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公開番号
2025125659
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024021728
出願日
2024-02-16
発明の名称
電気コネクタ
出願人
日本圧着端子製造株式会社
代理人
個人
主分類
H01R
13/717 20060101AFI20250821BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】基板の貫通孔を貫通する電気コネクタのハウジングの隙間を通じて光が漏れてしまうことを防止することができる、電気コネクタを提供する。
【解決手段】電気コネクタ1は、基板100の貫通孔100dを貫通するハウジング11と、ハウジング11に挿入方向X1に沿って挿入されて保持されるコンタクト12とを備える。挿入方向X1は、ハウジング11の厚み方向X2と垂直で基板100の表面100aと平行な方向に設定される。コンタクト12は、基板接続部30とハウジング挿入部31とそれらの連結部32とを有する。コンタクト12には、連結部32における基板接続部30に連続する基板側連結部32aから、厚み方向X2と垂直な方向に沿って延びてハウジング11の幅方向X3に突出する突出部33が設けられる。突出部33は、突出する先端側の部分が厚み方向X2においてハウジング11と重なるように配置される。
【選択図】 図14
特許請求の範囲
【請求項1】
基板に接続される電気コネクタであって、
前記基板に設けられた貫通孔を貫通した状態で前記基板に対して配置されるハウジングと、前記ハウジングに対して所定の挿入方向に沿って挿入されて当該ハウジングに保持されるコンタクトと、を備え、
前記挿入方向は、前記ハウジングの厚み方向と垂直な方向であるとともに、前記貫通孔を前記ハウジングが貫通した状態で前記基板の表面と平行な方向に設定され、
前記コンタクトは、前記基板に対して接続される基板接続部と、前記ハウジングに挿入されるハウジング挿入部と、前記基板接続部と前記ハウジング挿入部とを連結する連結部と、を有し、
前記コンタクトには、前記連結部における前記基板接続部に連続する部分である基板側連結部から、前記ハウジングの厚み方向と垂直な方向に沿って延びるとともに、前記ハウジングの厚み方向と前記挿入方向とに垂直な方向である前記ハウジングの幅方向に突出する突出部が設けられ、
前記突出部は、前記ハウジングの幅方向に突出する先端側の部分が、前記ハウジングの厚み方向において、前記ハウジングと重なるように配置されていることを特徴とする、電気コネクタ。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電気コネクタであって、
前記突出部は、前記基板側連結部から前記ハウジングの厚み方向と垂直な方向に沿って板状に延びるように設けられていることを特徴とする、電気コネクタ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の電気コネクタであって、
前記ハウジングには、前記突出部における前記ハウジングの幅方向に突出する先端側の部分が嵌まるように配置される凹状部が設けられていることを特徴とする、電気コネクタ。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の電気コネクタであって、
前記ハウジングに圧入されるとともに前記基板に対して固定されることで、前記ハウジングを前記基板に固定する補強タブをさらに備え、
前記補強タブは、前記基板に固定される基板固定部と、前記ハウジングに対して圧入されるハウジング圧入部と、前記基板固定部と前記ハウジング圧入部とを連結するタブ連結部と、を有し、
前記補強タブには、前記タブ連結部における前記基板固定部に連続する部分である基板側タブ連結部から前記ハウジングの厚み方向と垂直な方向に沿って突出して延びるタブ突出部が設けられ、
前記タブ突出部は、前記基板側タブ連結部から突出する先端側の部分が、前記ハウジングの厚み方向において、前記ハウジングと重なるように配置されていることを特徴とする、電気コネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板に接続される電気コネクタに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、基板に接続される電気コネクタとして、基板に設けられた貫通孔を貫通した状態で基板に対して配置されるハウジングと、ハウジングに対して挿入されて保持されるコンタクトと、を備えた電気コネクタが知られている(例えば、特許文献1を参照)。この電気コネクタにおいては、ハウジングが、基板の貫通孔を貫通した状態で基板に配置されるため、基板と基板に取り付けられる電気コネクタの全体の厚みを薄くすることができ、基板及び電気コネクタの全体構造を低背化することができる。
【0003】
特許文献1に開示された電気コネクタでは、コンタクトがハウジングに挿入されるコンタクトの挿入方向は、ハウジングの厚み方向と垂直な方向であるとともに、基板の貫通孔をハウジングが貫通した状態で基板の表面と平行な方向に設定されている。コンタクトの挿入方向が、ハウジングの厚み方向と平行な方向に設定される場合、ハウジングの厚み方向に対して、ハウジングに保持された各コンタクトの位置のばらつきが生じ易い。ハウジングの厚み方向における各コンタクトの位置のばらつきが生じると、ハウジングの厚み方向における各コンタクトと基板の表面との接触位置にばらつきが生じてしまう。しかし、コンタクトの挿入方向が、ハウジングの厚み方向と垂直な方向であるとともに、基板の貫通孔をハウジングが貫通した状態で基板の表面と平行な方向に設定されることで、ハウジングの厚み方向における各コンタクトと基板の表面との接触位置にばらつきが生じてしまうことを防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6467224号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
コンタクトの挿入方向が、ハウジングの厚み方向と垂直な方向であるとともに、基板の貫通孔をハウジングが貫通した状態で基板の表面と平行な方向に設定される場合、ハウジングにおけるハウジングの厚み方向と垂直な方向での縁部には、コンタクトが挿入される溝と連通する部分に切欠き部が設けられることになる。即ち、この場合、ハウジングの厚み方向と垂直な方向に沿ってハウジングに挿入されたコンタクトが基板と接続されるため、ハウジングの縁部には、コンタクトにおけるハウジングに挿入される部分と基板に接続される部分とを連結する部分をコンタクトのハウジングへの挿入の際に通過させるための領域が必要となり、ハウジングの縁部が切り欠かれるようにして形成される切欠き部がハウジングの縁部に設けられることになる。ハウジングの縁部に切欠き部が設けられることで、ハウジングの縁部には、ハウジングの厚み方向にハウジングを貫通する隙間が形成されることになる。ハウジングは、基板の貫通孔に配置されるため、ハウジングの縁部に隙間があると、光源が基板の近傍にある場合、基板の貫通孔を貫通するハウジングに形成された隙間から光がもれてしまうことになる。例えば、電気コネクタが取付けられた基板が、液晶表示装置などに備えられるバックライト装置において用いられる場合、LED等の光源からの光が、基板の貫通孔を貫通するハウジングの縁部の隙間を通じて外部に漏れてしまうことになる。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みることにより、基板の貫通孔を貫通する電気コネクタのハウジングの隙間を通じて光が漏れてしまうことを防止することができる、電気コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)上記課題を達成するための本発明のある局面に係る電気コネクタは、基板に接続される電気コネクタであって、前記基板に設けられた貫通孔を貫通した状態で前記基板に対して配置されるハウジングと、前記ハウジングに対して所定の挿入方向に沿って挿入されて当該ハウジングに保持されるコンタクトと、を備え、前記挿入方向は、前記ハウジングの厚み方向と垂直な方向であるとともに、前記貫通孔を前記ハウジングが貫通した状態で前記基板の表面と平行な方向に設定され、前記コンタクトは、前記基板に対して接続される基板接続部と、前記ハウジングに挿入されるハウジング挿入部と、前記基板接続部と前記ハウジング挿入部とを連結する連結部と、を有し、前記コンタクトには、前記連結部における前記基板接続部に連続する部分である基板側連結部から、前記ハウジングの厚み方向と垂直な方向に沿って延びるとともに、前記ハウジングの厚み方向と前記挿入方向とに垂直な方向である前記ハウジングの幅方向に突出する突出部が設けられ、前記突出部は、前記ハウジングの幅方向に突出する先端側の部分が、前記ハウジングの厚み方向において、前記ハウジングと重なるように配置されていることを特徴とする。
【0008】
この構成によると、電気コネクタのハウジングが、基板の貫通孔を貫通した状態で基板に配置されるため、基板と基板に取り付けられる電気コネクタの全体の厚みを薄くすることができ、基板及び電気コネクタの全体構造を低背化することができる。そして、この構成によると、コンタクトがハウジングに挿入されるコンタクトの挿入方向は、ハウジングの厚み方向と垂直な方向であるとともに、基板の貫通孔をハウジングが貫通した状態で基板の表面と平行な方向に設定されている。このため、ハウジングの厚み方向における各コンタクトと基板の表面との接触位置にばらつきが生じてしまうことを防止することができる。
【0009】
また、上記の構成によると、コンタクトには、ハウジング挿入部と基板接続部とを連結する連結部における基板接続部に連続する部分である基板側連結部から、ハウジングの厚み方向と垂直な方向に沿って延びるとともにハウジングの幅方向に突出する突出部が設けられている。そして、突出部は、ハウジングの幅方向に突出する先端側の部分が、ハウジングの厚み方向において、ハウジングと重なるように配置される。このため、ハウジングの縁部が切り欠かれるようにして形成される切欠き部がハウジングの縁部に設けられ、ハウジングの縁部に、ハウジングの厚み方向にハウジングを貫通する隙間が形成されても、突出部によってこの隙間をハウジングの厚み方向において覆うようにして塞ぐことができる。これにより、光源が基板の近傍にある場合であっても、基板の貫通孔を貫通するハウジングの縁部の隙間を通じて光が外部に漏れてしまうことを防止することができる。
【0010】
以上の通り、上記の構成によると、基板の貫通孔を貫通する電気コネクタのハウジングの隙間を通じて光が漏れてしまうことを防止することができる、電気コネクタを提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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