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公開番号
2025115771
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010409
出願日
2024-01-26
発明の名称
開閉システム
出願人
ニチコン株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
H02B
1/40 20060101AFI20250731BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】電流検出器の設置あるいは電流検出器から蓄電装置への伝送用のケーブルの敷設に関する労力あるいはコストの少なくともいずれかを削減する。
【解決手段】開閉システムは、切替手段(ラッチングリレー33U、33O、33W)と電流検出器(50U、50W)と制御部(40)とを有する開閉器(1)と、蓄電装置と開閉器との間の情報の伝送を行うためのケーブル(90)を備え、ケーブルは電流検出器の検出の結果を蓄電装置に伝送する伝送路を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
単相3線式の開閉器と、
蓄電装置と前記開閉器との間の情報の伝送を行うためのケーブルと、を備えた開閉システムであって、
前記開閉器は、
接続された線路の開閉を行うための切替手段と、
接続された前記線路から流入する電流を検出する電流検出器と、
制御部と、を有し、
前記切替手段および前記電流検出器は、前記開閉器の筐体に収容されており、
前記制御部が前記ケーブルを介した前記蓄電装置からの指示に従い、前記切替手段を制御して、接続された線路の開閉を実行し得るとともに、
前記ケーブルは、前記電流検出器の検出の結果を前記蓄電装置に伝送する伝送路を有している、開閉システム。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記電流検出器は電流変成器である、請求項1に記載の開閉システム。
【請求項3】
前記開閉器は、前記電流変成器の保護回路を内蔵している、請求項2に記載の開閉システム。
【請求項4】
前記開閉器は、
前記開閉器の筐体の少なくとも一部を構成する絶縁性フレームと、
前記線路を接続するための端子を構成しつつ、前記筐体の内部へ電流を引き込むための接続用導体と、
前記筐体の内部に収容され、前記切替手段を搭載した回路基板と、を有し、
前記接続用導体は、前記絶縁性フレームに固定されるとともに、前記回路基板に接続されており、
前記電流変成器は前記接続用導体に装着されている、請求項2に記載の開閉システム。
【請求項5】
前記開閉器は、
接続された線路から印加される電圧を検出する電圧検出器を有し、前記制御部は、前記電圧検出器が検出した電圧に関する情報を、前記ケーブルを介して前記蓄電装置に伝送する、請求項1から4のいずれか1項に記載の開閉システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は開閉器を備えた開閉システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
単相3線式の開閉器は、例えば住宅等の建築物内の線路のような、比較的低圧の線路に適用される開閉器である。リレーを用いたこのような開閉器が従来技術として知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7227420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
機械式の開閉器と比較して、リレー等の切替手段を用いた開閉器は外部機器と連携して動作することが容易である。そのため、例えば住宅等に蓄電装置を設置する場合に、このような開閉器が併せて適用されることが期待される。ところで、住宅等に蓄電装置を設置するときに、蓄電装置からの商用系統への逆潮流を発生させないことが求められる場合がある。そのため、分電盤内に電流検出器を設置する必要があった。住宅等での現場作業となる分電盤内への電流検出器の設置、あるいは電流検出器から蓄電装置への伝送用のケーブルの敷設には、労力あるいはコストを要するため、これらを削減できる技術が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様は、単相3線式の開閉器と、蓄電装置と前記開閉器との間の情報の伝送を行うためのケーブルと、を備えた開閉システムであって、前記開閉器は、接続された線路の開閉を行うための切替手段と、接続された前記線路から流入する電流を検出する電流検出器と、制御部と、を有し、前記切替手段および前記電流検出器は、前記開閉器の筐体に収容されており、前記制御部が前記ケーブルを介した前記蓄電装置からの指示に従い、前記切替手段を制御して、接続された線路の開閉を実行し得るとともに、前記ケーブルは、前記電流検出器の検出の結果を前記蓄電装置に伝送する伝送路を有している。ここで、「切替手段」とは、外部からの信号を受けて開閉素子(接点など)を動作させ、線路の閉路(接続)/開路(遮断)を切り替える部品をいう。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一態様によれば、電流検出器の設置あるいは電流検出器から蓄電装置への伝送用のケーブルの敷設に関する労力あるいはコストの少なくともいずれかを削減することができる開閉システムが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係る開閉システムの外観を示す斜視図である。開閉器において各端子台カバーを外した状態を示す。
本発明の実施形態の開閉器の回路構成を示す回路図である。
本発明の実施形態の開閉器の保護回路を示す回路図である。
本発明の実施形態の開閉器の外観を示す平面図である。各端子台カバーを外した状態を示す。
本発明の実施形態の開閉器の、図4におけるA-A位置での右側面方向から見た、主要部を示す切断部端面図である。各端子台カバーを外した状態を示す。
本発明の実施形態の開閉器の、第1の1次側端子台付近の絶縁性フレームの構成を示す斜視図である。2つの電流検出器および端子台カバーも併せて示される。
本発明の実施形態に係る開閉システムを適用した電力系統の構成例である。
本発明の実施形態に係る開閉システムを適用した電力系統の構成例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。本明細書において述べる各コンポーネント、各材料、および各数値は、特に矛盾のない限り、いずれも単なる一例である。それゆえ、例えば、特に矛盾のない限り、各コンポーネントの位置関係および接続関係は、各図の例に限定されない。本願における各図面に記載した構成の形状および寸法(長さ、幅、高さ等)は、実際の形状および寸法が必ずしも反映されたものではなく、図面の明瞭化および簡略化のために適宜変更されている。
【0009】
〔実施形態〕
<開閉システムの概要と回路構成>
本発明の実施形態に係る開閉システムは、開閉器1と開閉器1に接続されるケーブル90とを備えている。ケーブル90は、開閉器1と後述する蓄電装置300との間での情報の伝送を行うための伝送路を含む。開閉器1は、単相3線式の線路に設けられる開閉器である。開閉器1は、開閉器1に接続される1次側の線路と、開閉器1に接続される2次側の線路との間の接続の状態を、開路(遮断、OFF)と閉路(接続、ON)との間で切り替えることができる。本発明の実施形態について、図面を参照しつつ以下に説明する。
【0010】
図1は、実施形態に係る開閉システムの外観を示す斜視図である。図1に示されるように、開閉器1は、全体として略直方体状の外観を呈している。開閉器1の筐体は主に、絶縁性フレーム2、カバーケース5、および図1には不図示の後述の底板6で構成されている。一般に開閉器は、底面が分電盤等の壁面に接するようにして、固定されて用いられる。本明細書では、開閉器1の底面に垂直な方向を高さ方向と称する。また高さ方向について、開閉器1の底面に近い側を「下側」あるいは「低い」、底面から遠い側を「上側」あるいは「高い」と表現する。
(【0011】以降は省略されています)
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