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公開番号2025119892
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024014991
出願日2024-02-02
発明の名称画像処理装置、撮影を制御するためにコンピュータで実行される方法、および、プログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H04N 23/60 20230101AFI20250807BHJP(電気通信技術)
要約【課題】光学系を使用するオペレータによる光学系パラメータの選定を支援する技術を提供する。
【解決手段】オペレータが使用する画像処理システム10を構成する画像処理装置100は、画像処理システム10を構成する光学系140を用いた過去の撮影で得られた撮影データを格納している光学系データベース110と、撮影データと光学パラメータとに基づいて、撮影データに基づく特徴量を光学パラメータの関数として定義する近似関数作成部121と、当該関数を用いて、撮影データよりも良好な撮影結果をもたらす光学パラメータを探索する探索部122と、探索された光学パラメータに従って光学系140を制御して撮影を行なわせる光学系制御部123とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光学系を用いた過去の撮影で得られた撮影データを格納しているデータベースと、
前記撮影データと光学パラメータとに基づいて、前記撮影データに基づく特徴量を前記光学パラメータの関数として定義する近似関数作成部と、
前記関数を用いて、前記撮影データよりも良好な撮影結果をもたらす光学パラメータを探索する探索部と、
探索された光学パラメータに従って前記光学系に撮影を行なわせる光学系制御部とを備える、画像処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記撮影データは、前記過去の撮影によって得られた画像データと、前記過去の撮影に使用された光学パラメータの値と、前記画像データから算出された特徴量とを含む、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記近似関数作成部は、前記光学パラメータの過去の値と、前記特徴量とを用いて、一つ以上の近似関数を作成する、請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記探索部は、前記関数の勾配が大きくなる方向に光学パラメータを探索することにより、前記良好な撮影結果をもたらす光学パラメータを探索する、請求項1~3のいずれかに記載の画像処理装置。
【請求項5】
撮影によって得られた画像から特徴量を算出するための画像処理部をさらに備える、請求項1~3のいずれかに記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記光学パラメータを探索することは、
前記光学パラメータが取り得る上限値と下限値との間隔を予め指定された間隔で均等に分割して、複数の初期光学パラメータの値をそれぞれ生成することと、
前記複数の初期光学パラメータの各々の値において、前記関数の勾配を求めることと、
前記勾配が大きくなる方向に、初期光学パラメータを変更することとを含む、請求項1~3のいずれかに記載の画像処理装置。
【請求項7】
撮影を制御するためにコンピュータで実行される方法であって、
光学系を用いた過去の撮影で得られた撮影データを格納しているデータベースにアクセスするステップと、
前記撮影データと光学パラメータとに基づいて、前記撮影データに基づく特徴量を前記光学パラメータの関数として定義するステップと、
前記関数を用いて、前記撮影データよりも良好な撮影結果をもたらす光学パラメータを探索するステップと、
探索された光学パラメータに従って前記光学系に撮影を行なわせるステップとを含む、方法。
【請求項8】
前記撮影データは、前記過去の撮影によって得られた画像データと、前記過去の撮影に使用された光学パラメータの値と、前記画像データから算出された特徴量とを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記定義するステップは、前記光学パラメータの過去の値と、前記特徴量とを用いて、一つ以上の近似関数を作成するステップを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記探索するステップは、前記関数の勾配が大きくなる方向に光学パラメータを探索することにより、前記良好な撮影結果をもたらす光学パラメータを探索するステップを含む、請求項7に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光学系を用いて画像を撮影する技術に関し、より特定的には、光学系を制御する光学パラメータの選定を支援する技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
画像検査では、S/N(Signal/Noise)比が高い画像を取得するために、カメラや照明等の光学系の位置や角度を変更しながら、対象物の撮影が何度も行なわれる。この時、画像検査員その他のオペレータは、過去の経験から変更後の画像がどのようになるのかを予測しながら次に試す光学系を決めるため、光学系の調整は、相応の経験を必要とする。
【0003】
光学系に関し、たとえば、特開2000-356569号公報(特許文献1)は、「光学系の特性を表す複数種類の物性値と、その光学系を用いて形成される画像の官能的な品質の関係を容易に解析することができる解析支援装置」を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-356569号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された技術によれば、過去の撮影結果から光学系の特性を表す複数種類の物性値と人の判断との相関関係を予測することはできる。しかしながら、光学系による撮影の結果がどのようになるのかを具体的に予測することはできない。したがって、光学系による撮影の結果を予測できる技術が必要とされている。
【0006】
本開示は上述のような背景に鑑みてなされたものであって、ある局面に従う目的は、光学系のパラメータの選定を支援する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ある実施の形態に従うと、画像処理装置が提供される。この画像処理装置は、光学系を用いた過去の撮影で得られた撮影データを格納しているデータベースと、撮影データと光学パラメータとに基づいて、撮影データに基づく特徴量を光学パラメータの関数として定義する近似関数作成部と、関数を用いて、撮影データよりも良好な撮影結果をもたらす光学パラメータを探索する探索部と、探索された光学パラメータに従って光学系に撮影を行なわせる光学系制御部とを備える。
【0008】
他の実施の形態に従うと、撮影を制御するためにコンピュータで実行される方法が提供される。この方法は、光学系を用いた過去の撮影で得られた撮影データを格納しているデータベースにアクセスするステップと、撮影データと光学パラメータとに基づいて、撮影データに基づく特徴量を光学パラメータの関数として定義するステップと、関数を用いて、撮影データよりも良好な撮影結果をもたらす光学パラメータを探索するステップと、探索された光学パラメータに従って光学系に撮影を行なわせるステップとを含む。
【0009】
さらに他の実施の形態に従うと、上記のいずれかに記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
【0010】
ある実施の形態に従うと、光学系のパラメータの選定を支援する技術が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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