側機器は、前記車両の上方向から見て、前記第1方向と直交する第2方向において前記1又は複数の電池セルに対して前記ケースの一端に近い場所に配置され、
前記ケースは、前記正極側機器と前記負極側機器との間において前記第2方向に沿って延び、かつ、前記一端側の前記ケースの端壁と前記ケースの骨格部との間をつなぐように形成された第1骨格構造部材を含む
ことを特徴とする電池パック。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記骨格部は、前記正極側機器及び前記負極側機器と前記1又は複数の電池セルとの間に配置され、かつ、前記第1方向に沿って延びて前記ケースの骨格を形成する第2骨格構造部材である
ことを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
【請求項3】
前記骨格部は、前記第2方向において前記一端の反対側に位置する前記ケースの端壁である
ことを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
【請求項4】
前記骨格部は、前記正極側機器及び前記負極側機器と前記1又は複数の電池セルとの間に配置され、かつ、前記第1方向に沿って延びて前記ケースの骨格を形成する第2骨格構造部材であり、
前記第1骨格構造部材は、前記第2骨格構造部材と前記第2方向において前記一端の反対側に位置する前記ケースの端壁との間をつなぐように前記第2方向に延長されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
【請求項5】
前記電池パックは、前記第1方向における前記正極側機器の側において前記一端側の前記ケースの前記端壁から前記第2方向に離れた位置に前記車両との第1固定点を有する正極側車両取付部をさらに備え、
前記ケースは、前記車両を上方向から見て前記第1固定点を通りかつ前記第2方向と平行な直線を中心軸として前記第2方向に沿って延び、かつ、前記一端側の前記ケースの前記端壁と前記第2骨格構造部材との間をつなぐように形成された正極側骨格構造部材を含む
ことを特徴とする請求項2又は4に記載の電池パック。
【請求項6】
前記電池パックは、前記第1方向における前記負極側機器の側において前記一端側の前記ケースの前記端壁から前記第2方向に離れた位置に前記車両との第2固定点を有する負極側車両取付部をさらに備え、
前記ケースは、前記車両を上方向から見て前記第2固定点を通りかつ前記第2方向と平行な直線を中心軸として前記第2方向に沿って延び、かつ、前記一端側の前記ケースの前記端壁と前記第2骨格構造部材との間をつなぐように形成された負極側骨格構造部材を含む
ことを特徴とする請求項2又は4に記載の電池パック。
【請求項7】
前記第1方向は、前記車両の車幅方向であり、
前記第2方向は、前記車両の前後方向である
ことを特徴とする請求項1~6の何れか1つに記載の電池パック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に搭載された電池パックに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、フローバッテリの電解液再生装置が開示されている。この電解液再生装置は、酸化又は還元された電解液を正極電解液貯蔵部と負極電解液貯蔵部とに分けて蓄えるように構成されている。当該フローバッテリを単位電池として含む電池モジュールは、車両などの電源として使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2019-533890号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば特許文献1に記載の正極電解液貯蔵部及び負極電解液貯蔵部のような正極側機器及び負極側機器を、1又は複数の電池セルとともに電池パックのケース内に収容することが考えられる。このような正極側機器及び負極側機器を別々に構成し、かつ、これらを上記ケース内において並べて配置する場合、電池パックに衝撃荷重が作用した際に正極側機器と負極側機器との間の電気的な短絡を抑制できる構造を有することが、電池パックに求められる。
【0005】
本開示は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、電池パックに衝撃荷重が作用した際に簡易な構造で正極側機器と負極側機器との間の電気的な短絡を抑制できる構造を有する電池パックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る電池パックは、車両に搭載されている。電池パックは、1又は複数の電池セルと、正極側機器及び負極側機器と、ケースと、を備える。
正極側機器及び負極側機器は、第1方向に沿って並び、かつ別々に構成されている。ケースは、1又は複数の電池セル、並びに正極側機器及び負極側機器を収容する。正極側機器及び負極側機器は、車両の上方向から見て、第1方向と直交する第2方向において1又は複数の電池セルに対してケースの一端に近い場所に配置されている。
ケースは、正極側機器と負極側機器との間において第2方向に沿って延び、かつ、上記一端側のケースの端壁とケースの骨格部との間をつなぐように形成された第1骨格構造部材を含む。
【0007】
上記骨格部は、正極側機器及び前記負極側機器と1又は複数の電池セルとの間に配置され、かつ、第1方向に沿って延びてケースの骨格を形成する第2骨格構造部材であってもよい。
【0008】
上記骨格部は、第2方向において上記一端の反対側に位置するケースの端壁であってもよい。
【0009】
上記骨格部は、正極側機器及び負極側機器と1又は複数の電池セルとの間に配置され、かつ、第1方向に沿って延びてケースの骨格を形成する第2骨格構造部材であってもよい。そして、第1骨格構造部材は、第2骨格構造部材と第2方向において上記一端の反対側に位置するケースの端壁との間をつなぐように第2方向に延長されていてもよい。
【0010】
電池パックは、第1方向における正極側機器の側において上記一端側のケースの端壁から第2方向に離れた位置に車両との第1固定点を有する正極側車両取付部をさらに備えてもよい。そして、ケースは、車両を上方向から見て第1固定点を通りかつ第2方向と平行な直線を中心軸として第2方向に沿って延び、かつ、上記一端側のケースの端壁と第2骨格構造部材との間をつなぐように形成された正極側骨格構造部材を含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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