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公開番号2025124420
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020469
出願日2024-02-14
発明の名称半導体装置および半導体装置の製造方法
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01L 21/76 20060101AFI20250819BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】小型化、高耐圧化両立可能な半導体装置、製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置において、デバイス領域10は、埋め込み領域BR、埋め込み領域BR上に位置する素子領域ER、平面視にて素子領域ERを囲うトレンチ20を含む半導体基板1と、トレンチ20の表面20aを覆う絶縁部30と、トレンチ20内に位置し、平面視にて絶縁部30に囲われる導電部40と、を備え、トレンチ20は、厚さ方向において埋め込み領域BRより上方に位置する第1開口領域21と、厚さ方向において第1開口領域21および素子領域ERより下方、かつ、平面方向にて埋め込み領域BRに隣り合う第2開口領域22と、を含み、絶縁部30は、第1開口領域21内に位置する第1部分と、第2開口領域22内に位置する第2部分とを含み、平面方向における第2部分の厚さT2は、平面方向における第1部分の厚さT1よりも大きい。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
埋め込み領域、前記埋め込み領域上に位置する素子領域、平面視にて素子領域を囲うトレンチを含む半導体基板と、
前記トレンチの表面を覆う絶縁部と、
前記トレンチ内に位置し、平面視にて絶縁部に囲われる導電部と、
を備え、
前記トレンチは、前記半導体基板の厚さ方向において前記埋め込み領域より上方に位置する第1開口領域と、前記厚さ方向において前記第1開口領域および前記素子領域より下方、かつ、前記厚さ方向に直交する平面方向にて前記埋め込み領域に隣り合う第2開口領域とを含み、
前記絶縁部は、前記第1開口領域内に位置する第1部分と、前記第2開口領域内に位置する第2部分とを含み、
前記平面方向における前記第2部分の厚さは、前記平面方向における前記第1部分の厚さよりも大きい、
半導体装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記厚さ方向において、前記第2部分の上端は前記埋め込み領域の上端よりも上方に位置し、前記第2部分の下端は前記埋め込み領域の下端よりも下方に位置する、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第2開口領域には、前記導電部によって囲われる空洞が設けられる、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記導電部は、前記半導体基板において前記埋め込み領域よりも下方に位置する部分に接続される、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記導電部は、前記厚さ方向において前記第2部分よりも下方に位置すると共に前記半導体基板に接する下端を含む、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記厚さ方向において、前記第2部分の一部は、前記素子領域に重なる、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第2部分は、前記厚さ方向において前記第1部分に重なる第1領域と、前記厚さ方向において前記第1部分に重ならない第2領域とを含み、
前記第2領域の一部は、前記厚さ方向において前記素子領域に重なる、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項8】
半導体基板のエッチングによって、枠状の第1開口領域を形成する工程と、
前記第1開口領域を介した前記半導体基板の等方エッチングによって、前記第1開口領域の下方に第2開口領域を形成する工程と、
前記第1開口領域および前記第2開口領域の表面を覆う絶縁部を形成する工程と、
前記第1開口領域および前記第2開口領域の内部に位置すると共に、平面視にて前記絶縁部に囲われる導電部を形成する工程と、
を備え、
前記半導体基板は、前記半導体基板の厚さ方向に直交する平面方向にて前記第2開口領域に隣り合う埋め込み領域と、前記厚さ方向において前記第2開口領域よりも上方に位置する素子領域とを含み、
前記絶縁部は、前記第1開口領域内に位置する第1部分と、前記第2開口領域内に位置する第2部分とを含み、
前記厚さ方向に直交する平面方向における前記第2部分の厚さは、前記平面方向における前記第1部分の厚さよりも大きい、
半導体装置の製造方法。
【請求項9】
前記第1開口領域を形成する前記工程では、前記半導体基板のエッチング時に保護膜を前記第1開口領域の側壁に形成する、請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項10】
前記絶縁部を形成する前記工程では、前記保護膜を除去した後、前記絶縁部を形成する、請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、トレンチを備えた半導体装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-32332号公報
【0004】
[概要]
本開示の一側面に係る目的は、小型化および高耐圧化を両立可能な半導体装置および半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0005】
本開示の一側面に係る半導体装置は、埋め込み領域、埋め込み領域上に位置する素子領域、平面視にて素子領域を囲うトレンチを含む半導体基板と、トレンチの表面を覆う絶縁部と、トレンチ内に位置し、平面視にて絶縁部に囲われる導電部と、を備え、トレンチは、半導体基板の厚さ方向において埋め込み領域より上方に位置する第1開口領域と、厚さ方向において第1開口領域より下方、かつ、厚さ方向に直交する平面方向にて埋め込み領域に隣り合う第2開口領域とを含み、絶縁部は、第1開口領域内に位置する第1部分と、第2開口領域内に位置する第2部分とを含み、平面方向における第2部分の厚さは、平面方向における第1部分の厚さよりも大きい。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施形態に係る半導体装置を示す模式平面図である。
図2は、図1の要部拡大図である。
図3は、図2に示されるIII-III線に沿った概略断面図である。
図4は、図2に示されるIV-IV線に沿った概略断面図である。
図5Aは、実施形態に係る半導体装置のトレンチ構造の製造方法の一例を説明するための概略断面図である。
図5Bは、実施形態に係る半導体装置のトレンチ構造の製造方法の一例を説明するための概略断面図である。
図5Cは、実施形態に係る半導体装置のトレンチ構造の製造方法の一例を説明するための概略断面図である。
図5Dは、実施形態に係る半導体装置のトレンチ構造の製造方法の一例を説明するための概略断面図である。
図5Eは、実施形態に係る半導体装置のトレンチ構造の製造方法の一例を説明するための概略断面図である。
図5Fは、実施形態に係る半導体装置のトレンチ構造の製造方法の一例を説明するための概略断面図である。
図5Gは、実施形態に係る半導体装置のトレンチ構造の製造方法の一例を説明するための概略断面図である。
図6Aは、実施形態に係る半導体装置のトレンチ構造の製造方法の別例を説明するための概略断面図である。
図6Bは、実施形態に係る半導体装置のトレンチ構造の製造方法の別例を説明するための概略断面図である。
図6Cは、実施形態に係る半導体装置のトレンチ構造の製造方法の別例を説明するための概略断面図である。
図7は、電界分布のシミュレーション結果を示す図である。
図8は、DTIに含まれる絶縁部の厚さと基板耐圧との関係のシミュレーション結果を示すグラフである。
図9は、参考例に係るデバイス領域の要部拡大図である。
図10は、図9に示されるX-X線に沿った概略断面図である。
【0007】
[詳細な説明]
以下では、本開示の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。以下の説明において、同一要素または同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。本明細書における「同一」およびそれに類似する単語は、「完全同一」のみに限定されない。また、図面は、実施形態を概念的に説明するためのものであるから、表される各構成要素の寸法やそれらの比は実際のものとは異なる場合もある。
【0008】
図1は、本実施形態に係る半導体装置を示す模式平面図である。図2は、図1の要部拡大図である。図3は、図2に示されるIII-III線に沿った概略断面図である。
【0009】
図1に示されるように、半導体装置100は、例えば、チップ状の集積回路(IC:IntegratedCircuit)装置を含む。半導体装置100は、集積される回路素子の数に基づいて、SSI(SmallScale IC)、MSI(Middle Scale IC)、LSI(Large Scale IC)、VLSI(Very Large Scale IC)、ULSI(Ultra Large Scale IC)となどと称されてもよい。本実施形態では、半導体装置100は、直方体形状のチップ101(半導体チップ)を含む。
【0010】
チップ101は、主面である第1主面3と、裏面である第2主面4とを備える。チップ101は、第1主面3および第2主面4を接続する第1側面5A、第2側面5B、第3側面5Cおよび第4側面5Dを有する。以下では、チップ101の厚さ方向がZ軸方向に相当し、当該厚さ方向に垂直な方向がX軸方向に相当し、Z軸方向およびX軸方向に垂直な方向がY軸方向に相当する。また、以下では、Z軸方向から見ることを平面視とし、X軸方向およびY軸方向に延びる方向を平面方向とする。なお、Z軸方向において第1主面3に向かう方向を上側方向とし、Z軸方向において第2主面4に向かう方向を下側方向とする。
(【0011】以降は省略されています)

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