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公開番号2025114275
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2024008875
出願日2024-01-24
発明の名称高周波焼入装置
出願人富士電子工業株式会社
代理人個人
主分類H05B 6/10 20060101AFI20250729BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】装置の製造工数を低減できる高周波焼入装置を提供する。
【解決手段】ディスクトランス22に冷却水を分配する冷却水の分配手段26を有し、前記分配手段26には複数の流水路28が設けられた高周波焼入装置であって、前記分配手段26は金属製であり、少なくとも冷却水の供給側30には第一冷却水供給管24から冷却水が供給される第二冷却水供給管34を設け、冷却水の分配側32には冷却水分配管36を設け、さらに冷却水の分配側32には前記ディスクトランス22を冷却した冷却水を回収する冷却水回収管を設け、冷却水の供給側30には当該冷却水回収管と通じた流水路とつないだ第二冷却水排出管40を設け、第二冷却水排出管40から第一冷却水排出管46を通じて冷却水を排出し、冷却水分配管36と冷却水回収管の本数の合計に対して、第二冷却水供給管34と第二冷却水排出管40の本数の合計を半分以下にした高周波焼入装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ワークを焼き入れするための高周波焼入装置であって、
少なくともワークを焼き入れする加熱コイルと、当該加熱コイルに変圧した電流を供給するディスクトランスと、冷却水の供給元から冷却水の供給を受け、当該ディスクトランスに冷却水を分配する冷却水の分配手段とを有し、
前記分配手段には複数の流水路が設けられたことを特徴とする高周波焼入装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記分配手段は、冷却水が供給元から供給される供給側と、当該分配手段の裏側にはディスクトランスに冷却水を分配する分配側を設け、前記流水路は供給側と分配側とをつなぐ請求項1に記載の高周波焼入装置。
【請求項3】
前記分配手段は金属製であり、少なくとも冷却水の供給側には第一冷却水供給管から冷却水が供給される第二冷却水供給管を設け、冷却水の分配側には冷却水分配管を設け、さらに冷却水の分配側には前記ディスクトランスを冷却した冷却水を回収する冷却水回収管を設け、冷却水の供給側には当該冷却水回収管と通じた流水路とつないだ第二冷却水排出管を設け、第二冷却水排出管から第一冷却水排出管を通じて冷却水を排出し、冷却水分配管と冷却水回収管の本数の合計に対して、第二冷却水供給管と第二冷却水排出管の本数の合計を半分以下にした請求項1に記載の高周波焼入装置。
【請求項4】
前記一つのディスクトランスに対して、前記分配手段において第二冷却水供給管と第二冷却水排出管をそれぞれ一つ設け、当該第二冷却水供給管と通じた第一流水路を前記複数の冷却水分配管につなぎ、当該ディスクトランス側から排出される冷却水を回収する複数の冷却水回収管と、前記第二冷却水排出管とを、
第二流水路でつないだことを特徴とする請求項3に記載の高周波焼入装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高周波焼入装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ワークを高周波焼き入れ加工する場合であって、高周波加工時にディスクトランスが熱を持つ。そのため冷却水を供給して冷やしているが、冷却水の分配手段を通して冷却水を供給しており、冷却水を供給元から当該分配手段迄供給するホースと、分配手段からディスクトランス迄供給するホースとは、分配手段を通じて相通したものであり、それぞれ同じ本数で供給していた。
【0003】
このように、従来は、冷却水の供給元から供給された水を分配手段を通じてディスクトランスへそのまま供給していた。つまり冷却水を供給元から供給するホース1本に対して、ディスクトランスへ分配するホース1本が対応し一対となっており、供給側のホースと分配側のホースが同数となっていた。ディスクトランス1台あたりに8~10本のホースを接続しており、一つの装置内でディスクトランスを4~5台設置するので、供給及び分配ごとに40~50本のホースが必要となり、従って、供給側のホースと分配側のホースを合わせて80~100本必要となり、設置スペースを広くとらなければならないことと、装置の製造に工数がかなりかかっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-24466号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1によると、ディスクトランスには、冷却液を供給又は排出するための複数のホースが接続されており、高周波誘導加熱コイル体にも、冷却液を供給又は排出するための複数のホースが接続されているとあり、供給側にも排出側にも多くのホースを接続することを問題視していなかった。
【0006】
本発明は、前記ホースの本数を減らすことで、設置スペースを小さくすること及び、装置の製造工数を低減できる高周波焼入装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題を解決するための態様は、ワークを焼き入れするための高周波焼入装置であって、少なくともワークを焼き入れする加熱コイルと、当該加熱コイルに変圧した電流を供給するディスクトランスと、冷却水の供給元から冷却水の供給を受け、当該ディスクトランスに冷却水を分配する冷却水の分配手段とを有し、前記分配手段には複数の流水路が設けられた高周波焼入装置である。
【0008】
本態様によると、ワークを焼き入れするための高周波焼入装置であって、少なくともワークを焼き入れする加熱コイルと、当該加熱コイルに変圧した電流を供給するディスクトランスと、冷却水の供給元から冷却水の供給を受け、当該ディスクトランスに冷却水を分配する冷却水の分配手段とを有し、前記分配手段には複数の流水路が設けられた高周波焼入装置であることから、複数の流水路を設けることで、供給元のホース1本から複数の流水路を経て複数のホースに供給できるので、供給側のホースを削減できる。
【0009】
本実施形態は、前記分配手段が、冷却水が供給元から供給される供給側と、当該分配手段の裏側にはディスクトランスに冷却水を分配する分配側を設け、前記流水路は供給側と分配側とをつなぐ高周波焼入装置である。
【0010】
本実施形態によると、前記分配手段が、冷却水が供給元から供給される供給側と、当該分配手段の裏側にはディスクトランスに冷却水を分配する分配側を設け、前記流水路は供給側と分配側とをつなぐ高周波焼入装置であるから、供給側と分配側とを分離でき、必ずしも供給側のホースと、分配側のホースを一対として設置する必要がなく、供給側の一つの流水路を分配側では複数に分離することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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