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公開番号2025120191
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2025083893,2023206546
出願日2025-05-20,2020-03-23
発明の名称イントラ予測のためのエンコーダ、デコーダおよび対応する方法
出願人華為技術有限公司,HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04N 19/11 20140101AFI20250807BHJP(電気通信技術)
要約【課題】イントラ予測のための装置および方法が提供される。
【解決手段】方法は:現在ブロックの指示情報の値を取得することを含む。指示情報の値が、現在ブロックのイントラ予測モードが最確モードの集合に含まれないことを示す場合、以下の順序付けられたステップによって、現在ブロックのイントラ予測モードIntraPredModeY[xCb][yCb]を導出する:i. IntraPredModeY[xCb][yCb]がintra_luma_mpm_remainder[xCb][yCb]に等しく設定され、ii. IntraPredModeY[xCb][yCb]の値が1だけインクリメントされる。本方法は、現在ブロックのイントラ予測モードを決定する効率を改善できる。
【選択図】図12

特許請求の範囲【請求項1】
ビットストリームを受領するように構成されている受領器と;
前記ビットストリームを記憶するように構成されている少なくとも1つの記憶媒体と
を有するイントラ予測のための装置であって、
前記ビットストリームは:
現在ブロックの指示情報であって、前記指示情報の値は、現在ブロックのイントラ予測モードが最確モードの集合に含まれるかどうかを示し、前記最確モードの集合は平面モードおよび5つの候補イントラ予測モードを含む、指示情報;および
前記指示情報の値が、現在ブロックのイントラ予測モードが前記最確モードの集合に含まれないことを示す場合に、剰余イントラ予測モードを表す構文要素
を含む、
装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
平面モードの値は0であり、candModeList[i]は平面モード以外の前記最確モードの集合における候補イントラ予測モードを表し、i=0~4である、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記指示情報の値がフラグによって示され、前記フラグの値が1に等しくない場合、現在ブロックのイントラ予測モードは前記最確モードの集合に含まれない、請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記剰余イントラ予測モードを表す構文要素は、打ち切りされた二進コードでコーディングされる、請求項1ないし3のうちいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記剰余イントラ予測モードを表す構文要素がintra_luma_mpm_remainderである、請求項2に記載の装置。
【請求項6】
intra_luma_mpm_remainderが現在ブロックのイントラ予測モードに等しく設定され、
intra_luma_mpm_remainderの値が1だけ減らされ、
0~4(両端を含む)に等しいiについて、現在ブロックのイントラ予測モードがcandModeList[i]以上である場合、intra_luma_mpm_remainderの値が1だけ減らされる、
ことによってintra_luma_mpm_remainderが導出される、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記ビットストリームが、現在ブロックのイントラ予測モードが平面モードであるかどうかを示す平面フラグをさらに含む、請求項1ないし6のうちいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記平面フラグが、コンテキスト適応二進算術コーディング(CABAC)でコーディングされる、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記CABACが、現在ブロックがイントラサブパーティション(ISP)コーディング・モードが有効にされたイントラブロックであるかどうか、または現在ブロックが複数参照ライン(MRL)が有効にされたイントラブロックであるかどうかを示す、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
ビットストリームを受領する段階と;
前記ビットストリームを記憶する段階と
を含むイントラ予測のための方法であって、
前記ビットストリームは:
現在ブロックの指示情報であって、前記指示情報の値は、現在ブロックのイントラ予測モードが最確モードの集合に含まれるかどうかを示し、前記最確モードの集合は平面モードおよび5つの候補イントラ予測モードを含む、指示情報;および
前記指示情報の値が、現在ブロックのイントラ予測モードが前記最確モードの集合に含まれないことを示す場合に、剰余イントラ予測モードを表す構文要素
を含む、
方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本願は、2019年3月23日に出願された米国仮出願第62/822,865号、2019年3月26日に出願された米国仮出願第62/824,282号、および2019年3月27日に出願された米国仮出願第62/824,360号に対する優先権を主張し、これらの出願のすべては参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,400 文字)【0002】
技術分野
本願(開示)の実施形態は、概括的には、ピクチャー処理の分野に関し、より詳細には、イントラ予測に関する。
【背景技術】
【0003】
ビデオコーディング(ビデオ・エンコードおよびデコード)は、広範囲のデジタルビデオアプリケーション、たとえば、放送デジタルTV、インターネットおよびモバイルネットワークを通じたビデオ伝送、ビデオチャット、ビデオ会議のようなリアルタイムの会話アプリケーション、DVDおよびブルーレイディスク、ビデオコンテンツの収集および編集システム、ならびにセキュリティアプリケーションのビデオカメラに使用される。
【0004】
比較的短いビデオを描写するために必要とされるビデオ・データの量でさえ、かなりになることがあり、そのことは、データがストリーミングされるか、または限られた帯域幅容量をもつ通信ネットワークを通じて他の仕方で通信される場合に、困難を生じる可能性がある。よって、ビデオ・データは、一般に、現代の遠隔通信ネットワークを通じて通信される前に圧縮される。メモリ資源が制限される可能性があるため、ビデオが記憶装置に記憶される場合には、ビデオのサイズも問題となる可能性がある。ビデオ圧縮装置は、しばしば、伝送または記憶の前にビデオ・データをコーディングするために源においてソフトウェアおよび/またはハードウェアを使用し、それによりデジタルビデオ画像を表わすのに必要とされるデータの量を減少させる。次いで、圧縮されたデータは、ビデオ・データをデコードするビデオ圧縮解除装置によって宛先で受領される。限られたネットワーク資源およびますます増大する、より高いビデオ品質の要求のため、ピクチャー品質の犠牲がほとんどまたは全くない、圧縮比を改善する改良された圧縮および圧縮解除技術が望ましい。
【0005】
特に、イントラ予測処理のコンテキストにおいてプロセッサ負荷を低減するための継続的な要求がある。当技術分野では、イントラ予測モード・コーディングのために最確モード(Most Probable Mode、MPM)リストを使用することが知られている。MPMリストは、現在ブロックのイントラ予測モードをコーディングするために要求されるビットを減らす。現在ブロックのイントラ予測モードがMPMリストのエントリーに対応する場合、実際のモードではなくインデックスがコーディングされ、それにより、より少ないビットが必要となる。しかしながら、イントラ予測モードの導出プロセスは、該イントラ予測モードがMPMリストに含まれない場合には、イントラ・モード・コーディングの効率に影響する。
【0006】
これに鑑み、本発明の基礎をなす目的は、当該技術と比較してより効率的なコーディングをもたらす、イントラ予測モードを得るための技術を提供することである。
【発明の概要】
【0007】
上記および他の目的は、独立請求項の主題事項によって達成される。さらなる実装形態は、従属請求項、明細書および図面から明白である。
【0008】
第1の側面によれば、本発明は、デコード装置によって実行される方法に関する。この方法は:現在ブロックの指示情報の値を取得する段階であって、前記指示情報の値は現在ブロックのイントラ予測モードが最確モードの集合に含まれるかどうかを示す、段階を含む。指示情報の値が、現在ブロックのイントラ予測モードが最確モードの集合に含まれないことを示す場合、以下の順序付けられた段階によって、現在ブロックのイントラ予測モードIntraPredModeY[xCb][yCb]を導出する:
i. IntraPredModeY[xCb][yCb]がintra_luma_mpm_remainder[xCb][yCb]に等しく設定され、
ii. IntraPredModeY[xCb][yCb]の値が1だけインクリメントされる;
ここで、intra_luma_mpm_remainder[xCb][yCb]は、剰余イントラ予測モード(remainder intra prediction mode〔残りのイントラ予測モード〕)を表し、ルーマ位置(xCb,yCb)は現在のピクチャーの左上のルーマ・サンプルに対して現在ブロックの左上のサンプルを指定する。
【0009】
第1の側面による方法のある可能な実装形態では、段階iiの後、現在ブロックのイントラ予測モードIntraPredModeY[xCb][yCb]を導出することは、さらに下記を含む:
iii. 0~4(両端を含む)に等しいiについて、IntraPredModeY[xCb][yCb]がcandModeList[i]以上である場合、IntraPredModeY[xCb][yCb]の値が1だけインクリメントされる。
【0010】
第1の側面による方法のある可能な実装形態では、最確モードの集合は、5つの候補イントラ予測モードおよび平面モードを含む。最確モードの集合における候補イントラ予測モードcandModeList[i]は、下記によって導出される:
i=0..3および各iについてのj=(i+1)..4についてcandModeList[i]がcandModeList[j]より大きい場合、両方の値は次のように交換される:
(candModeList[i],candModeList[j])=Swap(candModeList[i],candModeList[j])
(【0011】以降は省略されています)

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