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公開番号2025113671
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-04
出願番号2024007941
出願日2024-01-23
発明の名称印刷装置、印刷装置の制御方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 21/00 20060101AFI20250728BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】キャリブレーション処理の弊害を低減しつつ効率的にキャリブレーション処理を実施する。
【解決手段】印刷装置は、ページ単位で印刷内容を指定したPDLデータを含む印刷ジョブに従って印刷を行う印刷装置であって、入力された印刷ジョブを登録する登録手段と、前記登録手段により登録された複数の印刷ジョブの解析を行う解析手段と、前記解析の結果、前記複数の印刷ジョブで指定された印刷メディアの幅方向サイズが異なるために所定のキャリブレーション処理を実施する必要がある場合、前記所定のキャリブレーション処理の実施を回避するように、前記複数の印刷ジョブにおけるページ単位の印刷順序を変更する変更手段と、有し、前記幅方向サイズは、前記印刷メディアが搬送される方向と交わる方向のサイズである。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ページ単位で印刷内容を指定したPDLデータを含む印刷ジョブに従って印刷を行う印刷装置であって、
入力された印刷ジョブを登録する登録手段と、
前記登録手段により登録された複数の印刷ジョブの解析を行う解析手段と、
前記解析の結果、前記複数の印刷ジョブで指定された印刷メディアの幅方向サイズが異なるために所定のキャリブレーション処理を実施する必要がある場合、前記所定のキャリブレーション処理の実施を回避するように、前記複数の印刷ジョブにおけるページ単位の印刷順序を変更する変更手段と、
を有し、
前記幅方向サイズは、前記印刷メディアが搬送される方向と交わる方向のサイズであることを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記解析手段は、前記解析を行うことにより、前記印刷メディアのサイズに関するサイズ情報と、前記印刷メディアの印刷枚数に関する印刷枚数情報と、を取得する、請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記解析手段は、前記解析を行うことにより、前記印刷メディアの搬送される向きに関する方向情報を取得する、請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記変更手段は、前記印刷メディアの前記幅方向サイズが、前記所定のキャリブレーション処理の実施を回避することが可能な任意の間隔で変化するように、前記複数の印刷ジョブにおけるページ単位の印刷順序を変更する、請求項1に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記任意の間隔は、前記印刷メディアの印刷枚数単位の間隔である、請求項4に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記任意の間隔は、ユーザにより設定することが可能である、請求項4に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記所定のキャリブレーション処理を実施する実施条件を取得する取得手段をさらに有し、
前記変更手段は、前記解析の結果、前記実施条件を満足することにより前記所定のキャリブレーション処理を実施する必要がある場合、前記所定のキャリブレーション処理の実施を回避するように、前記複数の印刷ジョブにおけるページ単位の印刷順序を変更する、請求項1に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記変更手段は、前記複数の印刷ジョブのうち、優先的に完了させたい印刷ジョブが他の印刷ジョブよりも先に完了するように、前記複数の印刷ジョブにおけるページ単位の印刷順序を変更する、請求項1に記載の印刷装置。
【請求項9】
前記変更手段は、前記複数の印刷ジョブが並列に実行されるように、前記複数の印刷ジョブにおけるページ単位の印刷順序を変更する、請求項1に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記所定のキャリブレーション処理は、プリントヘッドが予備吐出を行う予備吐出処理と、前記印刷メディアを搬送する搬送部の温度を均一化する温度均一化処理と、を含む、請求項1に記載の印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷装置のキャリブレーションに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット式の印刷装置では、プリントヘッドに設けられた吐出ノズルから印刷メディアに向けてインクが吐出される。印刷メディアの一例として、カット紙である印刷用紙に画像を印刷する場合、例えばA4サイズの印刷用紙を縦で印刷するか横で印刷するかによってプリントヘッドが有する吐出ノズルの使用範囲が変化する。このため、長時間使用していなかった範囲の吐出ノズルについてはインクが適切に吐出されずに、印刷品質が低下する可能性がある。そこで、印刷品質が低下しないようにキャリブレーション処理が実施される。
【0003】
ここで、キャリブレーション処理には、プリントヘッドの予備吐出を行う予備吐出処理と、印刷用紙を搬送する搬送部の温度を均一化する温度均一化処理とがある。予備吐出処理では対象の吐出ノズルからインクを印刷用紙に対して実際に吐出するため、損紙が発生する。さらには、予備吐出処理に要する時間分のダウンタイムも発生する。このダウンタイムは、温度均一化処理を実施する場合も同様に発生する。このようなキャリブレーション処理の弊害を低減させる技術として、例えば特許文献1には、印刷用紙の搬送位置を変更して印刷を行うことでプリントヘッドの使用領域の偏りをなくす技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-12351号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1の技術では、印刷用紙の搬送位置を変更するためのハードウェアと、当該ハードウェアを制御するためのソフトウェアが必要になる。
【0006】
本開示は、キャリブレーション処理の弊害を低減しつつ効率的にキャリブレーション処理を実施することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一様態に係る印刷装置は、ページ単位で印刷内容を指定したPDLデータを含む印刷ジョブに従って印刷を行う印刷装置であって、入力された印刷ジョブを登録する登録手段と、前記登録手段により登録された複数の印刷ジョブの解析を行う解析手段と、前記解析の結果、前記複数の印刷ジョブで指定された印刷メディアの幅方向サイズが異なるために所定のキャリブレーション処理を実施する必要がある場合、前記所定のキャリブレーション処理の実施を回避するように、前記複数の印刷ジョブにおけるページ単位の印刷順序を変更する変更手段と、有し、前記幅方向サイズは、前記印刷メディアが搬送される方向と交わる方向のサイズであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、キャリブレーション処理の弊害を低減しつつ効率的にキャリブレーション処理を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
印刷システムの一例を示す概略構成図である。
印刷装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
印刷装置の機能構成を示すブロック図である。
ジョブ情報の一例を示す表である。
キャリブレーション処理を説明する図である。
複数の印刷ジョブが登録された場合の印刷順序の決定処理を示すフローチャートである。
モード選択ダイアログの一例を示す模式図である。
第1実施例におけるジョブ情報を示す表である。
サイズ変化間隔の設定ダイアログの一例を示す模式図である。
第1実施例におけるサイズ変化間隔について説明する模式図である。
変更手段による変更後の印刷順序を示す表である。
第3実施例におけるジョブ情報を示す表である。
第3実施例におけるサイズ変化間隔について説明する模式図である。
変更手段による変更後の印刷順序を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。また、同一の構成については同じ符号を付して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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