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公開番号2025124158
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020026
出願日2024-02-14
発明の名称ヒューズユニット
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01H 85/08 20060101AFI20250819BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ボディの収容空間部に収容される可溶体の電流路は、収容空間部の体積や、電流路の細さ及びその間隔に制限があっても、高い抵抗を実現可能な十分な長さを確保できるヒューズユニットを得る。
【解決手段】バスバー10と、バスバー10を部分的に覆う樹脂製のボディ20と、を備え、バスバー10に形成された可溶体12(低定格可溶体12a)がボディ20に形成された収容空間部21に収容されてなるヒューズユニット1であって、可溶体12(低定格可溶体12a)の電流路は、収容空間部に三次元的に収容されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バスバーと、前記バスバーを部分的に覆う樹脂製のボディと、を備え、前記バスバーに形成された可溶体が前記ボディに形成された収容空間部に収容されてなるヒューズユニットであって、
前記可溶体の電流路は、前記収容空間部に三次元的に収容されていることを特徴とするヒューズユニット。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記収容空間部は、開放面を有し、
前記電流路は、前記開放側に折り曲げられていることを特徴とする請求項1に記載のヒューズユニット。
【請求項3】
前記可溶体は、低融点金属チップの配置部を備え、
前記電流路は、前記配置部に前記低融点金属チップが配置される方向に折り曲げられていることを特徴とする請求項1に記載のヒューズユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、過電流によって溶断する可溶体を備えたヒューズユニットに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車両等に適用されるヒューズユニットは、例えば、バッテリと負荷とを電気的に接続すると共に、定格を超える過電流が流れたときにバッテリと負荷との電気的接続を断つ機能を有する。ヒューズユニットは、過電流により溶断するヒューズとして機能する可溶体が形成されたバスバーを備える(例えば、特許文献1、2参照)。ヒューズユニットは、バスバーを部分的に覆う樹脂製のボディを備える。バスバーは、金属板をプレス加工して作製されており、樹脂材料によりボディをインサート成形することで、ボディと一体化される。ボディは、可溶体を収容する収容空間部を備える。収容空間部は、一般的に、透明なカバーによって閉塞され、可溶体の状態を視認可能になっていると共に、可溶体が溶断した際に発生するカスの飛散を防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-331591号公報
特開2020-47415号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ボディの成形は、成形型を用いるため、形状を簡単に変更できない。従って、収容空間部の大きさには制限があり、小さい電流により溶断する低定格可溶体は、収容空間部に収容できない場合がある。換言すると、低定格可溶体は、収容空間部の体積に制限がある場合、所望の長さを確保できない。すなわち、大きい電流により溶断する高定格可溶体は、電流の流れる方向に対して太く、短く設定した抵抗が低い形状である。これに対し、低定格可溶体は、電流の流れる方向に対して細く、長く設定した抵抗が高い形状にする必要があるが、プレス加工によって作製されるため、細さ及びその間隔に制限があり、大きさに制限がある収容空間部に収容できなくなってしまう。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みなされたもので、上記課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、バスバーと、前記バスバーを部分的に覆う樹脂製のボディと、を備え、前記バスバーに形成された可溶体が前記ボディに形成された収容空間部に収容されてなるヒューズユニットであって、前記可溶体の電流路は、前記収容空間部に三次元的に収容されている。
前記収容空間部は、前記収容空間部は、開放面を有し、前記電流路は、前記開放側に折り曲げられていてもよい。
前記可溶体は、低融点金属チップの配置部を備え、前記電流路は、前記配置部に前記低融点金属チップが配置される方向に折り曲げられていてもよい。
【発明の効果】
【0007】
本発明は以上のように構成されているので、ボディの収容空間部に収容される可溶体の電流路は、収容空間部の体積や、電流路の細さ及びその間隔に制限があっても、高い抵抗を実現可能な十分な長さを確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係るヒューズユニットの分解斜視図である。
図1に示すバスバーの斜視図及び拡大図である。
図1に示すボディの斜視図及び拡大図である。
図1に示す平面図及び断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。以下の実施の形態において、同様の機能を示す構成には、同一の符号を付して適宜説明を省略する。
【0010】
本実施の形態のヒューズユニット1は、図1を参照すると、複数の負荷につながる複数の分岐回路を備え、分岐回路ごとに回路の保護を行うヒューズとして機能する可溶体12が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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