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公開番号2025120020
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024015206
出願日2024-02-02
発明の名称フロアコンセントボックスを有するログハウスの床構造
出願人株式会社アールシーコア
代理人
主分類H02G 3/38 20060101AFI20250807BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 丸太組構法によって建設されるログハウスの1階部分において、室内の天井高を確保しつつそこに接続するコードが室内の歩行の妨げにならず、また家具配置の制約とならず、室内の美観を維持できるフロアコンセントボックスを有する床構造を提供することを課題とする
【解決手段】 上面の全体若しくはほぼ全体が開口であり平面視矩形である箱体と、前記箱体の上面の開口部を覆う形で設置される着脱自在の蓋体と、電気製品のコードが接続するコンセントとを備えるフロアコンセントボックスが、ログ壁に接する位置に設置された、丸太組構法によって建設されるログハウスの1階の床構造であって、前記コンセントは、前記箱体の内部の立面のうち、前記ログ壁から遠い位置の立面に取り付けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
上面の全体若しくはほぼ全体が開口であって平面視矩形である箱体と、前記箱体の上面の開口部を覆う形で設置される着脱自在の蓋体と、電気製品などの有線接続機器のコードが接続される被接続部とを備えるフロアコンセントボックスが設置された丸太組構法によって建設されるログハウスの1階部分の床構造であって、前記ログハウスの1階部分の壁のうち少なくとも外壁は、基礎の上に載置された土台の上に丸太組構法のログ壁を構築することによって形成されており、前記蓋体の上面の高さは床面の高さとほぼ一致しており、前記箱体の平面視1辺は前記土台側面に直接、またはスペーサー若しくは支持材を介して接しており、前記蓋体の平面視周辺のうち前記土台側の1辺には通線切り欠きが1箇所以上備えられており、前記被接続部は前記箱体の内部の立面のうち前記土台から遠い位置の立面に取り付けられていて、前記被接続部への電気製品などの有線接続機器のコードの差し込み方向は、前記フロアコンセントボックスが設置された室の室外側から室内側に向かう方向であることを特徴とする丸太組構法によって建設されるログハウスの1階部分の床構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、丸太組構法によって建設されたログハウスの1階部分の床構造に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
住宅において、多くの居住者は、電源や信号ケーブルが接続される電気製品などの有線接続機器を壁面に接して置かれる机や収納家具の上に設置するので、電源ケーブルなどを接続する室内のコンセントは、一般に壁付コンセントとして壁面に設置される。
【0003】
住宅の中でも丸太組構法によって建設されるログハウスの場合、室内に壁付コンセントを設置しようとすると、構造体であるログ壁の内部に配線する必要があるが、この場合は、予め工場等で配線孔を穿設したログ材を製造し、これを建設地で組上げてログ壁を構築する構造(例えば特許文献1)にする必要がある。この構造において、ログ壁構築後の壁付コンセントの移設または増設は、露出配線にしない限り、ほとんど不可能となる。
【0004】
コンセントを床面に設置するフロアコンセントであれば、ログ壁構築後であっても、コンセントの移設・増設をすることは可能である。しかし、フロアコンセントにした場合、コンセントに接続する電気製品などのコードは床上を這うことになるので、室内歩行の妨げになるという問題がある。コードが歩行の妨げにならないように、二重床構造を用いてコンセントの取出し位置を自在にする方法(いわゆるフリーアクセスフロア)も存在するが(例えば特許文献2)、二重床構造である分だけ天井高が低くなり、かつ、施工コストは高いものになる。とりわけ、住宅の中でも丸太組構法によって建設されるログハウスの場合において、二重床構造とし、かつ天井高を確保することは、ログ壁を構築するログ材の段数を増すことになるため、施工コスト的に受け入れがたいものになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-200511公報
特開2005-312101公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、丸太組構法によって建設されたログハウスの1階部分において、天井高を確保しつつそこに接続するコードが室内の歩行の妨げにならず、また家具配置の制約とならず、室内の美観を維持できるフロアコンセントボックスを有する床構造を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の実施態様に係る丸太組構法によって建設されるログハウスの1階部分の床構造は、
上面の全体若しくはほぼ全体が開口であって平面視矩形である箱体と、
前記箱体の上面の開口部を覆う形で設置される着脱自在の蓋体と、
電気製品などの有線接続機器のコードが接続される被接続部とを備えるフロアコンセントボックスが設置されたログハウスの1階部分の床構造であって、
前記ログハウスの1階部分の壁のうち少なくとも外壁は、基礎の上に載置された土台の上に丸太組構法のログ壁を構築することによって形成されており、
前記蓋体の上面の高さは床面の高さとほぼ一致しており、
前記箱体の平面視1辺は前記土台側面に直接、またはスペーサー若しくは支持材を介して接しており、
前記蓋体の平面視周辺のうち前記土台側の1辺には通線切り欠きが1箇所以上備えられており、
前記被接続部は前記箱体の内部の立面のうち前記土台から遠い位置の立面に取り付けられていて、
前記被接続部への電気製品のコードの差し込み方向は、前記フロアコンセントボックスが設置された室の室外側から室内側に向かう方向であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、上記のように構成されているので、丸太組構法によって建設されるログハウスの1階部分において、天井高を確保しつつそこに接続するコードが室内の歩行の妨げにならず、また家具配置の制約とならず、室内の美観を維持して良好に使用することができ、かつ、コンセントの増設若しくは移設を容易とするフロアコンセントボックスを有した床構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態であって、電気製品の電源コードを接続した例を示す斜視図である。
同上の、蓋体を一部破断した平面図である。
同上の正面視断面図である。
電気製品の電源コードを外した状態を示す、同上の右側面視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して実施形態のログハウスの1階部分の床構造を説明する。
(本発明の実施形態)
(【0011】以降は省略されています)

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