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公開番号2025113587
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-04
出願番号2024007824
出願日2024-01-23
発明の名称ガラス板検査方法及びガラス板検査システム
出願人株式会社日立製作所
代理人ポレール弁理士法人
主分類G01N 21/958 20060101AFI20250728BHJP(測定;試験)
要約【課題】本発明の目的は、ガラス板表面を効率よく簡易に検査できるガラス板検査方法及びガラス板検査システムを提供することにある。
【解決手段】本発明のガラス板検査方法は、ガラス板の傷を検査するガラス板検査方法において、前記ガラス板の一方の面に接し、傾斜面を有する屈折材が配置され、前記傾斜面は前記ガラス板の表面となす角度を(90度―θ)とし、前記傾斜面の斜辺の長さは、前記ガラス板の厚さをtとしたとき2tSinθより長く、前記傾斜面に光を入射させ、前記屈折材を介して前記ガラス板に光が入射し、前記ガラス板の一方の面及び他方の面で全反射させることを特徴とする。
ことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ガラス板の傷を検査するガラス板検査方法において、
前記ガラス板の一方の面に接し、傾斜面を有する屈折材が配置され、
前記傾斜面は前記ガラス板の表面となす角度を(90度―θ)とし、前記傾斜面の斜辺の長さは、前記ガラス板の厚さをtとしたとき2tSinθより長く、
前記傾斜面に光を入射させ、前記屈折材を介して前記ガラス板に光が入射し、前記ガラス板の一方の面及び他方の面で全反射させることを特徴とするガラス板検査方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載のガラス板検査方法において、
前記傾斜面に入射する斜辺長さ方向の光の幅を2tSinθより長くすることを特徴とするガラス板検査方法。
【請求項3】
請求項1に記載のガラス板検査方法において、
前記ガラス板が設置されている空間の屈折率をn0、前記ガラス板の屈折率をn1、前記屈折材の屈折率をn2としたとき、n0/n2<Sinθ<n1/n2を満たす範囲とし、前記屈折材と前記ガラス板の屈折率差|n2-n1|が0.1未満であることを特徴とするガラス板検査方法。
【請求項4】
請求項1に記載のガラス板検査方法において、
前記屈折材と前記ガラス板の接する面に、ジェルまたは液体を塗布することを特徴とするガラス検査方法。
【請求項5】
請求項1に記載のガラス板検査方法において、
前記屈折材の前記傾斜面に光源を設置することを特徴とするガラス板検査方法。
【請求項6】
請求項1に記載のガラス板検査方法において、
前記ガラス板の一端に前記屈折材を設置し、光を入射してガラス板の検査し、
前記ガラス板の他端に前記屈折材を設置し、光を入射してガラス板の検査することを特徴とするガラス板検査方法。
【請求項7】
請求項1に記載のガラス板検査方法において、
前記ガラス板の中央に、2つの傾斜面を有する台形型の前記屈折材を設置し、光を入射してガラス板の検査することを特徴とするガラス板検査方法。
【請求項8】
ガラス板の傷を検査するガラス板検査システムにおいて、
前記ガラス板の一方の面に接して配置され、傾斜面を有する屈折材を備え、
前記傾斜面は前記ガラス板の表面となす角度を(90度―θ)とし、前記傾斜面の斜辺の長さは、前記ガラス板の厚さをtとしたとき2tSinθより長く構成され、
前記傾斜面に光を入射させ、前記屈折材を介して前記ガラス板に光が入射し、前記ガラス板の一方の面及び他方の面で全反射させるよう構成したことを特徴とするガラス板検査システム。
【請求項9】
請求項8に記載のガラス板検査システムにおいて、
前記傾斜面に入射する斜辺長さ方向の光の幅を2tSinθより長く構成したことを特徴とするガラス板検査システム。
【請求項10】
請求項8に記載のガラス板検査システムにおいて、
前記ガラス板の表面からの光を検出する光検出部を備えることを特徴とするガラス板検査システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス板検査方法及びガラス板検査システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
太陽光パネルは屋外に設置されるため、使用中に、パネルのガラス板表面には多数の傷がある可能性がある。設置後の予防保全時に、再利用可否を判定する検査方法が必要である。
【0003】
特許文献1には、ガラス基板のガラス基板端部の検査を行なうに際し、屈折体(プリズム)を通して、ガラス基板に光を入射させ、ガラス基板内を全反射して進み、ガラス基板端部に達するようにしている。このようにすると、光はほとんど減衰しないでガラス基板端部まで届くため、ガラス基板端部のマイクロクラックによる散乱光が明るく観察できるという技術が開示されている。(段落[0028]、[図1b]参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-043457号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では、屈折体形状や観察範囲等が考慮されておらず、ガラス板表面を効率よく観察することが望まれる。
【0006】
特に、ガラス板の微小傷であるマイクロクラックの有無は、強度や耐久性の品質保証上、重要な検査項目である。ただし、その検査で、中古品の場合は端部を研磨する必要があるため検査コストが課題となる。
【0007】
本発明の目的は、ガラス板表面を効率よく簡易に検査できるガラス板検査方法及びガラス板検査システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のガラス板検査方法は、ガラス板の傷を検査するガラス板検査方法において、前記ガラス板の一方の面に接し、傾斜面を有する屈折材が配置され、前記傾斜面は前記ガラス板の表面となす角度を(90度―θ)とし、前記傾斜面の斜辺の長さは、前記ガラス板の厚さをtとしたとき2tSinθより長く、前記傾斜面に光を入射させ、前記屈折材を介して前記ガラス板に光が入射し、前記ガラス板の一方の面及び他方の面で全反射させることを特徴とする。
【0009】
また、本発明のガラス板検査システムは、ガラス板の傷を検査するガラス板検査システムにおいて、前記ガラス板の一方の面に接して配置され、傾斜面を有する屈折材と、前記傾斜面は前記ガラス板の表面となす角度を(90度―θ)とし、前記傾斜面の斜辺の長さは、前記ガラス板の厚さをtとしたとき2tSinθより長く構成され、前記傾斜面に光を入射させ、前記屈折材を介して前記ガラス板に光が入射し、前記ガラス板の一方の面及び他方の面で全反射させるよう構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、ガラス板表面を効率よく簡易に検査できるガラス板検査方法及びガラス板検査システムを提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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