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公開番号
2025119661
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024014562
出願日
2024-02-02
発明の名称
動静脈識別装置、動静脈識別方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な非一過性の記録媒体
出願人
テルモ株式会社
代理人
弁理士法人桐朋
主分類
A61B
5/1459 20060101AFI20250807BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【解決手段】動静脈識別装置12は、血管に穿刺される針体14を保持する針ハブ24内の血液の酸素飽和度を取得する酸素飽和度取得部70と、針ハブ内を移動する血液の液面の移動速度を取得する移動速度取得部72と、酸素飽和度と移動速度とに基づいて、針体が穿刺された血管が動脈であるか静脈であるかを判定する判定部74と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
血管に穿刺される針体を保持する針ハブ内の血液の酸素飽和度を取得する酸素飽和度取得部と、
前記針ハブ内を移動する前記血液の液面の移動速度を取得する移動速度取得部と、
前記酸素飽和度と前記移動速度とに基づいて、前記針体が穿刺された前記血管が動脈であるか静脈であるかを判定する判定部と、
を備える、動静脈識別装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の動静脈識別装置において、
前記判定部は、前記酸素飽和度と酸素飽和度閾値との比較結果と、前記移動速度と移動速度閾値との比較結果とに基づいて、前記針体が穿刺された前記血管が動脈であるか静脈であるかを判定する、動静脈識別装置。
【請求項3】
請求項2に記載の動静脈識別装置において、
患者のバイタルデータを取得するバイタルデータ取得部を更に備え、
前記判定部は、前記バイタルデータと学習済みモデルとに基づいて、前記酸素飽和度閾値及び前記移動速度閾値を設定し、
前記学習済みモデルは、前記バイタルデータの入力に対して、前記酸素飽和度閾値及び前記移動速度閾値を出力するように機械学習された機械学習モデルである、動静脈識別装置。
【請求項4】
請求項1に記載の動静脈識別装置において、
前記針ハブに装着可能な測定器を更に備え、
前記測定器は、オキシメータプローブと、第1位置センサと、第2位置センサとを有し、
前記オキシメータプローブは、前記針ハブの内腔に向けて投光する第1投光部と、前記第1投光部が投光した光を受光する第1受光部とを有し、
前記第1位置センサは、前記針ハブの内腔に向けて投光する第2投光部と、前記第2投光部が投光した光を受光する第2受光部と、を有し、
前記第2位置センサは、前記針ハブの内腔に向けて投光する第3投光部と、前記第3投光部が投光した光を受光する第3受光部と、を有し、
前記第1位置センサと前記第2位置センサとは、前記針ハブの長手方向において互いに離間して設けられる、動静脈識別装置。
【請求項5】
請求項4に記載の動静脈識別装置において、
前記第1受光部における受光量に基づいて、前記酸素飽和度を算出する酸素飽和度算出部と、
前記第2受光部における受光量が所定量以上変化した時点と、前記第3受光部における受光量が所定量以上変化した時点とに基づいて、前記移動速度を算出する移動速度算出部と、
を更に備える、動静脈識別装置。
【請求項6】
請求項4に記載の動静脈識別装置において、
前記針ハブは、前記針体が固定されるハブ本体と、前記測定器が装着される装着部とを有し、
前記装着部は透光性を有する、動静脈識別装置。
【請求項7】
請求項4に記載の動静脈識別装置において、
前記針ハブは、前記針体が固定されるハブ本体と、前記第1位置センサ及び前記第2位置センサが装着される位置センサ装着部とを有し、
前記位置センサ装着部の内腔の内径は、前記ハブ本体の内腔の内径よりも小さい、動静脈識別装置。
【請求項8】
請求項4に記載の動静脈識別装置において、
前記針ハブは、前記針体が固定されるハブ本体と、前記第1位置センサ及び前記第2位置センサが装着される位置センサ装着部とを有し、
前記位置センサ装着部の内腔には、前記位置センサ装着部の内腔を移動する前記血液の液面とともに移動するマーカが設けられる、動静脈識別装置。
【請求項9】
血管に穿刺される針体を保持する針ハブ内の血液の酸素飽和度を酸素飽和度取得部により取得する酸素飽和度取得ステップと、
前記針ハブ内を移動する前記血液の液面の移動速度を移動速度取得部により取得する移動速度取得ステップと、
前記酸素飽和度と前記移動速度とに基づいて、前記針体が穿刺された前記血管が動脈であるか静脈であるかを判定部により判定する判定ステップと、
を有する、動静脈識別方法。
【請求項10】
請求項9に記載の動静脈識別方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、動静脈識別装置、動静脈識別方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な非一過性の記録媒体に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、採取された血液が動脈血であるか静脈血であるかを判定する血液種別判定器セットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5032653号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近時では、より良好な動静脈識別装置、動静脈識別方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な非一過性の記録媒体が待望される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本開示の第1の態様は動静脈識別装置であって、当該動静脈識別装置は、血管に穿刺される針体を保持する針ハブ内の血液の酸素飽和度を取得する酸素飽和度取得部と、前記針ハブ内を移動する前記血液の液面の移動速度を取得する移動速度取得部と、前記酸素飽和度と前記移動速度とに基づいて、前記針体が穿刺された前記血管が動脈であるか静脈であるかを判定する判定部と、を備える。
【0006】
動静脈識別装置は、酸素飽和度と移動速度とに基づいて、針体が穿刺された血管が動脈であるか静脈であるかを判定するため、判定精度を向上できる。
【0007】
(2)上記項目(1)記載の動静脈識別装置において、前記判定部は、前記酸素飽和度と酸素飽和度閾値との比較結果と、前記移動速度と移動速度閾値との比較結果とに基づいて、前記針体が穿刺された前記血管が動脈であるか静脈であるかを判定してもよい。
【0008】
動静脈識別装置は、酸素飽和度と酸素飽和度閾値との比較結果と、移動速度と移動速度閾値との比較結果とに基づいて、針体が穿刺された血管が動脈であるか静脈であるかを判定するため、判定精度を向上できる。
【0009】
(3)上記項目(2)に記載の動静脈識別装置において、患者のバイタルデータを取得するバイタルデータ取得部を更に備え、前記判定部は、前記バイタルデータと学習済みモデルとに基づいて、前記酸素飽和度閾値及び前記移動速度閾値を設定し、前記学習済みモデルは、前記バイタルデータの入力に対して、前記酸素飽和度閾値及び前記移動速度閾値を出力するように機械学習された機械学習モデルであってもよい。
【0010】
動静脈識別装置は、患者のバイタルデータに応じて、酸素飽和度閾値及び移動速度閾値が設定されるため、針体が穿刺された血管が動脈であるか静脈であるかの判定精度を向上できる。
(【0011】以降は省略されています)
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