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公開番号
2025119697
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024014630
出願日
2024-02-02
発明の名称
レドックスフロー電池用電解液、およびレドックスフロー電池システム
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
8/18 20060101AFI20250807BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】有機金属錯体を構成する金属の析出を低減できるレドックスフロー電池用電解液を提供する。
【解決手段】有機金属錯体と、補助錯化剤とを含み、前記補助錯化剤は、ポリカルボン酸、ポリオール、およびアミノカルボン酸からなる群より選択される1種または2種以上を含む、レドックスフロー電池用電解液。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
有機金属錯体と、補助錯化剤とを含み、
前記補助錯化剤は、ポリカルボン酸、ポリオール、およびアミノカルボン酸からなる群より選択される1種または2種以上を含む、
レドックスフロー電池用電解液。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記ポリカルボン酸は、酒石酸、クエン酸、アジピン酸、およびマレイン酸からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載のレドックスフロー電池用電解液。
【請求項3】
前記アミノカルボン酸は、エチレンジアミン四酢酸、1,2-プロパンジアミン四酢酸、1,3-プロパンジアミン四酢酸、およびジエチレントリアミン五酢酸からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1または請求項2に記載のレドックスフロー電池用電解液。
【請求項4】
前記ポリオールは、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、エリスリトール、キシリトール、およびトリエタノールアミンからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1または請求項2に記載のレドックスフロー電池用電解液。
【請求項5】
前記補助錯化剤のモル濃度は0.001モル/リットル以上0.5モル/リットル以下である、請求項1または請求項2に記載のレドックスフロー電池用電解液。
【請求項6】
前記補助錯化剤は、前記ポリカルボン酸、前記ポリオール、および前記アミノカルボン酸のうちの2種以上を含む、請求項1または請求項2に記載のレドックスフロー電池用電解液。
【請求項7】
前記補助錯化剤は、前記ポリカルボン酸および前記ポリオールのうちのいずれか1種と、前記アミノカルボン酸とを含む、請求項6に記載のレドックスフロー電池用電解液。
【請求項8】
前記補助錯化剤は、酒石酸を含む、請求項7に記載のレドックスフロー電池用電解液。
【請求項9】
請求項1に記載のレドックスフロー電池用電解液を備える、
レドックスフロー電池システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、レドックスフロー電池用電解液、およびレドックスフロー電池システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、レドックスフロー電池に使用される電解液を開示する。この電解液は、クロムなどの金属錯体を含む負極電解液である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭57-9072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
金属錯体を活物質に用いたレドックスフロー電池用電解液において、金属錯体を構成する金属の析出は、レドックスフロー電池の効率および寿命に影響を及ぼす。したがって、金属の析出を低減することが望まれる。
【0005】
金属錯体は、金属元素に配位子が結合した化合物である。金属錯体の水溶液は、水素イオン指数(pH)が高い状態、即ちアルカリ性が強い状態になると、金属錯体を構成する金属が析出されやすい。金属錯体の水溶液をレドックスフロー電池の電解液に使用した場合、電解液の充電状態(SOC)が高くなると、電解液中の水が電気分解され、水素ガスと水酸化物イオン(OH
-
)が発生しやすくなる。また、電解液が空気に触れると、金属錯体が酸化されることによって、電解液中のOH
-
が増える。OH
-
が増えることによって電解液のpHが高くなると、配位子から外れた金属イオンがOH
-
と結合して金属水酸化物が生成されやすい。金属水酸化物は溶けにくいので、一度析出すると、析出したままになる。析出した金属水酸化物は、活物質として機能しない。そのため、金属水酸化物が析出すると、電解液中の活物質である金属錯体の量が減少し、レドックスフロー電池の容量が低下する。
【0006】
本開示は、有機金属錯体を構成する金属の析出を低減できるレドックスフロー電池用電解液を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のレドックスフロー電池用電解液は、有機金属錯体と、補助錯化剤とを含む。前記補助錯化剤は、ポリカルボン酸、ポリオール、およびアミノカルボン酸からなる群より選択される1種または2種以上を含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示のレドックスフロー電池用電解液は、有機金属錯体を構成する金属の析出を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係るレドックスフロー電池システムの構成を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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