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公開番号2025117345
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012131
出願日2024-01-30
発明の名称定着装置及び画像形成装置
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250804BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ヒーターの熱効率を低下させることなく均熱部材をヒーターに対して適正に位置決めできる定着装置を提供する。
【解決手段】定着装置は、回転可能な無端状の定着ベルト32と、前記定着ベルト32の内周面に接触するベルト接触面を有するヒーター23と、前記ヒーター23の前記ベルト接触面と反対側の面に接触する均熱部材25と、前記ヒーター23及び前記均熱部材25を保持する保持部材27と、前記定着ベルト21を挟んで前記ヒーター23に押圧されて、前記定着ベルト21との間に、トナー像が転写された用紙を加熱及び加圧する加圧領域を形成する加圧部材29と、前記均熱部材25の用紙の幅方向における位置を規制する規制部材51と、を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
回転可能な無端状の定着ベルトと、
前記定着ベルトの内周面に接触するベルト接触面を有するヒーターと、
前記ヒーターの前記ベルト接触面と反対側の面に接触する均熱部材と、
前記ヒーター及び前記均熱部材を保持する保持部材と、
前記定着ベルトを挟んで前記ヒーターに押圧されて、前記定着ベルトとの間に、トナー像が転写された用紙を加熱及び加圧する加圧領域を形成する加圧部材と、
用紙の幅方向における通紙領域の外側に配置されて、前記均熱部材の前記幅方向における位置を規制する規制部材と、を備えていることを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記規制部材は、前記幅方向において均熱部材の外側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記保持部材は、前記均熱部材の前記幅方向の一端が当接する当接面を有し、
前記規制部材は、前記均熱部材の前記幅方向の他端の前記幅方向における位置を規制することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項4】
前記規制部材は、前記ヒーターの前記幅方向の端部を前記保持部材と共に挟持して前記ヒーターに給電するコネクタであることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項5】
前記規制部材は、前記ヒーターの前記幅方向の端部を前記保持部材と共に挟持するクリップであることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項6】
用紙にトナー像を形成する画像形成部と、
前記トナー像を前記用紙に定着する請求項1に記載の定着装置と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙にトナー像を定着する定着装置及びこの定着装置を備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
摺動方式の定着装置は、無端状の定着ベルトと、定着ベルトの内周面に接触して定着ベルトを加熱するヒーターと、定着ベルトを挟んでヒーターに対向して加圧領域を形成する加圧ローラーと、を備える。定着ベルトと加圧ローラーとが回転することで、加圧領域に搬送される用紙にトナー像を定着する。このような定着装置では、例えば、非通紙領域と通紙領域との間の定着ムラをなくすために、用紙の幅方向における定着ベルトの温度分布を均一にする必要がある。
【0003】
このため、ヒーターの、定着ベルトの内周面と接触する面と反対側の面に接触する均熱部材が設けられる場合がある。このような均熱部材を設けることで、非通紙領域から通紙領域への熱の移動が促進されて、幅方向における定着ベルトの温度分布を均一化できる。
【0004】
このような均熱部材を設ける場合、用紙の幅方向においてヒーターに対して均熱部材を適正に位置決めすることが重要になる。図6A及び図6Bを参照して、均熱部材の効果の一例について説明する。図6Aは、均熱部材とヒーターとが用紙の幅方向において適正な位置に位置決めされた場合の定着ベルトの温度分布を示し、図6Bは、均熱部材がヒーターに対して幅方向にずれて配置された場合の定着ベルトの温度分布を示す。各図の実線は、均熱部材が設けられていない場合の温度分布を示し、二点鎖線は、均熱部材が設けられた場合の温度分布を示す。
【0005】
図6Aに示されるように、均熱部材とヒーターとが適正な位置に位置決めされていた場合、非通紙領域から通紙領域へ熱が移動して、非通紙領域の温度上昇が抑えられる。一方で、図6Bに示されるように、均熱部材がヒーターに対してずれて配置されている場合、一方の非通紙領域では、通紙領域へ熱が移動して温度上昇が抑えられるが、他方の非通紙領域では、非通紙領域から通紙領域への熱の移動が不十分となり、非通紙領域の温度が低下しない。
【0006】
このように、定着ベルトの温度分布を均一にするためには、均熱部材をヒーターに対して適正な位置に位置決めすることが必要となる。特許文献1に記載の定着装置では、熱伝導部材(均熱部材に相当)の短手方向の端部から折り曲げられた曲げ部を支持部材に突き当てることで、支持部材に対する熱伝導部材の長手方向の移動を規制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2016-114619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら上記特許文献1に記載された定着装置のように均熱部材に曲げ部を形成すると、曲げ部にもヒーターからの熱が移動し、曲げ部に隣接する部分での熱が奪われてしまう。このため、曲げ部付近での温度低下を考慮した温度調整が必要になったり、均熱部材の加工費が必要になったりしてしまう。
【0009】
本発明は上記事情を考慮し、ヒーターの熱効率を低下させることなく均熱部材をヒーターに対して適正に位置決めできる定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明の定着装置は、回転可能な無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトの内周面に接触するベルト接触面を有するヒーターと、前記ヒーターの前記ベルト接触面と反対側の面に接触する均熱部材と、前記ヒーター及び前記均熱部材を保持する保持部材と、前記定着ベルトを挟んで前記ヒーターに押圧されて、前記定着ベルトとの間に、トナー像が転写された用紙を加熱及び加圧する加圧領域を形成する加圧部材と、用紙の幅方向における通紙領域の外側に配置されて、前記均熱部材の前記幅方向における位置を規制する規制部材と、を備えていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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