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公開番号2025118086
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013183
出願日2024-01-31
発明の名称部品供給装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H05K 13/02 20060101AFI20250805BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】キャリアテープからカバーテープが剥離される際、カバーテープに部品が貼り付いた状態となっていることに起因する不具合の発生を抑制する。
【解決手段】テープフィーダが、テープカバー40、エア噴出部61および磁石部材90を備える。テープカバー40は、キャリアテープCTの先端から延びたカバーテープTTの延出部ESを搬送路22から上方に離れる方向に誘導する誘導エッジ44およびこれと対向する対向エッジ45を有するスリット部42を備える。エア噴出部61はテープカバー40の下方からエアを噴出し、キャリアテープCTの延出部ESを吹き上げてスリット部42からテープカバー40の上方に移動させる。磁石部材90は、スリット部42の下方の領域にスリット部42の上流側から下流側にかけて跨って位置し、スリット部42の下方を通過するキャリアテープCT内の部品BHを下方に引き寄せる。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
部品を収納したキャリアテープを搬送し、部品が部品取出し位置に到達する前に前記キャリアテープからカバーテープを剥離することで部品を取り出し可能な露出状態で前記部品取出し位置に位置させる部品供給装置であって、
キャリアテープを搬送路に沿って搬送する搬送機構と、
前記搬送路に沿って搬送される前記キャリアテープを上方から覆って設けられ、前記キャリアテープの先端から延びた前記カバーテープの延出部分である延出部を前記部品取出し位置よりも上流側の位置において前記搬送路から上方に離れる方向に誘導する誘導エッジおよび前記誘導エッジの上流側に位置して前記誘導エッジと対向する対向エッジを有するテープカバーと、
前記テープカバーの下方からエアを噴出し、前記搬送路に沿って搬送される前記キャリアテープの前記延出部を吹き上げて前記誘導エッジと前記対向エッジの間のスリット部から前記テープカバーの上方に移動させるエア噴出部と、
前記スリット部の下方の領域に前記スリット部の上流側から下流側にかけて跨って位置し、前記スリット部の下方を通過する前記キャリアテープ内の部品を下方に引き寄せる磁石部材と、
を備えた部品供給装置。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記エア噴出部が備えるエアの噴出口が2つである場合、前記磁石部材は、前記2つの噴出口の間の領域に位置する、請求項1に記載の部品供給装置。
【請求項3】
前記エア噴出部が備えるエアの噴出口が1つである場合、前記磁石部材は、前記噴出口から噴出されたエアを下方から上方に通過させるエア通過路を有する、請求項1に記載の部品供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、部品搭載装置に部品を供給する部品供給装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、基板に部品が搭載された実装基板を生産する部品搭載装置は、部品を供給する部品供給装置と、部品供給装置が供給する部品をピックアップして基板に搭載する搭載ヘッドを備えて構成されている。部品供給装置には例えば、キャリアテープを使用して部品を供給するテープフィーダが用いられる。キャリアテープは、一列に並んだポケット内に部品を収納させたうえでこれをカバーテープで覆った構成を有しており、テープフィーダは、キャリアテープを部品取出し位置に向かって搬送する搬送機構と、搬送されるキャリアテープの部品取出し位置の近傍領域を上方から覆うテープカバーを備えている。テープカバーは部品取出し位置において部品が取り出されるようにするための開口(部品取出し開口)を有しており、カバーテープは部品取り出し開口に到達する直前でキャリアテープから剥離されるようになっている。
【0003】
下記の特許文献1に記載されたテープフィーダでは、キャリアテープからカバーテープを最初に剥離(初期剥離)させる構成として、キャリアテープの先端から延出させておいたカバーテープの一部(延出部)をエアによって吹き上げ、その吹き上げた延出部がテープカバーに形成されたスリット部を通ってテープカバーの上方に移動するようにしている。このようにして初期剥離がなされた後は、スリット部を構成する下流側のエッジがキャリアテープとカバーテープとの間に入り込んだ状態となるので、以後、キャリアテープが搬送されると、その搬送動作によってカバーテープがキャリアテープから剥離されていく。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-74031号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、キャリアテープのポケット内の部品は通常、自重によってポケットの底面に接触した状態となっているが、部品が静電気等の影響を受けて帯電すると、カバーテープの裏面に貼り付いてしまうことがある。そして、その状態のままカバーテープがキャリアテープから剥離されると、カバーテープに貼り付いた部品がカバーテープと一緒にスリット部を通過してポケット内が空になり、搭載ヘッドが部品を吸着できない吸着ミスが生じたり、カバーテープがスリット部を通過するときに部品がスリット部のエッジに衝突して損傷したりするおそれがあった。
【0006】
そこで本発明は、キャリアテープからカバーテープが剥離される際、カバーテープに部品が貼り付いた状態となっていることに起因する不具合の発生を抑制できる部品供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の部品供給装置は、部品を収納したキャリアテープを搬送し、部品が部品取出し位置に到達する前に前記キャリアテープからカバーテープを剥離することで部品を取り出し可能な露出状態で前記部品取出し位置に位置させる部品供給装置であって、キャリアテープを搬送路に沿って搬送する搬送機構と、前記搬送路に沿って搬送される前記キャリアテープを上方から覆って設けられ、前記キャリアテープの先端から延びた前記カバーテープの延出部分である延出部を前記部品取出し位置よりも上流側の位置において前記搬送路から上方に離れる方向に誘導する誘導エッジおよび前記誘導エッジの上流側に位置して前記誘導エッジと対向する対向エッジを有するテープカバーと、前記テープカバーの下方からエアを噴出し、前記搬送路に沿って搬送される前記キャリアテープの前記延出部を吹き上げて前記誘導エッジと前記対向エッジの間のスリット部から前記テープカバーの上方に移動させるエア噴出部と、前記スリット部の下方の領域に前記スリット部の上流側から下流側にかけて跨って位置し、前記スリット部の下方を通過する前記キャリアテープ内の部品を下方に引き寄せる磁石部材と、を備えた。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、キャリアテープからカバーテープが剥離される際、カバーテープに部品が貼り付いた状態となっていることに起因する不具合の発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダを備えた部品搭載装置の斜視図
(a)(b)本発明の一実施の形態におけるテープフィーダによって搬送するキャリアテープの先端部の斜視図
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの側面図
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の側面図
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備えるテープカバーの斜視図
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備えるテープカバーの一部の拡大斜視図
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備えるテープカバーの一部をキャリアテープとともに示す平面図
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備えるエア噴出部をテープカバーの一部とともに示す斜視図
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の(a)側断面図(b)平面図
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の側面図
(a)(b)本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の側面図
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の(a)側面図(b)平面図
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の側面図
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備える磁石部材の(a)第1変形例を示す平面図(b)第2変形例を示す平面図
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備える磁石部材の(a)第3変形例を示す平面図(b)第4変形例を示す平面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施の形態におけるテープフィーダを備えた部品搭載装置の斜視図である。図1は本発明の部品供給装置の一実施の形態であるテープフィーダを備えた部品搭載装置1を示している。部品搭載装置1は基板KBに部品BHを搭載する装置であり、基台11上に基板搬送部12を備えている。基台11の上方には、搭載ヘッド13が設けられている。搭載ヘッド13は、図示しないヘッド移動機構によって水平方向に移動される。搭載ヘッド13は下方に延びた複数のノズル14を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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