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公開番号2025118356
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013630
出願日2024-01-31
発明の名称測定装置
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61M 5/168 20060101AFI20250805BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】点滴筒内の液滴検出の精度、又は検出された液滴に関する体積推定の精度を高める。
【解決手段】測定装置は、互いに対向する光源及びイメージセンサを有し、点滴筒に取り付けられたときに、前記光源からの光を前記点滴筒に照射し、前記イメージセンサで前記点滴筒の画像を撮影する点滴プローブと、前記点滴プローブにより撮影された画像を順次取得し、取得した各画像の特定の領域を第1領域、前記第1領域よりも下に位置する別の特定の領域を第2領域としたとき、前記第1領域の第1輝度変化と、前記第2領域の、前記第1輝度変化に対応する第2輝度変化とを時間順に検出すると、落下液滴を含む液滴画像が得られたと判定し、前記液滴画像を用いて前記落下液滴の体積を推定し、得られた推定結果に基づいて前記点滴筒の流量を算出するコントローラとを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに対向する光源及びイメージセンサを有し、点滴筒に取り付けられたときに、前記光源からの光を前記点滴筒に照射し、前記イメージセンサで前記点滴筒の画像を撮影する点滴プローブと、
前記点滴プローブにより撮影された画像を順次取得し、取得した各画像の特定の領域を第1領域、前記第1領域よりも下に位置する別の特定の領域を第2領域としたとき、前記第1領域の第1輝度変化と、前記第2領域の、前記第1輝度変化に対応する第2輝度変化とを時間順に検出すると、落下液滴を含む液滴画像が得られたと判定し、前記液滴画像を用いて前記落下液滴の体積を推定し、得られた推定結果に基づいて前記点滴筒の流量を算出するコントローラと
を備える測定装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記コントローラは、前記第1領域及び前記第2領域の輝度と、対応する画像の取得時から遡って一定期間内の前記第1領域及び前記第2領域の輝度の移動平均との、領域ごとの差分の波形に生じたピークをそれぞれ前記第1輝度変化及び前記第2輝度変化として検出する、請求項1に記載の測定装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記第1輝度変化に相当するピークと前記第2輝度変化に相当するピークとが分離不可能と判定すると、警告を発する、請求項2に記載の測定装置。
【請求項4】
前記コントローラは、前記第1輝度変化の検出元の画像を前記液滴画像として用いる、請求項1に記載の測定装置。
【請求項5】
前記点滴プローブは、角度センサを更に有し、
前記コントローラは、前記角度センサで重力方向に対する前記点滴プローブの傾きを検出すると、検出した傾きに応じて、取得した各画像を回転してから、前記液滴画像が得られたか否かを判定する、請求項1に記載の測定装置。
【請求項6】
前記コントローラは、前記液滴画像から前記落下液滴の輪郭を抽出し、得られた抽出結果に基づいて前記体積を推定し、前記輪郭の1つ以上の欠損を検出すると、前記1つ以上の欠損を補間してから前記体積を推定する、請求項1に記載の測定装置。
【請求項7】
前記コントローラは、前記1つ以上の欠損として、左右片側の欠損を検出すると、前記左右片側の欠損を対称補間する、請求項6に記載の測定装置。
【請求項8】
前記コントローラは、前記1つ以上の欠損として、上下位置が一致する左右両側の欠損を検出すると、前記左右両側の欠損を線補間する、請求項6に記載の測定装置。
【請求項9】
前記コントローラは、前記輪郭の上下方向の長さが警告条件を満たすと判定すると、警告を発する、請求項6に記載の測定装置。
【請求項10】
前記コントローラは、前記輪郭の形状が警告条件を満たすと判定すると、警告を発する、請求項6に記載の測定装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、測定装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1から特許文献4には、点滴筒の流量を算出する装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-072497号公報
特開2018-148962号公報
特開2020-185118号公報
国際公開第2020/070953号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
液滴の体積は、液種、流速、温度、及び設置状態など、様々な要因で変動する。液滴の体積を推定し、得られた推定結果に基づいて点滴筒の流量を算出する際の流量精度の向上のためには、体積推定の精度、又はその前段階の液滴検出の精度を高めることが重要である。
【0005】
本開示の目的は、点滴筒内の液滴検出の精度、又は検出された液滴に関する体積推定の精度を高めることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の幾つかの態様を以下に示す。
【0007】
[1]
互いに対向する光源及びイメージセンサを有し、点滴筒に取り付けられたときに、前記光源からの光を前記点滴筒に照射し、前記イメージセンサで前記点滴筒の画像を撮影する点滴プローブと、
前記点滴プローブにより撮影された画像を順次取得し、取得した各画像の特定の領域を第1領域、前記第1領域よりも下に位置する別の特定の領域を第2領域としたとき、前記第1領域の第1輝度変化と、前記第2領域の、前記第1輝度変化に対応する第2輝度変化とを時間順に検出すると、落下液滴を含む液滴画像が得られたと判定し、前記液滴画像を用いて前記落下液滴の体積を推定し、得られた推定結果に基づいて前記点滴筒の流量を算出するコントローラと
を備える測定装置。
【0008】
[2]
前記コントローラは、前記第1領域及び前記第2領域の輝度と、対応する画像の取得時から遡って一定期間内の前記第1領域及び前記第2領域の輝度の移動平均との、領域ごとの差分の波形に生じたピークをそれぞれ前記第1輝度変化及び前記第2輝度変化として検出する、[1]に記載の測定装置。
【0009】
[3]
前記コントローラは、前記第1輝度変化に相当するピークと前記第2輝度変化に相当するピークとが分離不可能と判定すると、警告を発する、[2]に記載の測定装置。
【0010】
[4]
前記コントローラは、前記第1輝度変化の検出元の画像を前記液滴画像として用いる、[1]から[3]のいずれかに記載の測定装置。
(【0011】以降は省略されています)

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