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公開番号
2025119037
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2025087911,2021213256
出願日
2025-05-27,2021-12-27
発明の名称
充放電指示スケジュールの更新方法、蓄電システム、コンピュータプログラム、コンピュータ、及び記憶媒体
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06Q
50/06 20240101AFI20250805BHJP(計算;計数)
要約
【課題】効率的に電力を使用するための充放電指示スケジュールの更新方法を提供する。
【解決手段】所定の長さの対象期間を複数の区間に分割し、対象期間内の各区間について蓄電システムに対して充電、放電及び待機の何れかを指示するようにコンピュータを機能させる充放電指示スケジュールの更新方法であって、更新対象の充放電指示スケジュールを準備するステップと、更新対象の充放電指示スケジュールの少なくとも現時点以降の各区間について、蓄電システムの充放電に関係する所定の状態又は所定の物理量値を予測するステップと、更新対象の充放電指示スケジュールにしたがって蓄電システムを動作させたときの予測電気料金と、更新対象の充放電指示スケジュールにおいて、予測するステップで予測された値を考慮した場合に得られる予測電気料金とを比較するステップと、比較結果にしたがって、更新対象の充放電指示スケジュールを更新するステップと、を含む。
【選択図】図20
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の長さの対象期間を複数の区間に分割し、対象期間内の各区間について蓄電システムに対して充電、放電及び待機のいずれかを指示するようにコンピュータを機能させる、充放電指示スケジュールの更新方法であって、
コンピュータが、更新対象の充放電指示スケジュールを準備するステップと、
コンピュータが、前記更新対象の充放電指示スケジュールの少なくとも現時点以降の各区間について、前記蓄電システムの充放電に関係する所定の状態又は所定の物理量値を予測するステップと、
コンピュータが、前記更新対象の充放電指示スケジュールにしたがって前記蓄電システムを動作させたときの予測電気料金と、前記更新対象の充放電指示スケジュールにおいて、前記予測するステップで予測された値を考慮した場合に得られる予測電気料金とを比較するステップと、
コンピュータが、前記比較するステップでの比較結果にしたがって、前記更新対象の充放電指示スケジュールを更新するステップとを含む、充放電指示スケジュールの更新方法。
続きを表示(約 2,600 文字)
【請求項2】
前記蓄電システムは、太陽光発電システム及び電力系統に電気的に接続された電力変換システムに接続され、
前記予測するステップは、コンピュータが、前記更新対象の充放電指示スケジュールの少なくとも現時点以降の各区間について、前記現時点以降の各区間における気象情報及び現時点までの前記電力変換システムの稼動ログの系列を用いて、前記太陽光発電システムによる発電電力量、前記電力変換システムに接続された負荷による消費電力量、又は前記蓄電システムが持つ蓄電池の充電状態、若しくはこれらの任意の組み合わせを予測するステップを含み、
前記比較するステップは、コンピュータが、前記対象期間の現時点までに前記予測するステップで予測された値に基づいて、前記更新対象の充放電指示スケジュールにしたがって前記蓄電システムを動作させたときの予測電気料金と、前記更新対象の充放電指示スケジュールの中で充電指示が設定されている区間において、前記太陽光発電システムによる余剰電力を前記蓄電システムに充電せず前記電力系統に売電したときの予測電気料金とを比較するステップを含み、
前記更新するステップは、コンピュータが、前記比較するステップでの比較結果にしたがって、前記更新対象の充放電指示スケジュールの少なくとも現時点以降の各区間での指示内容を更新するステップを含む、請求項1に記載の充放電指示スケジュールの更新方法。
【請求項3】
前記気象情報は、日射予測を含み、
前記充放電指示スケジュールの更新方法はさらに、
コンピュータが、複数の電力変換システムから、前記区間別の稼動ログの系列を受信し蓄積するステップと、
コンピュータが、各地域における、前記区間別の日射情報の系列を蓄積するステップと、
コンピュータが、蓄積された前記稼動ログ及び前記日射情報のそれぞれの系列から生成した訓練データにより、前記予測するステップで予測される情報を出力するよう、予め準備された機械学習モデルの訓練を行うステップとを含み、
前記予測するステップは、コンピュータが、現時点より以前の前記稼動ログから選択された特徴量の系列と予測対象の区間における日射量の予測とを入力として前記機械学習モデルに与え、前記太陽光発電システムによる発電電力量、前記電力変換システムに接続された負荷による消費電力量、又は前記蓄電システムが持つ蓄電池の充電状態、若しくはこれらの任意の組み合わせの予測を前記機械学習モデルの出力として得るステップを含む、請求項2に記載の充放電指示スケジュールの更新方法。
【請求項4】
前記蓄電システムは、太陽光発電システム及び電力系統に電気的に接続された電力変換システムに接続され、
前記予測するステップは、コンピュータが、前記更新対象の充放電指示スケジュールの少なくとも現時点以降の各区間について、前記現時点以降の各区間における気象情報及び現時点までの前記電力変換システムの稼動ログの系列を用いて、前記太陽光発電システムによる発電電力量、前記電力変換システムに接続された負荷による消費電力量、又は前記蓄電システムが持つ蓄電池の充電状態、若しくはこれらの任意の組み合わせを予測するステップを含み、
前記比較するステップは、コンピュータが、前記対象期間の現時点までの、前記蓄電システムが前記電力系統から購入した実電気料金、及び、前記対象期間の現時点までに前記予測するステップで予測された値に基づいて、前記更新対象の充放電指示スケジュールにしたがって前記蓄電システムが稼動したと仮定したときの、前記蓄電システムが前記電力系統から購入したであろう予測電気料金を比較するステップを含み、
前記更新するステップは、コンピュータが、前記比較するステップでの比較結果にしたがって、前記更新対象の充放電指示スケジュールの現時点以降の各区間での指示内容を更新するステップを含む、請求項1に記載の充放電指示スケジュールの更新方法。
【請求項5】
前記気象情報は、日射予測を含み、
前記充放電指示スケジュールの更新方法はさらに、
コンピュータが、少なくとも前記区間ごとに前記電力変換システムの稼動ログを受信しその系列を蓄積するステップと、
コンピュータが、現時点より前に蓄積された前記稼動ログの系列及び前記蓄積するステップで受信された現時点の前記稼動ログから生成した訓練データを用いて、前記予測するステップで予測される情報を出力するよう、予め準備された機械学習モデルのオンライン学習を行うステップとを含み、
前記予測するステップは、コンピュータが、現時点より以前の前記稼動ログから選択された特徴量の系列と予測対象の区間における日射量の予測とを入力として前記機械学習モデルに与え、前記太陽光発電システムによる発電電力量、前記電力変換システムに接続された負荷による消費電力量、又は前記蓄電システムが持つ蓄電池の充電状態、若しくはこれらの任意の組み合わせの予測を前記機械学習モデルの出力として得るステップを含む、請求項4に記載の充放電指示スケジュールの更新方法。
【請求項6】
前記電力変換システムは、電力の需要家を含み、
前記蓄電システムは、需要家に設置される、請求項2又は請求項4に記載の充放電指示スケジュールの更新方法。
【請求項7】
蓄電池と、
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の充放電指示スケジュールの更新方法によって作成された充放電指示スケジュールに基づいて、前記蓄電池の充放電を制御する制御装置とを含む、蓄電システム。
【請求項8】
コンピュータを、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の充放電指示スケジュールの更新方法を実行するよう機能させる、コンピュータプログラム。
【請求項9】
請求項8に記載のコンピュータプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項10】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の充放電指示スケジュールの更新方法を実行するようにプログラムされた、コンピュータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この開示は、電力処理指示スケジュール作成方法、充放電指示スケジュールの更新方法、蓄電システム、コンピュータプログラム、コンピュータ、及び記憶媒体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
蓄電システムを設置する家庭が増加しつつある。蓄電システムを用いると、例えば電気料金の安い深夜電力により蓄電システムを充電し、電気料金の高い昼間には蓄電システムから放電された電力を家庭内の負荷に供給できる。そうした蓄電システムを含む電力供給システムが後掲の特許文献1に開示されている。
【0003】
特許文献1に開示された電力供給システムは、電気料金が比較的安価な深夜電力を蓄電池に蓄電し、日中は電力系統から電力を購入する代わりに、太陽電池の発電電力と蓄電池の充電電力とを優先的に家庭内負荷に供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-079058号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
最近は、電力自由化に伴い、電力供給会社の間に電力を取引することが行われるようになっている。そのために、電力のマーケットとも言われる、電力を取引する市場が設けられている。この市場における電力価格は、電力の需給バランスにより変化する。電力供給会社は、この電力価格を参考に電力を販売したり購入したりする。
【0006】
この市場における電力価格は24時間を30分ずつ48個の時間帯(区間)に分けて、実際に電力が取引される前日に決定され公開される。公開されるのは、翌日と翌々日の2日分の電力の取引単価(取引価格)である。この価格は、電力の需給により変動するため、日により、また区間により異なってくる。
【0007】
一方、最近では個人の家庭に蓄電システムと呼ばれるシステムを設置することが多くなっている。蓄電システムは、上記特許文献1にも記載されたとおり、電力に余剰があるときに電力を一時的に蓄電し、電力の価格が高いときに、蓄電された電力を負荷に供給する。しかし、特許文献1に記載されたシステムは、予め固定された区間に充電し、同様に固定された区間に放電するように設定されている。そのため、価格が30分を単位として変動するような市場から電力を購入したり、蓄電した電力を最も効率的に放電したりすることは難しいという問題がある。
【0008】
こうした問題は、蓄電システムのような電力変換システムに限定されず、太陽光発電システムを備え、太陽光発電システムの発電電力を電力系統に売電したり、蓄電池に充電したりできる電力変換システムにおいても生じる。したがって、電力変換システムが効率的に電力の取引市場から電力を購入し利用できるようにするための、電力処理指示スケジュールを電力市場の電力の取引価格の変動を適切に反映して立案できるようにする必要がある。
【0009】
それゆえに本開示は、効率的に電力を使用するための電力処理指示スケジュール作成方法、充放電指示スケジュールの更新方法、コンピュータプログラム、コンピュータ、及び記憶媒体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この開示の第1の局面に係る電力処理指示スケジュール作成方法は、コンピュータが、電力の取引価格のスケジュールを定めたスケジュールデータを取得するステップと、コンピュータが、スケジュールの中で取引価格が第1の価格である第1の区間と、取引価格が第1の価格より高い第2の価格である第2の区間とを組み合わせ、第1の区間と第2の区間に、それぞれ異なる処理を行うことを指示する、電力に関する処理の指示スケジュールを作成するステップとを含む。
(【0011】以降は省略されています)
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