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公開番号2025116496
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024010952
出願日2024-01-29
発明の名称発光装置およびその製造方法
出願人株式会社エンプラス
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類H10H 20/855 20250101AFI20250801BHJP()
要約【課題】発光素子が外部の空気の影響を受けることを抑制できる発光装置を提供すること。
【解決手段】本発明の発光装置は、パッケージフレーム、および前記パッケージフレーム上に配置された発光素子を含む発光素子パッケージと、前記パッケージフレーム上に配置された、前記発光素子からの光を制御するための光束制御部材と、前記パッケージフレームと前記光束制御部材との間に、前記発光素子の光軸を取り囲むように配置された接着剤充填部と、前記接着剤充填部に充填された、前記パッケージフレームと前記光束制御部材とを接着する接着剤の硬化物と、前記接着剤充填部と外部とを連通する通気部と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
パッケージフレーム、および前記パッケージフレーム上に配置された発光素子を含む発光素子パッケージと、
前記パッケージフレーム上に配置された、前記発光素子からの光を制御するための光束制御部材と、
前記パッケージフレームと前記光束制御部材との間に、前記発光素子の光軸を取り囲むように配置された接着剤充填部と、
前記接着剤充填部に充填された、前記パッケージフレームと前記光束制御部材とを接着する接着剤の硬化物と、
前記接着剤充填部と外部とを連通する通気部と、
を有する、発光装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記接着剤充填部は、前記パッケージフレームおよび前記光束制御部材のうちの一方に形成された溝である、請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記パッケージフレームおよび前記光束制御部材のうちの一方または他方は、前記接着剤充填部内の硬化前の前記接着剤を押圧するための、前記溝の延在方向に沿って連続的または断続的に高くなる押圧部を有する、請求項2に記載の発光装置。
【請求項4】
前記発光素子と前記光束制御部材との間には空気が存在する、請求項1に記載の発光装置。
【請求項5】
前記光束制御部材は、前記接着剤充填部より内側に配置され、前記光束制御部材の裏側から突出する、前記発光素子に接着剤が流れることを防ぐための凸部を有する、請求項1に記載の発光装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法であって、
接着剤を供給する工程と、
前記パッケージフレームと前記光束制御部材とを接触させることで前記接着剤を前記接着剤充填部内に押し広げる工程と、
前記接着剤充填部内に押し広げられた前記接着剤を硬化させて前記パッケージフレームと前記光束制御部材とを接着する工程と、
を有する、発光装置の製造方法。
【請求項7】
基板と、
前記基板上に配置された発光素子と、
前記基板上に配置された前記発光素子からの光を制御するための光束制御部材と、
前記基板と前記光束制御部材との間に、前記発光素子の光軸を取り囲むように配置された接着剤充填部と、
前記接着剤充填部に充填された、前記基板と前記光束制御部材とを接着する接着剤の硬化物と、
前記接着剤充填部と外部とを連通する通気部と、
を有する、発光装置。
【請求項8】
請求項7に記載の発光装置の製造方法であって、
接着剤を供給する工程と、
前記基板と前記光束制御部材とを接触させることで前記接着剤を前記接着剤充填部内に押し広げる工程と、
前記接着剤充填部内に押し広げられた前記接着剤を硬化させて前記基板と前記光束制御部材とを接着する工程と、
を有する、発光装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発光装置、および当該発光装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
発光ダイオード(LED)などの発光素子を光源とする発光装置が知られている。このような発光装置は、発光素子と、当該発光素子を被う部材とを有する。たとえば、特許文献1は、LEDと、LEDを被う封止部とを有するLEDモジュールを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-011364号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の様な発光装置において、発光素子が光束制御部材(レンズ)で被われているものが知られている。ここで発光素子は空気(例えば空気中の水分)の影響を受けて寿命が短くなりやすい。そのため、発光素子は光束制御部材によって空気の影響を受けないように密閉されることが好ましい。
【0005】
図1Aは、発光素子10が配置されているパッケージフレーム20に光束制御部材30を接着剤40を用いて接着した様子を示す断面概略図である。図1Bは、パッケージフレーム20と光束制御部材30との間において接着剤40が押し広げられている様子を示す平面概略図である。ここで接着剤40は十分に広がり、光束制御部材30および接着剤40の硬化物によって発光素子10を密閉できることが好ましい。しかし、図1Bに示されるようにパッケージフレーム20と光束制御部材30との間で接着剤40が十分に拡がらず隙間が生じることがある。このような状態であると発光素子10が空気の影響を受けて寿命が短くなることがある。
【0006】
本発明の目的は、発光素子が外部の空気の影響を受けることを抑制できる発光装置、および当該発光装置の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の発光装置および発光装置の製造方法に関する。
【0008】
[1]パッケージフレーム、および前記パッケージフレーム上に配置された発光素子を含む発光素子パッケージと、前記パッケージフレーム上に配置された、前記発光素子からの光を制御するための光束制御部材と、前記パッケージフレームと前記光束制御部材との間に、前記発光素子の光軸を取り囲むように配置された接着剤充填部と、前記接着剤充填部に充填された、前記パッケージフレームと前記光束制御部材とを接着する接着剤の硬化物と、前記接着剤充填部と外部とを連通する通気部と、を有する、発光装置。
[2]前記接着剤充填部は、前記パッケージフレームおよび前記光束制御部材のうちの一方に形成された溝である、[1]に記載の発光装置。
[3]前記パッケージフレームおよび前記光束制御部材のうちの一方または他方は、前記接着剤充填部内の硬化前の前記接着剤を押圧するための、前記溝の延在方向に沿って連続的または断続的に高くなる押圧部を有する、[1]または[2]に記載の発光装置。
[4]前記発光素子と前記光束制御部材との間には空気が存在する、[1]~[3]のいずれか一項に記載の発光装置。
[5]前記光束制御部材は、前記接着剤充填部より内側に配置され、前記光束制御部材の裏側から突出する、前記発光素子に接着剤が流れることを防ぐための凸部を有する、[1]~[4]に記載の発光装置。
[6][1]~[5]のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法であって、接着剤を供給する工程と、前記パッケージフレームと前記光束制御部材とを接触させることで前記接着剤を前記接着剤充填部内に押し広げる工程と、前記接着剤充填部内に押し広げられた前記接着剤を硬化させて前記パッケージフレームと前記光束制御部材とを接着する工程と、を有する、発光装置の製造方法。
[7]基板と、前記基板上に配置された発光素子と、前記基板上に配置された前記発光素子からの光を制御するための光束制御部材と、前記基板と前記光束制御部材との間に、前記発光素子の光軸を取り囲むように配置された接着剤充填部と、前記接着剤充填部に充填された、前記基板と前記光束制御部材とを接着する接着剤の硬化物と、前記接着剤充填部と外部とを連通する通気部と、を有する、発光装置。
[8][7]に記載の発光装置の製造方法であって、接着剤を供給する工程と、前記基板と前記光束制御部材とを接触させることで前記接着剤を前記接着剤充填部内に押し広げる工程と、前記接着剤充填部内に押し広げられた前記接着剤を硬化させて前記基板と前記光束制御部材とを接着する工程と、を有する、発光装置の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、発光素子が外部の空気の影響を受けることを抑制できる発光装置、および当該発光装置の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1A、Bは、パッケージフレームに対する光束制御部材の接着の様子を示す図である。
図2A、Bは、実施の形態1に係る発光装置を示す図である。
図3A、Bは、接着剤充填部を示す図である。
図4は、通気部を示す図である。
図5は、実施の形態1に係る発光装置の製造方法を示す図である。
図6は、変形例1に係る発光装置の製造方法を示す図である。
図7A、Bは、実施の形態2に係る発光装置を示す図である。
図8は、実施の形態2に係る発光装置の製造方法を示す図である。
図9は、変形例2に係る発光装置の製造方法を示す図である。
図10は、変形例3に係る発光装置を示す図である。
図11は、変形例4に係る発光装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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