TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025113743
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024008046
出願日
2024-01-23
発明の名称
マークバンド装着装置
出願人
株式会社エネゲート
代理人
個人
,
個人
主分類
H02G
1/06 20060101AFI20250728BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】マークバンドを人手によらず効率的に電線に装着するマークバンド装着装置を提供する。
【解決手段】マークバンド装着装置は、複数のマークバンド1を支持軸2に挿入して構成されるマークバンドセットA、マークバンドセットをインデックステーブル6上に保持するマークバンドセット保持部7、マークバンドセットのマークバンドを支持軸の後端部に押圧してマークバンドを支持軸の一端部から押し出す第1押圧部材9、第1押圧部材により支持軸の後端部から押し出されたマークバンドを先端部で受け取る中空軸状のマークバンド受取ピン8及びマークバンド受取ピンの先端部8aで受け取られたマークバンドを押圧し、拡径部8bに移送して拡径させると共に、電線の端部が拡径部の後端部の側から拡径部の内周部に挿入された状態で、拡径部に移送されたマークバンドを押圧し、電線の外周部に嵌着させる、取付部材14に取り付けられた第2押圧部材10を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
縮拡径可能な分割リングの形態を有する複数のマークバンドを支持軸に挿入して構成されるマークバンドセットと、
前記マークバンドセットを基台上に保持するマークバンドセット保持部と、
前記マークバンドセット保持部で保持された前記マークバンドセットの前記マークバンドを前記支持軸の一端部側に押圧して、所定数の前記マークバンドを前記支持軸の一端部から押し出す第1押圧部材と、
自然状態の前記マークバンドの内径よりも小径になった先端部と、前記先端部と円滑に繋がり、自然状態の前記マークバンドの内径よりも大径の拡径部とを有し、前記第1押圧部材により前記支持軸の一端部から押し出された前記マークバンドを前記先端部で受け取る中空軸状のマークバンド受取ピンと、
前記マークバンド受取ピンの前記先端部で受け取られた前記マークバンドを押圧し、前記拡径部に移送して拡径させると共に、前記マークバンドを装着すべき電線の端部が、前記拡径部の後端部の側から前記拡径部の内周部に挿入された状態で、前記拡径部に移送された前記マークバンドを押圧し、前記拡径部の後端部から押し出して、前記電線の外周部に嵌着させる第2押圧部材と、
を備えたマークバンド装着装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記マークバンド受取ピンは、前記第1押圧部材により前記支持軸の一端部から押し出された前記マークバンドを前記先端部で受け取る第1位置と、前記先端部が前記第2押圧部材と対向する第2位置との間で移動可能であり、
前記第2位置に移動した前記マークバンド受取ピンと前記第2押圧部材とは、前記マークバンド受取ピンの軸線方向に相対移動可能であり、前記両者の相対移動により、前記第2押圧部材よる前記マークバンドの前記押圧が行われる、請求項1に記載のマークバンド装着装置。
【請求項3】
前記マークバンド受取ピンは、前記マークバンド受取ピンの軸線方向と、上下方向又は回転方向と、に可動な可動台に取り付けられており、
前記可動台は、前記マークバンド受取ピンが前記第1位置に位置する状態から、少なくとも上下方向又は回転方向に作動することにより、前記マークバンド受取ピンを前記第2位置に移動させ、
前記第2押圧部材は、前記第2位置に移動した前記マークバンド受取ピンの先端部と対向する位置に固定的に配置され、
前記可動台は、前記マークバンド受取ピンが前記第2位置に位置する状態から、さらに前記マークバンド受取ピンの軸線方向に作動して、前記マークバンド受取ピンを前記第2押圧部材の側に移動させることにより、前記第2押圧部材よる前記マークバンドの前記押圧が行われる、請求項2に記載のマークバンド装着装置。
【請求項4】
前記マークバンドを装着すべき電線の端部を、前記マークバンド受取ピンの前記拡径部の後端部の側から前記拡径部の内周部に案内するためのガイド部材が前記可動台に取り付けられており、
前記ガイド部材の内周部には、前記ガイド部材の先端から後端に向かって漸次に拡径した円錐状のガイド面が設けられ、前記ガイド面の先端部は、前記マークバンド受取ピンの前記拡径部の後端部と対向し、
前記ガイド部材は、前記ガイド面の軸線に沿って分割された分割体で構成され、前記分割体は、前記ガイド面を開く方向に可動である、請求項3に記載のマークバンド装着装置。
【請求項5】
前記電線の端部を前記マークバンド受取ピンの前記拡径部の後端部の内周部に挿入するための電線挿入部をさらに備えており、
前記電線挿入部は、前記電線の端部を把持し、前記マークバンド受取ピンの軸線方向に移動させて、前記ガイド部材の前記ガイド面の後端部から前記ガイド面に挿入し、さらに前記ガイド面の先端部を介して前記拡径部の後端部の内周部に挿入する、請求項4に記載のマークバンド装着装置。
【請求項6】
前記基台が位置決めテーブルであり、
前記マークバンドセットと、前記マークバンドセット保持部と、前記第1押圧部材とを含む構造体を単位ユニットとして、複数の前記単位ユニットが、前記位置決めテーブルに所定間隔で配置され、
前記位置決めテーブルは、複数の前記単位ユニットの中から選択された一の前記単位ユニットが、前記マークバンド受取ピンの先端部と対向する位置に来るように駆動制御される、請求項1から5の何れか1項に記載のマークバンド装着装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電線にマークバンドを装着するためのマークバンド装着装置に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、配電盤や制御盤等の多数の配線を必要とする電気機器に使用される電線では、電線の誤接続をなくし、また、保守点検作業を容易にするために、各電線の接続端子側の端部にマークバンドと呼ばれる識別用の環体を装着している。マークバンドとして、特許文献1の第1図に記載されているような環体が用いられることがある。このマークバンドは、スリットが設けられた合成樹脂製の分割リングの形態を有し、電線を識別するために、数字、文字、記号、色彩等の識別表示が付されている。マークバンドを電線に装着するにあたっては、スリットを押し広げて、スリット部分から電線に嵌着する。
【0003】
上記のようなマークバンドを人手により電線に装着する際の作業性を高めるため、特許文献2、3に記載されているような、マークバンドのセット品が市販されている。図12a及び図12bに示すように、このマークバンドセット品は、合成樹脂製の複数のマークバンド1を合成樹脂製の支持軸2に挿入して構成される。支持軸2の外周には、支持軸2の軸線方向に沿って凸状の線状ガイド2aが設けられている。また、支持軸2の先端部には、マークバンド1を装着する電線3の外周に倣って接触可能な形状を有すると共に、先端に向かって漸次に開拡した形状を有する接触部2bが設けられている。マークバンド1は、そのスリット1a部分が線状ガイド2aに宛がわれた状態で支持軸2に挿入される。図13に示すように、マークバンド1を電線3に装着するにあたっては、マークバンドセット品を手に持ち、支持軸2の先端部の接触部2bを電線3の外周に接触させた状態で、マークバンド1を指で支持軸2の先端側に押しゆく。そうすると、マークバンド2は線状ガイド2bに案内されて接触部2bに進み、接触部2bを通過する際にスリット1aが押し広げられて拡径し、スリット1a部分から電線3の外周に嵌まり込む。これにより、マークバンド1が電線3に装着される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭55-169013号公報
実公昭36-29945号公報
特公昭58-42924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、上記のようなマークバンドを人手によらず効率的に電線に装着することができるマークバンド装着装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は、縮拡径可能な分割リングの形態を有する複数のマークバンドを支持軸に挿入して構成されるマークバンドセットと、前記マークバンドセットを基台上に保持するマークバンドセット保持部と、前記マークバンドセット保持部で保持された前記マークバンドセットの前記マークバンドを前記支持軸の一端部側に押圧して、所定数の前記マークバンドを前記支持軸の一端部から押し出す第1押圧部材と、自然状態の前記マークバンドの内径よりも小径になった先端部と、前記先端部と円滑に繋がり、自然状態の前記マークバンドの内径よりも大径の拡径部とを有し、前記第1押圧部材により前記支持軸の一端部から押し出された前記マークバンドを前記先端部で受け取る中空軸状のマークバンド受取ピンと、前記マークバンド受取ピンの前記先端部で受取られた前記マークバンドを押圧し、前記拡径部に移送して拡径させると共に、前記マークバンドを装着すべき電線の端部が、前記拡径部の後端部の側から前記拡径部の内周部に挿入された状態で、前記拡径部に移送された前記マークバンドを押圧し、前記拡径部の後端部から押し出して、前記電線の外周部に嵌着させる第2押圧部材と、を備えたマークバンド装着装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、マークバンドを人手によらず効率的に電線に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
端部に圧着端子を取り付けた電線の例を示す概略図である。
マークバンドと圧着端子を取り付ける前の電線を示す概略図である。
実施形態に係るマークバンド装着装置を上方から見た概略図である。
インデックステーブルの回転駆動制御により、選択された単位ユニットが第1位置P1に位置するマークバンド受取ピンと対向する位置まで移動した状態を上方から見た概略図である。
第1押圧部材により、複数のマークバンドが支持軸の後端部側に押圧され、1つのマークバンドが支持軸の後端部から押し出されて、マークバンド受取ピンの先端部に受け取られた状態を上方から見た概略図である。
選択された単位ユニットUが、第1位置P1に位置するマークバンド受取ピンと対向する位置まで移動した状態を側方から見た概略図である。
可動台の作動により、マークバンド受取ピンが第2押圧部材と対向する第2位置P2まで移動した状態を側方から見た概略図である。
マークバンド受取ピンと電線の端部が、図6に示す状態から、それぞれ第2押圧部材の側に所定距離だけ移動した状態を側方から見た概略図である。
マークバンド受取が、図6に示す第2位置P2に位置する状態を上方から見た概略図である。
マークバンド受取ピンが、図6に示す第2位置P2から第2押圧部材の側に所定距離だけ移動して、図7に示す位置に達した状態を上方から見た概略図である。
マークバンドが第2押圧部材に押圧されて、マークバンド受取ピンの拡径部の後端部まで移動した状態を上方から見た概略図である。
ロボットハンドの作動により、電線の端部がマークバンド受取ピンの側に所定距離だけ移動し、ガイド部材を介してマークバンド受取ピンの拡径部の後端部の内周部に挿入された状態を上方から見た概略図である。
電線の端部がマークバンド受取ピンの拡径部の後端部の内周部に挿入され、ガイド部材のガイド面が開かれた状態を上方から見た概略図である。
マークバンド受取ピンおよびガイド部材がさらに第2押圧部材の側に所定距離だけ移動し、マークバンドがマークバンド受取ピンの後端部から押し出されて、電線の端部の外周部に嵌着した状態を上方から見た概略図である。
複数のマークバンドを支持軸に挿入して構成される市販のマークバンドセット品を示す概略図である。
支持軸の横断面とマークバンドの端面を示す概略図である。
市販のマークバンドセット品を用いて、マークバンドを電線に装着する作業を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0010】
図1は、一端部に接続端子、例えば圧着端子4を取り付けた電線3を示している。この例の電線3では、圧着端子4に隣接してマークバンド1が装着され、さらに、マークバンド1に隣接してマークチューブ5が装着されている。例えば、マークバンド1は、当該電線3を接続する交流回路の相や直流回路の極性等に応じて予め定められた色彩を有するカラーバンドである。また、マークチューブ5は、当該電線3を接続する機器、線番号、端子番号等の情報を、その外周面に数字、文字、記号、2次元バーコード等で表示したものである。図示は省略するが、電線3の他端部も同様の構成になっている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社エネゲート
マークバンド装着装置
2日前
ニデック株式会社
モータ
13日前
個人
発電装置
7日前
個人
電流制御形AC-DC電源
6日前
キヤノン株式会社
電源装置
1か月前
キヤノン株式会社
電源装置
7日前
個人
ステッピングモータ実習装置
20日前
株式会社竹中工務店
避雷設備
1か月前
カヤバ株式会社
モータ制御装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
充電方法
27日前
カヤバ株式会社
モータ制御装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
9日前
サンデン株式会社
電力変換装置
14日前
サンデン株式会社
電力変換装置
14日前
株式会社ダイヘン
給電装置
今日
個人
回転力発生装置
5日前
新電元工業株式会社
充電装置
27日前
ミツミ電機株式会社
電源回路
8日前
株式会社エスイー
上載物の支持装置
1か月前
日産自動車株式会社
回転電機
9日前
ダイハツ工業株式会社
充電システム
8日前
AGC株式会社
太陽電池モジュール
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電池システム
12日前
三菱電機株式会社
回転子および電動機
1か月前
住友金属鉱山株式会社
遮熱装置
28日前
シャープ株式会社
冷蔵庫
14日前
富士電機株式会社
電力変換装置
2日前
株式会社日立製作所
回転電機
20日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
20日前
トヨタ自動車株式会社
電力管理システム
12日前
株式会社デンソー
電源装置
15日前
株式会社ジェイテクト
モータ装置
1か月前
日産自動車株式会社
光電変換装置
1か月前
多摩川精機株式会社
逆起電圧可変モータ
1か月前
個人
延線補助具
5日前
株式会社ゲットクリーンエナジー
発電機
1か月前
続きを見る
他の特許を見る