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公開番号2025112373
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024006554
出願日2024-01-19
発明の名称蓄電装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/242 20210101AFI20250725BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】蓄電モジュールのセルに局所的な荷重がかかることを抑制する。
【解決手段】蓄電装置1は、蓄電モジュール10と、ケース110とを備えている。蓄電モジュール10は、複数のセル50を含んでいる。ケース110は、第1壁部111と、1対の第2壁部112と、第1補強部材120とを含んでいる。第1補強部材120は、第1壁部111上に設けられている。第1補強部材120は、第1方向D1に沿って延びている。第1補強部材120は、第1壁部111および1対の第2壁部112より剛性が大きい。第1補強部材120は、第1領域121と、第2領域122とを含んでいる。第1領域121は、第1方向D1に延びている。第2領域122は、第1方向D1において第1領域121と並んでいる。第2領域122は、第1方向D1に延びている。第2領域122は、第1領域121より剛性が小さい。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に互いに積層された複数のセルを含む蓄電モジュールと、
前記蓄電モジュールを収容するケースと、を備え、
前記ケースは、
少なくとも前記第1方向に交差する第2方向において前記蓄電モジュールの一方側に位置し、前記第1方向に沿って延びる第1壁部と、
前記第1方向において前記蓄電モジュールの両側にそれぞれ位置し、前記第2方向に沿って延び、かつ、前記第1壁部の両端にそれぞれ接続されている、1対の第2壁部と、
前記第1壁部上に設けられ、前記第1方向に沿って延び、前記第1壁部および前記1対の第2壁部より剛性が大きい、第1補強部材とを含み、
前記第1補強部材は、
前記第1方向に延びる第1領域と、
前記第1方向において前記第1領域と並び、前記第1方向に延びる第2領域とを含み、
前記第2領域は、前記第1領域より剛性が小さい、蓄電装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記第2領域は、前記第1補強部材のうち前記第1方向における前記第1壁部の中央の外面上に、位置している、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記第2領域の前記第1方向における長さは、前記第1補強部材の長さの半分以上である、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記ケースは、1対の第2補強部材をさらに含み、
前記1対の第2補強部材は、前記1対の第2壁部上にそれぞれ設けられ、前記第2方向に沿って延び、前記第1壁部および前記1対の第2壁部より剛性が大きく、
前記第2領域は、前記1対の第2補強部材より剛性が小さい、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記1対の第2補強部材は、前記第1補強部材と離隔している、請求項4に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記ケースは、第3壁部をさらに含み、
前記第3壁部は、前記第2方向において前記蓄電モジュールの他方側に位置し、前記第1方向に沿って延び、
前記1対の第2壁部は、前記第3壁部の両端にそれぞれ接続されており、
前記ケースは、第3補強部材をさらに含み、
前記第3補強部材は、前記第3壁部上に設けられ、前記第1方向に沿って延び、前記第3壁部および前記1対の第2壁部より剛性が大きく、
前記第2領域は、前記第3補強部材より剛性が小さい、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項7】
前記複数のセルの各々は、
正極層、負極層、および、セパレータを含む電極体と、
前記電極体を収容するセルケースとを含み、
前記正極層および前記負極層は、前記セパレータを介して前記第1方向に積層されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項8】
前記複数のセルの各々は、
正極層、負極層、および、該正極層と該負極層との間に介在するセパレータを含む、電極体と、
前記電極体を収容するセルケースとを含み、
前記電極体は、前記第1方向に直交する方向を軸方向として巻き回されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2018-144700号公報)には、駆動用電池を収容した電池パックが開示されている。電池パックの後縁部には、補強フレームが、少なくとも後端面に沿って車幅方向に延設されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-144700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の蓄電装置においては、補強部材に荷重がかかったときに、補強部材の両端を支点として弓なりに変形し得る。弓なりに変形した補強部材と、これに隣り合うパックの一部とが、パックに収容された蓄電モジュールのセルに局所的な荷重をかけるおそれがある。
【0005】
本開示は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、蓄電モジュールのセルに局所的な荷重がかかることを抑制できる、蓄電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある局面に係る蓄電装置は、蓄電モジュールと、ケースとを備えている。蓄電モジュールは、複数のセルを含んでいる。複数のセルは、第1方向に互いに積層されている。ケースは、蓄電モジュールを収容している。ケースは、第1壁部と、1対の第2壁部と、第1補強部材とを含んでいる。第1壁部は、少なくとも第1方向に交差する第2方向において蓄電モジュールの一方側に位置している。第1壁部は、第1方向に沿って延びている。1対の第2壁部は、第1方向において蓄電モジュールの両側にそれぞれ位置している。1対の第2壁部は、第2方向に沿って延びている。1対の第2壁部は、第1壁部の両端にそれぞれ接続されている。第1補強部材は、第1壁部上に設けられている。第1補強部材は、第1方向に沿って延びている。第1補強部材は、第1壁部および1対の第2壁部より剛性が大きい。第1補強部材は、第1領域と、第2領域とを含んでいる。第1領域は、第1方向に延びている。第2領域は、第1方向において第1領域と並んでいる。第2領域は、第1方向に延びている。第2領域は、第1領域より剛性が小さい。
【0007】
上記の構成によれば、第2方向の一方側から第1補強部材の第2領域に荷重が加わったときに、第2領域全体が蓄電モジュールに向かって第2方向に沿って変位する。変位した第2領域は、第1壁部とともに、第1方向に積層された複数のセルに接触する。よって、第1補強部材の第2領域に加わった荷重を、複数のセルに分散させることができる。すなわち、上記の構成によれば、第1補強部材が、1対の第2壁部を支点として弓なりに変形することを抑制できる。弓なりに変形した第1補強部材と第1壁部とが、蓄電モジュールのセルに局所的な荷重をかけることを抑制できる。
【0008】
上記の蓄電装置において、第2領域は、第1補強部材のうち第1方向における第1壁部の中央の外面上に、位置していてもよい。
【0009】
上記の構成によれば、第2領域が一対の第2壁部から比較的遠い位置に配置されるため、第2領域に荷重がかかったときに第2領域全体がより変位しやすくなる。ひいては、第1補強部材と第1壁部とが弓なりに変形することをより抑制できることができる。第1補強部材の第2領域に加わった荷重を、複数のセルにより分散させることができる。
【0010】
さらに、第2領域の第1方向における長さは、第1補強部材の長さの半分以上であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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