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公開番号
2025124190
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024020073
出願日
2024-02-14
発明の名称
光学デバイス、波長可変干渉フィルター
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
26/00 20060101AFI20250819BHJP(光学)
要約
【課題】レーザー加工により好適にダイシング可能な光学デバイスを提供すること。
【解決手段】第1基板と、第2基板とを重ね合せた光学デバイスであって、前記第1基板は、第1面と、前記第1面の反対側の面である第2面とを有し、前記第2基板は、第3面と、前記第3面の反対側の面である第4面とを有し、前記第1面から前記第4面のいずれかには配線膜が設けられており、前記配線膜は、高反射率膜と、透光性膜と、を含み、前記第1面から前記第2面の方向にダイシング用のレーザーが照射される際に、前記レーザーが照射される部分における前記配線膜は、前記透光性膜が選択的に配置される。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
第1基板と、第2基板とを重ね合せた光学デバイスであって、
前記第1基板は、第1面と、前記第1面の反対側の面である第2面とを有し、
前記第2基板は、第3面と、前記第3面の反対側の面である第4面とを有し、
前記第1面から前記第4面のいずれかには配線膜が設けられており、
前記配線膜は、高反射率膜と、透光性膜と、を含み、
前記第1面から前記第2面の方向にダイシング用のレーザーが照射される際に、
前記レーザーが照射される部分における前記配線膜は、前記透光性膜が選択的に配置される、
光学デバイス。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
第1基板と、第2基板とを重ね合せた光学デバイスであって、
前記第1基板は、第1面と、前記第1面の反対側の面である第2面とを有し、
前記第2基板は、第3面と、前記第3面の反対側の面である第4面とを有し、
前記第1面から前記第4面のいずれかには配線膜が設けられており、
前記配線膜は、高反射率膜と、低反射率膜と、を含み、
前記第1面から前記第2面の方向にダイシング用のレーザーが照射される際に、
前記レーザーが照射される部分における前記配線膜は、
前記第2面上に設けられる前記低反射率膜と、前記低反射率膜に重ねて設けられる前記高反射率膜とを含む、
光学デバイス。
【請求項3】
第1基板と、第2基板とを重ね合せた光学デバイスであって、
前記第1基板は、第1面と、前記第1面の反対側の面である第2面とを有し、
前記第2基板は、第3面と、前記第3面の反対側の面である第4面とを有し、
前記第1面から前記第4面のいずれかには配線膜が設けられており、
前記配線膜は、高反射率膜と、低反射率膜と、を含み、
前記第1面から前記第2面の方向にダイシング用のレーザーが照射される際に、
前記レーザーが照射される部分における前記配線膜は、
前記第2面上に設けられる前記低反射率膜と、前記低反射率膜に重ねて設けられる前記高反射率膜とを含み、
前記第4面から前記第3面の方向に前記ダイシング用のレーザーが照射される際に、
前記レーザーが照射される部分における前記配線膜は、
前記第3面上に設けられる前記低反射率膜と、前記低反射率膜に重ねて設けられる前記高反射率膜とを含む、
光学デバイス。
【請求項4】
請求項2に記載の光学デバイスであって、
光学デバイスは、波長可変干渉フィルターであり、
前記第1基板は、第1反射膜を有し、
前記第2基板は、第2反射膜を有し、
前記第1反射膜と、前記第2反射膜とは、互いに対向するとともに、一定間隔のギャップを有するように形成されており、
前記配線膜は、前記第3面に設けられ、前記第1反射膜に接続する第1配線および前記第2反射膜に接続する第2配線を含み、
前記第1配線と前記第2配線とで、前記ギャップと相関がある前記第1反射膜と前記第2反射膜との間の容量を検出可能に設けられ、
前記第2面には、前記第1配線と前記第2配線とを覆う前記低反射率膜が設けられる、
波長可変干渉フィルター。
【請求項5】
第1基板と、第2基板とを重ね合せた光学デバイスであって、
前記第1基板は、第1面と、前記第1面の反対側の面である第2面とを有し、
前記第2基板は、第3面と、前記第3面の反対側の面である第4面とを有し、
前記第1面から前記第4面のいずれかには配線膜が設けられており、
前記第2基板の1辺が、前記第1基板の1辺から張り出した張出し部が設けられており、前記張出し部には、複数の端子が配置されており、
前記配線膜は、前記端子に接続するとともに、高反射率膜と、透光性膜と、を含み、
前記張出し部の始点となる前記第1基板の1辺の近傍における前記配線膜は、前記透光性膜が選択的に配置される、
光学デバイス。
【請求項6】
第1基板と、第2基板とを重ね合せた光学デバイスであって、
前記第1基板は、第1面と、前記第1面の反対側の面である第2面とを有し、
前記第2基板は、第3面と、前記第3面の反対側の面である第4面とを有し、
前記第1面から前記第4面のいずれかには配線膜が設けられており、
前記第2基板の1辺が、前記第1基板の1辺から張り出した張出し部が設けられており、前記張出し部には、複数の端子が配置されており、
前記配線膜は、前記端子に接続するとともに、高反射率膜と、低反射率膜と、を含み、
前記張出し部の始点となる前記第1基板の1辺の近傍における前記配線膜は、前記第2面上に設けられる前記低反射率膜を含む、
光学デバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学デバイス、および、波長可変干渉フィルターに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
複数のデバイスが面付けされたウエハーなどの大判基板からレーザー加工によりデバイスを分割する方法が知られている。例えば、特許文献1には、レーザー加工による基板の分割方法が開示されている。当該文献によれば、半導体基板の内部に集光点を合わせてレーザー光を照射し、基板の内部に改質領域を形成することで、切断予定ラインに沿って基板の表面から所定距離内側に切断起点領域を形成する、としている。
【0003】
波長可変干渉フィルターデバイスは透明な基板を2枚重ねた構成をしており、2枚重ねの大判基板から1つのデバイスを切出している。当該デバイスには、一方の基板の1辺が、他方の基板の1辺から張り出した張出し部が設けられており、当該張出し部には、複数の接続用の端子が形成されている。なお、同様な2枚構成のデバイスは、表示パネルなどの光学デバイスに多く採用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-184032号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、光学デバイスに特許文献1のレーザー加工技術を適用した場合、例えば、張出し部の形成時にレーザー照射する際、端子に繋がる配線にもレーザーが照射され、その反射光がレーザー照射装置に戻りダメージを与え兼ねない虞があった。
つまり、レーザー加工により好適にダイシング可能な光学デバイスが求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の一態様に係る光学デバイスは、第1基板と、第2基板とを重ね合せた光学デバイスであって、前記第1基板は、第1面と、前記第1面の反対側の面である第2面とを有し、前記第2基板は、第3面と、前記第3面の反対側の面である第4面とを有し、前記第1面から前記第4面のいずれかには配線膜が設けられており、前記配線膜は、高反射率膜と、透光性膜と、を含み、前記第1面から前記第2面の方向にダイシング用のレーザーが照射される際に、前記レーザーが照射される部分における前記配線膜は、前記透光性膜が選択的に配置される。
【0007】
本願の一態様に係る光学デバイスは、第1基板と、第2基板とを重ね合せた光学デバイスであって、前記第1基板は、第1面と、前記第1面の反対側の面である第2面とを有し、前記第2基板は、第3面と、前記第3面の反対側の面である第4面とを有し、前記第1面から前記第4面のいずれかには配線膜が設けられており、前記配線膜は、高反射率膜と、低反射率膜と、を含み、前記第1面から前記第2面の方向にダイシング用のレーザーが照射される際に、前記レーザーが照射される部分における前記配線膜は、前記第2面上に設けられる前記低反射率膜と、前記低反射率膜に重ねて設けられる前記高反射率膜とを含む。
【0008】
本願の一態様に係る光学デバイスは、第1基板と、第2基板とを重ね合せた光学デバイスであって、前記第1基板は、第1面と、前記第1面の反対側の面である第2面とを有し、前記第2基板は、第3面と、前記第3面の反対側の面である第4面とを有し、前記第1面から前記第4面のいずれかには配線膜が設けられており、前記配線膜は、高反射率膜と、低反射率膜と、を含み、前記第1面から前記第2面の方向にダイシング用のレーザーが照射される際に、前記レーザーが照射される部分における前記配線膜は、前記第2面上に設けられる前記低反射率膜と、前記低反射率膜に重ねて設けられる前記高反射率膜とを含み、前記第4面から前記第3面の方向に前記ダイシング用のレーザーが照射される際に、前記レーザーが照射される部分における前記配線膜は、前記第3面上に設けられる前記低反射率膜と、前記低反射率膜に重ねて設けられる前記高反射率膜とを含む。
【0009】
本願の一態様に係る波長可変干渉フィルターは、前記第1基板は、第1反射膜を有し、前記第2基板は、第2反射膜を有し、前記第1反射膜と、前記第2反射膜とは、互いに対向するとともに、一定間隔のギャップを有するように形成されており、前記配線膜は、前記第3面に設けられ、前記第1反射膜に接続する第1配線および前記第2反射膜に接続する第2配線を含み、前記第1配線と前記第2配線とで、前記ギャップと相関がある前記第1反射膜と前記第2反射膜との間の容量を検出可能に設けられ、前記第2面には、前記第1配線と前記第2配線とを覆う前記低反射率膜が設けられる。
【0010】
本願の一態様に係る光学デバイスは、第1基板と、第2基板とを重ね合せた光学デバイスであって、前記第1基板は、第1面と、前記第1面の反対側の面である第2面とを有し、前記第2基板は、第3面と、前記第3面の反対側の面である第4面とを有し、前記第1面から前記第4面のいずれかには配線膜が設けられており、前記第2基板の1辺が、前記第1基板の1辺から張り出した張出し部が設けられており、前記張出し部には、複数の端子が配置されており、前記配線膜は、前記端子に接続するとともに、高反射率膜と、透光性膜と、を含み、前記張出し部の始点となる前記第1基板の1辺の近傍における前記配線膜は、前記透光性膜が選択的に配置される。
(【0011】以降は省略されています)
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