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公開番号
2025118111
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013239
出願日
2024-01-31
発明の名称
モータとその製造方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H02K
5/04 20060101AFI20250805BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】周方向においてハウジングとステータとの位置決めを容易に行うことができる技術を提供する。
【解決手段】モータは、円筒状の内周面を有するハウジングと、内周面に径方向の内側から当接する外周面を有するステータと、を備える。ステータの外周面には、各々が軸方向に沿って延びているとともに、周方向に沿って配列された複数の溝部が設けられている。ハウジングの内周面には、複数の溝部のいずれかの内面に当接する突出部が、少なくとも一つ設けられている。複数の溝部には、突出部が存在する少なくとも一つの第1溝部と、突出部が存在しない第2溝部と、が含まれる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
円筒状の内周面を有するハウジングと、
前記内周面に径方向の内側から当接する外周面を有するステータと、
を備え、
前記ステータの前記外周面には、各々が軸方向に沿って延びているとともに、周方向に沿って配列された複数の溝部が設けられており、
前記ハウジングの前記内周面には、前記複数の溝部のいずれかの内面に当接する突出部が、少なくとも一つ設けられており、
前記複数の溝部には、前記突出部が存在する少なくとも一つの第1溝部と、前記突出部が存在しない第2溝部と、が含まれる、
モータ。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記突出部と前記第1溝部とは、隙間を有しつつ互いに接触する、請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記突出部と前記第1溝部の内面とは、隙間なく互いに接触する、請求項1に記載のモータ。
【請求項4】
前記ハウジングの前記内周面には、前記突出部が複数設けられており、
前記複数の突出部は、周方向において等間隔に配列されている、請求項1に記載のモータ。
【請求項5】
前記複数の溝部は、周方向において等間隔に配列されている、請求項4に記載のモータ。
【請求項6】
前記突出部は、前記軸方向に沿って延在する、請求項1に記載のモータ。
【請求項7】
前記突出部は、前記軸方向の一方側に向かうにつれて、前記内周面からの突出高さが増加していくテーパ区間を有する、請求項6に記載のモータ。
【請求項8】
前記ハウジングは、締り嵌めによって前記ステータを保持する、請求項1に記載のモータ。
【請求項9】
モータの製造方法であって、
ハウジングの内周面を径方向の外側へ拡張させる工程と、
前記ハウジングの拡張された前記内周面に、ステータの外周面を対向配置する工程と、
前記ハウジングの前記内周面を収縮させて、前記内周面を前記ステータの前記外周面に当接させる工程と、
を備え、
前記ステータの前記外周面には、各々が軸方向に沿って延びているとともに、周方向に沿って配列された複数の溝部が設けられており、
前記ハウジングの前記内周面には、前記複数の溝部のいずれかの内面に当接する突出部が、少なくとも一つ設けられており、
前記対向配置する工程では、前記突出部が前記溝部と対向するように、前記ハウジングと前記ステータとが周方向において位置決めされ、
前記当接させる工程において、前記複数の溝部には、前記突出部が存在する少なくとも一つの第1溝部と、前記突出部が存在しない第2溝部と、が存在する、
製造方法。
【請求項10】
前記当接させる工程では、互いに当接する前記突出部と前記第1溝部の内面との間に生じる力により、前記ハウジングと前記ステータとが周方向において相対的に変位する、請求項9に記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、モータとその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1にモータが開示されている。このモータは、円筒状の内周面を有するハウジングと、ハウジングの内周面に径方向の内側から当接する外周面を有するステータと、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-172196号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のモータは、軸方向に沿って延びるピンをさらに備える。このピンが、ステータの外周面とハウジングの内周面とに嵌ることによって、周方向においてハウジングとステータとが位置決めされる。このため、特許文献1のモータでは、モータを製造する際に、ステータの外周面の円周方向の位置とハウジングの内周面の円周方向の位置とを正確に位置決めする必要がある。
【0005】
本明細書では、周方向においてハウジングとステータとの位置決めを容易に行うことができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の第1の態様では、モータは、円筒状の内周面を有するハウジングと、前記内周面に径方向の内側から当接する外周面を有するステータと、を備えてもよい。前記ステータの前記外周面には、各々が軸方向に沿って延びているとともに、周方向に沿って配列された複数の溝部が設けられていてもよい。前記ハウジングの前記内周面には、前記複数の溝部のいずれかの内面に当接する突出部が、少なくとも一つ設けられていてもよい。前記複数の溝部には、前記突出部が存在する少なくとも一つの第1溝部と、前記突出部が存在しない第2溝部と、が含まれていてもよい。
【0007】
上記の構成では、ステータの外周面がハウジングの内周面に径方向の内側から当接しており、ハウジングからステータに作用する圧力によって、ハウジングがステータを保持している。このような構成では、ステータに作用する圧力が過大であると、ステータの磁気的特性が意図せず変化するおそれがある。この点に関して、上記の構成では、ステータの外周面に複数の溝部が形成されており、これによってステータに作用する圧力が適度に緩和される。加えて、この複数の溝部には、ハウジングに設けられた突出部が存在する第1溝部と、そのような突出部が存在しない第2溝部とが含まれる。このような構成によると、モータを製造する際に、複数の溝部による応力緩和の機能を発揮させつつ、周方向においてハウジングとステータとの位置決めを容易に行うことができる。
【0008】
第2の態様では、上記第1の態様において、前記突出部と前記第1溝部とは、隙間を有しつつ互いに接触してもよい。
【0009】
上記の構成によると、ハウジングの突出部に当接する第1溝部においても、ステータに作用する圧力を有意に緩和させることができる。
【0010】
第3の態様では、上記第1の態様において、前記突出部と前記第1溝部とは、隙間なく互いに接触してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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