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公開番号
2025115037
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009343
出願日
2024-01-25
発明の名称
車両制御システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
8/65 20180101AFI20250730BHJP(計算;計数)
要約
【課題】複数の機能の何れもが実行できないようになることを抑制できるようにすること。
【解決手段】車両制御システム20は、メモリ32とCPU31とを有する複数の機能系ECU24~26を備えている。複数の機能系ECU24~26の各々は、自身のソフトウェアのバージョンに関するバージョン情報を送信する。少なくとも1つの機能系ECUは、他の機能系ECUから送信されたバージョン情報を受信した場合に、自身のソフトウェアのバージョンと当該バージョン情報が示すバージョンとに基づいて、複数の機能のうち、実行が可能な機能を判別し、複数の機能のうち、実行可能と判別した機能の実行を許可する一方で、実行可能ではないと判別した機能の実行を禁止する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の走行に関する複数の機能を実行するためのソフトウェアを記憶する複数の電子制御装置を備える車両制御システムであって、
前記複数の電子制御装置の各々は、自身が記憶しているソフトウェアのバージョンに関するバージョン情報を送信することを実行するものであり、
前記複数の電子制御装置のうちの少なくとも1つの電子制御装置は、
自身以外の電子制御装置である他の電子制御装置から送信された前記バージョン情報を受信することと、
前記他の電子制御装置から送信された前記バージョン情報を受信した場合に、自身が記憶しているソフトウェアのバージョンと当該バージョン情報が示すバージョンとに基づいて、前記複数の機能のうち、実行が可能な機能を判別することと、
前記複数の機能のうち、実行可能と判別した前記機能の実行を許可する一方で、実行可能ではないと判別した前記機能の実行を禁止することと、を実行する
車両制御システム。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記複数の機能のうち、第1機能を実行するためには、前記複数の電子制御装置のうち、第1電子制御装置及び第2電子制御装置が必要である一方、第3電子制御装置は必要でなく、
前記第1電子制御装置及び前記第2電子制御装置は、
一方の電子制御装置から送信された前記バージョン情報を受信することと、
前記一方の電子制御装置から送信された前記バージョン情報を受信した場合に、前記第1電子制御装置のソフトウェアのバージョンと前記第2電子制御装置のソフトウェアのバージョンとの組み合わせが整合している場合に、前記第1機能が実行可能であると判別する一方、当該組み合わせが整合していない場合に、前記第1機能が実行可能ではないと判別することと、をそれぞれ実行する
請求項1に記載の車両制御システム。
【請求項3】
前記複数の機能のうち、第2機能を実行するためには、前記複数の電子制御装置のうち、前記第1電子制御装置、前記第2電子制御装置及び前記第3電子制御装置が必要であり、
前記第1電子制御装置、前記第2電子制御装置及び前記第3電子制御装置は、
自身以外の電子制御装置から送信された前記バージョン情報を受信することと、
前記自身以外の電子制御装置から送信された前記バージョン情報を受信した場合に、前記第1電子制御装置のソフトウェアのバージョンと前記第2電子制御装置のソフトウェアのバージョンと前記第3電子制御装置のソフトウェアのバージョンとの組み合わせが整合している場合に、前記第2機能が実行可能であると判別する一方、当該組み合わせが整合していない場合に、前記第2機能が実行可能ではないと判別することと、をそれぞれ実行する
請求項2に記載の車両制御システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の電子制御装置を備える車両制御システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、複数の電子制御装置を備える車両制御システムを開示している。複数の電子制御装置は、CPUと、CPUが実行するソフトウェアが記憶されるメモリと、をそれぞれ備えている。車両制御システムでは、複数の電子制御装置のソフトウェアのバージョンの組み合わせが整合している場合には、自動運転などの各種の車両走行に関する複数の機能の実行が許可される。一方、複数の電子制御装置のソフトウェアのバージョンの組み合わせが整合していない場合には、上記複数の機能の実行が禁止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-159399号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のシステムでは、複数の電子制御装置のソフトウェアのバージョンの組み合わせが整合していない場合には、上記複数の機能の実行が一律に禁止されてしまう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための車両制御システムは、車両の走行に関する複数の機能を実行するためのソフトウェアを記憶する複数の電子制御装置を備えるシステムである。当該車両制御システムにおいて、前記複数の電子制御装置の各々は、自身が記憶しているソフトウェアのバージョンに関するバージョン情報を送信することを実行するものである。前記複数の電子制御装置のうちの少なくとも1つの電子制御装置は、自身以外の電子制御装置である他の電子制御装置から送信された前記バージョン情報を受信することと、前記他の電子制御装置から送信された前記バージョン情報を受信した場合に、自身が記憶しているソフトウェアのバージョンと当該バージョン情報が示すバージョンとに基づいて、前記複数の機能のうち、実行が可能な機能を判別することと、前記複数の機能のうち、実行可能と判別した前記機能の実行を許可する一方で、実行可能ではないと判別した前記機能の実行を禁止することと、を実行する。
【発明の効果】
【0006】
上記車両制御システムは、複数の機能の何れもが実行できないようになることを抑制できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態の車両制御システムを備える車両と、当該車両と通信可能なサーバと、を示す構成図である。
図2は、図1の車両制御システムが備える電子制御装置のメモリに記憶される対応表の一例を示す図である。
図3は、図1の車両制御システムにおいて、複数の機能のうち、実行可能な機能を判別する際の処理の流れを示すシーケンス図である。
図4は、図1の車両制御システムにおいて、電子制御装置が備えるCPUによって実行される一連の処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、車両制御システムの一実施形態を図1~図4に従って説明する。
図1は、車両10と、車外に設置されたサーバ100と、を図示している。車両10は車両制御システム20を備えている。
【0009】
<サーバ>
サーバ100は、車両10の外部に設置された管理用のサーバである。サーバ100は、予め登録されている複数の車両10についてのソフトウェアを管理している。サーバ100は、車外ネットワーク200を介して車両10と各種の情報の送受信を行う。車外ネットワーク200は無線通信である。例えば、サーバ100は、車両10からの要求に応じて、当該車両10向けの更新用ソフトウェアを車両10に送信する。
【0010】
<車両制御システム>
車両制御システム20は、車内ネットワーク21を介して互いに情報の送受信ができるように構成された複数の電子制御装置を備えている。以降では、電子制御装置を「ECU」と称する。複数のECUは、DCM22とOTAマスタ23とを含んでいる。「DCM」は「Data Communication Module」の略記である。「OTA」は「Over The Air」の略記である。DCM22は、車外ネットワーク200を介してサーバ100と通信するデータ通信モジュールである。OTAマスタ23は、自身を含む複数のECUのソフトウェアを管理する。
(【0011】以降は省略されています)
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