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公開番号
2025117975
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013000
出願日
2024-01-31
発明の名称
イベント記録装置、車載器、運行管理装置、イベント記録プログラム、及び運行管理プログラム
出願人
矢崎エナジーシステム株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
G08G
1/00 20060101AFI20250805BHJP(信号)
要約
【課題】タイヤ異常イベントとして記録した情報を日報として出力し、管理者の作業を削減する。
【解決手段】車載器10は、少なくとも、車両1に装着されたタイヤの空気圧に基づき、タイヤの状態が正常か異常かを判定する判定部13と、空気圧の時系列データに基づいて、判定部13が異常と判定した時点から正常と判定した時点までの時間を対応時間として計測する計測部14と、タイヤの状態が異常と判定された場合の対応時間を含む、タイヤ異常イベントを記録する記録部16と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも、車両に装着されたタイヤの空気圧に基づき、前記タイヤの状態が正常か異常かを判定する判定部と、
前記空気圧の時系列データに基づいて、前記判定部が異常と判定した時点から正常と判定した時点までの時間を対応時間として計測する計測部と、
前記タイヤの状態が異常と判定された場合の前記対応時間を含む、タイヤ異常イベントを記録する記録部と、を備えた
イベント記録装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記判定部は、前記空気圧が規定値以下であり、かつ、前記車両が停止状態である場合に、前記タイヤの状態が異常と判定する、
請求項1に記載のイベント記録装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記空気圧に加え、前記タイヤの温度に基づき、前記タイヤの状態が正常か異常かを判定する、
請求項1に記載のイベント記録装置。
【請求項4】
前記車両の位置情報を取得する位置取得部を備え、
前記記録部は、前記タイヤ異常イベントとして、前記対応時間とともに、前記タイヤの状態が異常と判定された場合における前記位置情報を含めて記録する、
請求項1に記載のイベント記録装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載のイベント記録装置を備えた車載器。
【請求項6】
請求項5に記載の車載器から、前記タイヤ異常イベントを含む運行情報を取得する運行情報取得部と、
前記運行情報に基づいて、少なくとも前記対応時間を含む日報を出力する日報出力部と、を備えた
運行管理装置。
【請求項7】
拘束時間を算出する算出部を備え、
前記運行情報取得部は、前記運行情報として、前記車両の累積運行時間を取得し、
前記算出部は、前記累積運行時間から前記対応時間を除いた時間を、前記拘束時間として算出し、
前記日報出力部は、前記拘束時間を含む前記日報を出力する、
請求項6に記載の運行管理装置。
【請求項8】
請求項4に記載のイベント記録装置を備えた車載器から、前記タイヤ異常イベントを含む運行情報を取得する運行情報取得部と、
前記運行情報に基づいて、前記タイヤ異常イベントに対応した場所及び前記対応時間を含む日報を出力する日報出力部と、を備え、
前記日報出力部は、前記位置情報に基づいて、前記場所を示した地図を含む前記日報を出力する、
運行管理装置。
【請求項9】
車両に装着されたタイヤの空気圧に基づき、前記タイヤの状態が正常か異常かを判定するステップと、
前記空気圧の時系列データに基づいて、異常と判定した時点から正常と判定した時点までの時間を対応時間として計測するステップと、
前記タイヤの状態が異常と判定された場合の前記対応時間を含む、タイヤ異常イベントを記録するステップと、
をコンピュータに実行させるイベント記録プログラム。
【請求項10】
請求項9に記載のイベント記録プログラムが各ステップをコンピュータに実行させた結果、生成された前記タイヤ異常イベントを含む運行情報を取得するステップと、
前記運行情報に基づいて、少なくとも前記対応時間を含む日報を出力するステップと、
をコンピュータに実行させる運行管理プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、イベント記録装置、車載器、運行管理装置、イベント記録プログラム、及び運行管理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
トラックのドライバーについて、労働時間を含む労働条件の向上が求められている。トラックの運送業者は、日報等の作業記録に基づき、ドライバーの労務管理を行っている。この労務管理においては、トラックに搭載された車載器の運行記録を活用している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ドライバーの過重労働が社会問題となっている昨今の状況に鑑み、労働条件に関する新たな基準が策定されている。例えば、新たに適用される「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」(改善基準告示)は、所定期間における拘束時間、休息時間、連続運転時間等を新たに規定している。一方、この改善基準告示は、一定の条件下で、予期し得ない事象に対する対応時間を、拘束時間、運転時間、連続運転時間の規定の適用から除外できる旨を規定している。すなわち、ドライバーが事故、故障、災害等、通常予期し得ない事象に遭遇し、一定の遅延が生じた場合には、当該事象の対応に要した時間を実際の時間から除くことが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-061482号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した予期し得ない事象は、タイヤの空気圧異常、タイヤのパンクをも含む。現状は、車両に搭載された車載器(デジタルタコグラフ)が、パンクの発生に伴う車両の停止時間に基づき、対応した時間を算出、記録している。しかしながら、パンクに対応した時間を日報に自動的に盛り込むことは難しく、対応した場所、理由等を自動的に盛り込むことも難しい。これにより、改善基準告示等で設定されている様な予期しえない事象に対応した時間を拘束時間等から除く場合、人手による計算、手記入が必要となり、効率が悪く、作業量が増大するおそれがある。
【0006】
本発明は、管理者の作業削減が可能となるとともに、管理が容易となるイベント記録装置、車載器、運行管理装置、イベント記録プログラム、及び運行管理プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係るイベント記録装置は、下記を特徴としている。
少なくとも、車両に装着されたタイヤの空気圧に基づき、前記タイヤの状態が正常か異常かを判定する判定部と、
前記空気圧の時系列データに基づいて、前記判定部が異常と判定した時点から正常と判定した時点までの時間を対応時間として計測する計測部と、
前記タイヤの状態が異常と判定された場合の前記対応時間を含む、タイヤ異常イベントを記録する記録部と、を備えた
イベント記録装置。
【0008】
前述した目的を達成するために、本発明に係る車載器は、下記を特徴としている。
上記イベント記録装置を備えた車載器。
【0009】
前述した目的を達成するために、本発明に係る運行管理装置は、下記を特徴としている。
上記車載器から、前記タイヤ異常イベントを含む運行情報を取得する運行情報取得部と、
前記運行情報に基づいて、前記タイヤ異常イベントに対応した旨、対応場所、及び前記対応時間を含む日報を出力する日報出力部と、を備えた
運行管理装置。
【0010】
前述した目的を達成するために、本発明に係るイベント記録プログラムは、下記を特徴としている。
車両に装着されたタイヤの空気圧に基づき、前記タイヤの状態が正常か異常かを判定するステップと、
前記空気圧の時系列データに基づいて、異常と判定した時点から正常と判定した時点までの時間を対応時間として計測するステップと、
前記タイヤの状態が異常と判定された場合の前記対応時間を含む、タイヤ異常イベントを記録するステップと、
をコンピュータに実行させるイベント記録プログラム。
(【0011】以降は省略されています)
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